ローズマリーのあまき香り の商品レビュー
すごいわ、島田荘司。 それがこの仕掛けを含めたこの作品の評価です。 ミステリとしてみたら密室といつも通りの幻想。 そしてその挿し話で語られるあるモチーフ。 全て伏線で、なるほどって感心したし、密室トリックというか仕掛けは島田荘司さんらしいデカいものだし、驚き。 70代でこれを思い...
すごいわ、島田荘司。 それがこの仕掛けを含めたこの作品の評価です。 ミステリとしてみたら密室といつも通りの幻想。 そしてその挿し話で語られるあるモチーフ。 全て伏線で、なるほどって感心したし、密室トリックというか仕掛けは島田荘司さんらしいデカいものだし、驚き。 70代でこれを思い浮かべるのは。 2815冊 今年43冊目
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御手洗シリーズとして、私は納得・満足できなかった。 まず、無駄に長く、文章を推敲したあとが見られないこと。 勢いで書きなぐった状態からブラッシュアップされていない。 だから、会話がダラダラ続くし、同じようなことを手を変え、品を変えて繰り返される。 最近はこの傾向が強く、とても悲しい。 文中出てくるユダヤ人論、宗教論も 思い込みを振りかざす御大の悪い癖が出ている。 陰謀論めいた話は不要と思う。 また、トリックについて。 ネタバレになるが、ノックスの十戒で言及されているミステリーの初歩的な禁じ手が根幹。 これでいいの?と思わざるを得なかった。
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御手洗さん最新刊、期待度MAX・・・ ??? んー、長い・・・くどい・・・。 文章の切れはさすが島田荘司なれど・・・。 面白いX4の表現をした方もいたようですが、正直おもしろいかなぁ。 島田荘司と御手洗潔のネームバリューがなきゃ、成り立たない小説だと思う。
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御手洗清シリーズ。本筋のミステリーも面白かったけど、途中に添えられている旧約聖書の話や、第三次世界大戦への言及も、目が離せなかったです。
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御手洗シリーズの最新刊。 1977年、世界的バレリーナ、フランチェスカ・クレスパンが密室で撲殺される。死亡推定時刻は公演の幕間を示しているが、彼女はその後の3幕、4幕も舞台に立ち最後まで踊り続けていたという。20年後、その謎を御手洗潔が解き明かす。 久々の御手洗シリーズ!202...
御手洗シリーズの最新刊。 1977年、世界的バレリーナ、フランチェスカ・クレスパンが密室で撲殺される。死亡推定時刻は公演の幕間を示しているが、彼女はその後の3幕、4幕も舞台に立ち最後まで踊り続けていたという。20年後、その謎を御手洗潔が解き明かす。 久々の御手洗シリーズ!2023年に新刊が出てたとは知らなかった。 舞台はストックホルムなので相棒は石岡君ではなくハインリッヒです。 600ページ超えの大ボリュームなんですが、本筋の謎から話がどんどん脱線していったり陰謀論展開したり突然寓話が始まったりして、その一見何の関係もない出来事が最後に1つにまとまるところが、ああ島田荘司だなぁとなんだか懐かしく、嬉しかった。 しかし、解決は到底納得できるものではなく…さすがにないわ~~~と言わずにはいられなかった。御手洗もなんだか面白みのない人物になってしまったなぁ。愛すべき変人だった御手洗が好きだったんだけどな。期待が高かった分ちょっとがっかりしました。でも新作読めて嬉しかった。なんだかんだでやっぱり島田荘司が好きです。
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安定のおもしろさ!導入部分からどうなってるの?これ、御手洗清がどう解決するんだろう。でも、70年代だし〜とか思いながら読み進んだ。子どもの頃、ニューヨークに住んでたことがあるので、何となく懐かしく、当時の風景を思い浮かべながら読んだ。ちょっと無理な展開もあるが、それも含めて島田荘...
安定のおもしろさ!導入部分からどうなってるの?これ、御手洗清がどう解決するんだろう。でも、70年代だし〜とか思いながら読み進んだ。子どもの頃、ニューヨークに住んでたことがあるので、何となく懐かしく、当時の風景を思い浮かべながら読んだ。ちょっと無理な展開もあるが、それも含めて島田荘司という感じ。劇中話があったりね。長い分厚い本だったが、一気に読んだ。
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サイン本まで買った本書だが... 歴史小説としての側面もあり、トリック解明までは面白かった。 ただ、その問題のトリックは... 正直どこかで見たようなものだな...と言わざるを得ない。 「読者を引き込み、読ませる」能力は流石の島田御大だが、トリック解明に至るヒントを最後まで伏せているのも少々アンフェアなのでは?とも。 (そもそも読者に挑戦してないから。と言われたらその通りなんだけど...)
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舞台は1977年のニューヨーク。世界的有名なバレリーナが公演の前半終了後に撲殺される。密室で。しかし後半の舞台に被害者が現れ、観衆は目撃している。占星術殺人事件でも出てきた御手洗潔が20年後に解決へと動く小説。 600ページ越えの長編で途中挫折しそうになるが終盤で一気に加速で読め...
舞台は1977年のニューヨーク。世界的有名なバレリーナが公演の前半終了後に撲殺される。密室で。しかし後半の舞台に被害者が現れ、観衆は目撃している。占星術殺人事件でも出てきた御手洗潔が20年後に解決へと動く小説。 600ページ越えの長編で途中挫折しそうになるが終盤で一気に加速で読めた。伏線回収のための話が多い。トリックは後付けのため全くわからない。同じような表現が多い。
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相変わらずの蘊蓄盛りだくさんは 面白く読めたのだけれど 肝心のトリックは残念な感じ…。 期待してたんだけどなぁ。
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初島田、初御手洗でした。600ページ超の大部にしては読みやすかったが、ものすごく満足したかと言われるとそうでもなかった。作風やキャラクターに不慣れなせいかも。
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