1,800円以上の注文で送料無料

コメンテーター の商品レビュー

4.1

262件のお客様レビュー

  1. 5つ

    81

  2. 4つ

    118

  3. 3つ

    49

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2025/02/12

(コメンテーター) テレビに出ることになった2人。マユミの毒舌と、伊良部の憎めないキャラで、出演者を圧倒する。コロナで人々や街が塞ぎ込み、おかしくなっていた時、伊良部のようにぶっ飛んだキャラは必要だったのではないかと思う。 (ラジオ体操第2) 真面目に生きてきて、感情を押し殺して...

(コメンテーター) テレビに出ることになった2人。マユミの毒舌と、伊良部の憎めないキャラで、出演者を圧倒する。コロナで人々や街が塞ぎ込み、おかしくなっていた時、伊良部のようにぶっ飛んだキャラは必要だったのではないかと思う。 (ラジオ体操第2) 真面目に生きてきて、感情を押し殺してきた人ほど、ストレスは大きい。頭の中に怒るシナリオがあるにも関わらず、それを押し殺して生きている人は大勢いると思う。怒るだけ無駄、面倒くさいことになると怒ること自体、諦めてしまっているのだ。そんな人が感情を露わにし、自分に合った方法で発散すること。ラジオ体操で健康になりながら、悪い奴らを退散させるなんて爆笑ꉂꉂ(ˊᗜˋ*)ʬ (うっかり億万長者) 株の取引でお金を儲けすぎて、困っている人なんて…と思ったが、お金を欲しいから私たちは仕事やバイトをするのであって、汗水垂らして稼いだお金だからこそ、何かを買ったり、少し高級なものを食べたりするのが幸せに感じるのだと思った。お金を使うエネルギーもないといけないなんて、一度は言ってみたい。伊良部の、車何買う?から始まり、高級車を食料品のように買うのが面白すぎて、、 数字に依存しているのなら、全て手に入れたものを無くしてしまえば良い。無謀とも心理ともとれる。 (ピアノ・レッスン) 真面目に、決められたことは守る、そんな主人公だからこそ、完璧でいなければいけないという重圧が大きいのだろう。大丈夫だよ、10分くらい遅れたって〜と伊良部のように適当に生きられたら… マユミちゃんのバンドメンバーと、ライブのカオスな空間が面白すぎる。ドッグフードが飛んで来たところはもう大爆笑。よくもこんな適当に生きられるなと思う人ほど、幸せを手にしているのは事実なのだろう。 島の時間と東京の時間に時差があり、自分が遅れたのは時差のせいと、初めて他のことに責任転嫁できた主人公の成長は大きいと思った。 (パレード) w大学ってꉂꉂ(ˊᗜˋ*)ʬ私も、大学1年生がコロナ明け?の時期と重なり、徐々に対面授業も増え始めた。しかし、初めての一人暮らし、田舎から憧れで東京に出たものの、1人の寂しさや、だとも口を聞いていないことへの焦燥感から精神的におかしくなってしまった。地元では人気者だったのに、東京では輪に入れない存在…自分は本来、こんな性格なんだと思い知った時が1番ショックが大きい。伊良部の精神年齢の低さは子どもと仲良くなるには最大の武器であり、マサルと2人でゲームをしている所が可愛かった。どうでも良い人ほど本音で話せるのは事実。自分の殻を破った時、裕也のように心の叫びが出る。 めちゃくちゃな治療だが、心理をついていて、どこか憎めない伊良部。マユミちゃんはツンデレで可愛い。アニメ化してくれないかな〜なんて。 全体的にエンタメ作品だが、伊良部が心に刺さる言葉を言うのも愛される秘密なのだろう。なんか、頑張ってみよう、まだ、いける。そんな風に思わせてくれる素敵な作品。まだまだ、シリーズ読みたいな。

Posted byブクログ

2025/01/30

やはりこのシリーズはとてもおもしろい! 精神科医、伊良部一郎は天才か単なるヤブ医者か?患者として登場する人物も、皆個性的であり、身近な感じもする。読んでいて爽快になる。 今回は、以前に登場した人物(患者)も出てきており驚いた。ドラマ化するとしたらキャスティングは誰にしようかと考え...

やはりこのシリーズはとてもおもしろい! 精神科医、伊良部一郎は天才か単なるヤブ医者か?患者として登場する人物も、皆個性的であり、身近な感じもする。読んでいて爽快になる。 今回は、以前に登場した人物(患者)も出てきており驚いた。ドラマ化するとしたらキャスティングは誰にしようかと考えるとまたおもしろかった。

Posted byブクログ

2025/01/28

伊良部シリーズの「空中ブランコ」で直木賞を受賞したのが、もう20年前なんだって。2004年らしいので、厳密には21年。 ついこの間、友達と「最近のことだとは思わないけれども、そんなに昔じゃないはず」と思っていた出来事が、実は20年近く前のことだと分かり、愕然としたのに比べれば、前...

伊良部シリーズの「空中ブランコ」で直木賞を受賞したのが、もう20年前なんだって。2004年らしいので、厳密には21年。 ついこの間、友達と「最近のことだとは思わないけれども、そんなに昔じゃないはず」と思っていた出来事が、実は20年近く前のことだと分かり、愕然としたのに比べれば、前々驚きは少ない。 20年。生まれた子どもが成人してしまう。 私たちそんなに変わらないじゃん、と決まり文句のように言ってても、実は結構変わってきたのを知っている。 あの頃、「こんなこと言って、アリなんだ」と笑いとともに衝撃を受けた伊良部に対して、「あー、また言ってるし、そんなに変わった意見でもないよね?」と思うようになるくらいには、私自身、歳を重ねてきたんだろう。 久しぶりに出会った伊良部は、あの頃と変わらず、ふらふらと好き放題に見える感じに振る舞いながら、やってきた患者たちに無茶を押し付けて、回復へと導いていた。 コロナという時事ネタをうまく取り込んでいるし、このシリーズに期待するのはコレ、というのを裏切らない。 でも、あの時感じた、あの面白さは、もうここからは得られないのかもなと寂しくもなる。

Posted byブクログ

2025/01/18

私は『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』以来なので、約20年ぶりの伊良部先生! 当時大好きで、数少ないリアル本棚にもこの2冊の単行本がある。あれから続編が2冊も出てたとは。 伊良部先生は全く変わらず、どんな人でも脱力させる天才だった。 面白かったけど、20年前はもっと心にグッ...

私は『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』以来なので、約20年ぶりの伊良部先生! 当時大好きで、数少ないリアル本棚にもこの2冊の単行本がある。あれから続編が2冊も出てたとは。 伊良部先生は全く変わらず、どんな人でも脱力させる天才だった。 面白かったけど、20年前はもっと心にグッときたような…。何でだろう…。 考えてみると20年前は今のような多様性の時代ではなくて、「〇〇じゃなきゃいけない」という画一性で堅苦しい時代だった。 私自身も当時はバカ真面目な考えしかできなくて苦しんでいた。 そんな時に『イン・ザ・プール』を読んで、伊良部先生のあまりの自由さに「こんなに楽に考えてもいいんだ!」と救われたことを思い出した。 時代も変わり、自分も歳を取って考え方も柔軟になったので、昔ほど伊良部先生がぶっ飛んでると思わなくなったのかもしれない。 時代がやっと伊良部先生に追いついたのかな。 それでもやっぱり伊良部先生を読むと気持ちがホッと楽になる。 伊良部先生は私にとっては読む薬かな^_^

Posted byブクログ

2025/01/04

\\\\ いらっしゃ〜い //// あはははっ!! 何度も肩を振るわせて笑った!! 今までのシリーズは 本当にこんな事で 患者さんを治せるの…?って 毎回突っ込んでいたけど…笑 今回は 視聴率に取り憑かれたプロデューサーや 広場恐怖症のピアニスト 怒りをうまく表現できず...

\\\\ いらっしゃ〜い //// あはははっ!! 何度も肩を振るわせて笑った!! 今までのシリーズは 本当にこんな事で 患者さんを治せるの…?って 毎回突っ込んでいたけど…笑 今回は 視聴率に取り憑かれたプロデューサーや 広場恐怖症のピアニスト 怒りをうまく表現できず過呼吸になる会社員など 伊良部先生のとんでもない行動療法と マユミちゃんのビタミン剤注射のおかげで 良い方向に導かれていく! 伊良部先生の脱力したセリフが たまに心にグッときて… こちらまで脱力させてくれるんですよね!笑 私のお気に入りの 看護師のマユミちゃんが どんどん魅力的なキャラに♡♡ やっぱり伊良部先生は 名医なのかもしれない ストレスフリーでさくさく読めるので とってもお気に入りなシリーズです♡

Posted byブクログ

2024/12/27

このシリーズは大好き。 伊良部先生が本当に個性的。でも、なんかこれは先生が背景みたいになっちゃった気がする。闇金ウシジマくんもそうだけど、長いシリーズになると 主人公はそれぞれのエピソードの人になってしまうんだよね…とは言え、ラジオ体操なんて凄い!

Posted byブクログ

2024/12/11

久しぶりの伊良部シリーズ。 他人の目なんて気にせずに好き勝手に生きちゃいな! と背中を押してもらえるような感じ。 ここまで極端には生きられないけれど肩の荷は降りていく。

Posted byブクログ

2024/11/20

久しぶりの伊良部一郎復活シリーズらしいです。これまでのシリーズも読んでまして記憶・印象残ってます。 これもテレビドラマ見てるようににキャラが頭の中を動きます。 コロナ時代下が背景になってましてそれをスパイスにヒトとの関わりが苦手な人たちをコミカルに治癒しちゃいます。ユーモアに被せ...

久しぶりの伊良部一郎復活シリーズらしいです。これまでのシリーズも読んでまして記憶・印象残ってます。 これもテレビドラマ見てるようににキャラが頭の中を動きます。 コロナ時代下が背景になってましてそれをスパイスにヒトとの関わりが苦手な人たちをコミカルに治癒しちゃいます。ユーモアに被せてますが、誰しもある対人関係の悩みを描いているので共感しちゃいます。

Posted byブクログ

2024/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

伊良部シリーズ第4弾。 「コメンテーター」 「ラジオ体操第2」 「うっかり億万長者」 「ピアノ・レッスン」 「パレード」 の5編収録。 17年ぶりとのことだが、もうそんなに経つのかと思えないくらいに伊良部とアユミのコンビ芸が錆びついていない。 コロナの影響なども取り入れているが、病気に対する適切な判定と行動療法(ある意味ショック療法)は的を得ている感じです。 また、時代を反映するような爆笑ネタをお願いしたいです。

Posted byブクログ

2024/11/15

相変わらずのハチャメチャぶりながら、どんな患者も回復させてしまう、恐るべし伊良部。 読み終わって感じる爽快感。 明日も頑張ろう、と思わせてくれます。

Posted byブクログ