紛争地で「働く」私の生き方 の商品レビュー
著者とアクセプトインターナショナルの活動については大まかに知ってはいたが具体的な活動は把握をしていなく、ここまで過酷、また紛争のど真ん中にいるのか、と、ただただその姿勢に尊敬を抱く。応援していきたい。
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国同士の争いだけではなく、 とても海がきれいな国の中で、 自爆テロがあり、内戦がある。 比類なき悲劇と言われるソマリア。 帯にある、 「武装解除プログラムが通用しない、 現代的なテロ組織に真正面から挑む。」 という言葉が残ります。 私自身は内向的で、犬を飼っていることもあ...
国同士の争いだけではなく、 とても海がきれいな国の中で、 自爆テロがあり、内戦がある。 比類なき悲劇と言われるソマリア。 帯にある、 「武装解除プログラムが通用しない、 現代的なテロ組織に真正面から挑む。」 という言葉が残ります。 私自身は内向的で、犬を飼っていることもあり、 世界を飛び回っている人が見たもの感じたことを教えてくれる旅行記や本が大好きです。 そんななか、戦争のことを考えたり、 他国のことを知りたいと思ったときに 著者を知りました。 大学生時代に団体を設立、 現在はテロ組織戦闘員の投稿兵の受け入れと、 脱過激化と社会復帰を目指すリハビリテーション施設を開設、支援を行っています。 2023年第一刷りなので、本当に最近刊行されている一冊。 インターネット、テクノロジーが進化しても、 矛盾と理不尽があふれ、暴力がある。 どんな場所でも時代でも、悲しみや痛みがなくならない。 貧困や悲しみ、怒りは暴力や過激な思考に取り込まれやすい。 とくに最前線の人たち。 たまたま生まれた場所が支配地だったからと、子どもを戦闘員として連れ去られてしまったり。 ニュースにならない国でも、紛争や内戦がおこってるんですよね。 人間は自然を壊して加工して生きているのに、 なんか無茶苦茶だよな、と思いました。 本書で印象的だったのは、軍事力(力)で弱らせることはできても、なくなることはない、ということ。 戦争や紛争は力で相手を制圧したとしても、それだけでは根絶はできないからこそ、受け入れて話し合って考えることが必要だと。 当たり前のことだけど、難しいこと。 本書を読み始めて、 永井さんのことが知りたくなり、 YouTubeを見ていたら、 なんとかゴンザレスさん(記憶あいまい、名前覚えるの苦手。苦笑)の動画に永井さんが出演しており。 そこでそのゴンザレスさんが、 共感できなくても応援できないと思う人がいても良いけど、彼らの活動の邪魔だけはしないでほしい、というようなことをコメントしてました。 妨害はせず、放っておいてあげて、と。 本書に戻って読み進めるうちに、 言いたいことがわかるような気がしてきました。 沢山の人の目に触れる、発信することはリスクにもなりうるんだな、と。 だからこそ妨害や邪魔はしないでほしい、 それなら近づかず遠くから見ていてほしい、と。 全然知らない、行ったこともない場所で、 日本人が奮闘していると思うと、 世界の悲しみや痛み、矛盾が少しでもほどけてほしいと思います。 昔の私だったら、 痛いことや辛いことはなるべく見ないように、 (同調や影響を受けて落ちることがあるので。苦笑) と思うこともありましたが、 今はできる限り、知ること考えることだけは辞めちゃいけない、と思うようになりました。 永井さんのように世界で奮闘している人、 そして世界で起こっていることを発信してくれていること、改めて知ることが大切と思いました。 読書というツールは本当にすごい。
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平和を追い求める。 自分より若い人が世界で活躍してることを初めて知った。 1番最初はYouTubeを見ていて、こんな活動している人がいるのだと興味本位で本を購入したけど 本当に何にも援助もない0から今の今、ずっと活動していることに頭が上がらないし 世界情勢のことも知ってる様で実は...
平和を追い求める。 自分より若い人が世界で活躍してることを初めて知った。 1番最初はYouTubeを見ていて、こんな活動している人がいるのだと興味本位で本を購入したけど 本当に何にも援助もない0から今の今、ずっと活動していることに頭が上がらないし 世界情勢のことも知ってる様で実は全く見えていないな、と思った。 微力ながら応援し続けていきたいと思うし、著書にも書かれている 「断片的で不正確な情報が蔓延するSNSを眺めているのではなくて、専門書などの本を読み、他者と議論し、何よりも自分を通して考え、行動することだ」 出来ることは限りなく少ないけど、その中でも やるべきことをひたすらやる。 あぁ、そうだよなと心から納得した 今の自分に喝を入れてくれた本。
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紛争地帯の最前線での投降兵の救助、刑務所での再教育、社会復帰、それら活動のための各国政府や軍との交渉・調整など、想像もできないほど大変な業務の数々を知ることができた。自分がいつ死ぬかも分からない中、ときにはPTSDに陥りながらもテロ組織やギャングに入らざるを得なかった若者を助ける...
紛争地帯の最前線での投降兵の救助、刑務所での再教育、社会復帰、それら活動のための各国政府や軍との交渉・調整など、想像もできないほど大変な業務の数々を知ることができた。自分がいつ死ぬかも分からない中、ときにはPTSDに陥りながらもテロ組織やギャングに入らざるを得なかった若者を助けるために奮闘されている方々には頭が下がる思いである。安全圏にいる人が「好きなことで生きていく」だけでは、救われず死んでしまう人々が確かに存在しているという、残酷な現実を改めて知った。困難な問題を解決するためには、自分に「できること」ではなく「やるべきこと」を見据え続ける信念が必要だと思い知らされた。
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アクセプト・インターナショナル代表 投降兵の社会復帰プログラム カウンセリング 基礎教育 職業訓練 施設運営 解決への対話できない現代テロ組織 解決方法がない 紛争の最前線に出向く 若者を生まれ変わらせ、社会の主体者へ導く 読み書きからの基礎とイスラム再教育 中央政府と政府軍とも連携 アル・シャバーブ ソマリアを拠点とするアルカイダ系列テロ組織 2011年9月 大学一年で日本ソマリア青年機構 立上げ ソマリアを知る、戦争孤児受入れ、サッカー用品送付 同年代のソマリアギャングとの交流 ギャング組織を解散に 2015年 イギリスの大学院へ 紛争解決や和平構築 干ばつからの負の連鎖 脆弱な国家基盤 2017年 NPO法人アクセプト・インターナショナルに変更 同じ人間であると存在を認める 基本的にわかり合えないと想定する 何かわかりあえることがないか掘り下げていく 分かり合えないことを共有する 若者の権利のよりどころとなる国際規範を
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