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「これから何が起こるのか」を知るための教養SF超入門 の商品レビュー

4.3

20件のお客様レビュー

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2023/06/24

SF知識を深めたい方にオススメの本で楽しめました。 作者の冬木糸一さん(「終末」をバラバラにしたペンネーム)は2000冊SF小説をご覧になったそうで、それだけ読めば知識も深まりますし書籍化までして驚きました。 私は映画鑑賞が趣味なのですが元ネタ及び影響受けた作品は、これか〜と新...

SF知識を深めたい方にオススメの本で楽しめました。 作者の冬木糸一さん(「終末」をバラバラにしたペンネーム)は2000冊SF小説をご覧になったそうで、それだけ読めば知識も深まりますし書籍化までして驚きました。 私は映画鑑賞が趣味なのですが元ネタ及び影響受けた作品は、これか〜と新しい発見がありました。 SFだけでも17分野に細かく分けているので、SF知識を深めたい方必見の一冊です!

Posted byブクログ

2023/07/01

著者はSFを2,000冊!読んだ強者。その方がのめり込んだという56作が紹介されているのだから、どれも絶対面白いはず。既読本も多く紹介されており、私が珍しく他人に勧めまくった「地球移動作戦」と「プロジェクトぴあの」(作者山本弘はフィクションは現実より正しいと言い放った)は傑作とさ...

著者はSFを2,000冊!読んだ強者。その方がのめり込んだという56作が紹介されているのだから、どれも絶対面白いはず。既読本も多く紹介されており、私が珍しく他人に勧めまくった「地球移動作戦」と「プロジェクトぴあの」(作者山本弘はフィクションは現実より正しいと言い放った)は傑作とされており嬉しかった。30年以上前に読んだと思う「 銀河ヒッチハイク・ガイド 」はイーロン・マスク(最も嫌いなビジネス人の一人だが)が14歳で人生の意味や目的を完全に見失ったときに読んだ本でとりわけ影響を受けた本がこれだという。 しかし「ユートピア」が書かれた1516年には未来に関心を持つ人などおらず、未来の世界が現在と大きく違うものになるという発想自体が無かったという。なぜならそれまでの人間の生活は一生涯、世の中的に殆ど変化が無かったかららしい。従ってタイムトラベル物のSFは無かった。確かに物心ついてから死ぬまで世界が変わらないなら未来に関心は生まれないだろう。 現人類は何万年も前から脳など肉体的には変わっていないのに、科学文明はたかだかこの数百年で飛躍的に進歩した。私にはとても不思議だったのだが、この未来は変わるかもと思うようになったから、突然進歩発展できたのではないだろうか? で、読まねばならない本はこの二冊。 ・7人のイブ:人類生存のビジョンが異常な細かさで描かれる ・高い城の男:有り得たかもしれない歴史を体験する

Posted byブクログ

2023/05/29

書評家、「HONZ]レピュアーの冬木糸一が選んだSF選。 見開きに「SF沼の地図」というのが折り込みであり、これがおもしろい。横軸に右がScience(Scientific)、左が(Speculative:思弁的)、縦軸が上にFiction(Light)、下に(Heavy)。 ...

書評家、「HONZ]レピュアーの冬木糸一が選んだSF選。 見開きに「SF沼の地図」というのが折り込みであり、これがおもしろい。横軸に右がScience(Scientific)、左が(Speculative:思弁的)、縦軸が上にFiction(Light)、下に(Heavy)。 ScientificでHeavyなのが、「日本沈没」「楽園の泉」「われはロボット」など。ScientificでLightなのが「ジュラシックパーク」「神の鉄槌」「プロジェクト・ヘイル・メアリー」「三体」など。 SpeculativeでHeavyなのが「闇の左手」「高い城の男」「1984年」「わたしを離さないで」「侍女の物語」など。「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」はこの区域に入っているがやや中央のクロス線に近い。SpeculativeでLightなのが「銀河ヒッチハイクガイド」「新しい時代への歌」など。 副題が「これから何が起こるのか」を知るための教養、とあるように、目次では最新のテクノロジー、災害、人間社会の末路、に分けて56の作品をおおむね6ページで紹介。 最もSpeculativeでHeavyな場所にあるのが「闇の左手」(アーシュラ・K・グイン)。そのやや軽めなのが「高い城の男」(フィリップ・K・ディック」 まだ読んでいないのでぜひ読んでみたい。 著者は1989年生まれ。若い世代の感覚。 2023.2.28第1刷 図書館

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2023/05/04

出版社や帯コメントの顔ぶれから何となく世間ではビジネス書として受容されている気がしているのだが、タイトル通り面白いSF作品を紹介してくれている一冊。そのラインナップを眺めて解説を読むだけでニヤニヤしてしまう。もちろん(?)本書のベースには「現実世界の近い未来を予測するために」とい...

出版社や帯コメントの顔ぶれから何となく世間ではビジネス書として受容されている気がしているのだが、タイトル通り面白いSF作品を紹介してくれている一冊。そのラインナップを眺めて解説を読むだけでニヤニヤしてしまう。もちろん(?)本書のベースには「現実世界の近い未来を予測するために」という前提があるので単に「暇つぶしに面白いよ!」と紹介しているわけではないのだけど。往々にして世間を騒がすテクノロジーはSF作品の中で描かれており「現実があの作品に追い付いた」という感覚になった経験を持つSF好きは多いはず。ただ純粋に良質なSF作品を楽しみたい方も、そこから仕事やキャリアへのヒントを得たい方も、どちらにもオススメ。

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2023/05/01

【妄想はどこまでも】 ガイドブックです。 これをたよりに本を選びます。 SFだけでなくアニメ、ゲーム、メタバースには無限の夢があります。 想像を超えた世界観!

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2023/04/23

<目次> 第1部  最新の「テクノロジー」を知る  第1章  仮想世界・メタバース  第2章  人工知能・ロボット  第3章  不死・医療  第4章  生命工学  第5章  宇宙開発    第6章  軌道エレベーター 第2部  必ず起こる「災害」を知る  第7章  地震・火山噴火...

<目次> 第1部  最新の「テクノロジー」を知る  第1章  仮想世界・メタバース  第2章  人工知能・ロボット  第3章  不死・医療  第4章  生命工学  第5章  宇宙開発    第6章  軌道エレベーター 第2部  必ず起こる「災害」を知る  第7章  地震・火山噴火  第8章  感染症  第9章  気候変動  第10章  戦争  第11章  宇宙災害(隕石の衝突・太陽フレア) 第3部  「人間社会の末路」を知る  第12章  管理社会・未来の政治  第13章  ジェンダー  第14章  マインド・アップロード  第15章  時間  第16章  ファーストコンタクト  第17章  地球外生命体・宇宙生物学 <内容> 単純に面白いSFを紹介する本ではなく、今起こっている様々な課題や科学の進歩を踏まえて、偉大なSF作家の思考の結果として、作品を読んでいこうというブックガイド。各章に3~5冊程度の作品が紹介される。どれも魅力的。また19世紀の終わりからこうした本があることにすごさを感じる。我々人類の知能も捨てたものではないな。著者は、ITエンジニアだが、本読みで有名。書評サイト「HONZ」にも顔を出している。

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2023/04/22

SF小説って今まであまり読んだことがなく、覚えてるのは劉慈欣の『三体』くらい。 東大VRセンター特任研究員である宮本道人先生からSF思考の大切さを教わり、とりあえず入門書ということでこの本を読みました。 著者である冬木糸一氏が読んで面白かったSF小説がジャンルごとに紹介されていて...

SF小説って今まであまり読んだことがなく、覚えてるのは劉慈欣の『三体』くらい。 東大VRセンター特任研究員である宮本道人先生からSF思考の大切さを教わり、とりあえず入門書ということでこの本を読みました。 著者である冬木糸一氏が読んで面白かったSF小説がジャンルごとに紹介されていて、SF読むとしたら何から読もうかなって考えてる人にはうってつけ。 私も読みたい本を何冊かピックアップしたのですが、宇宙好きの性格からか、宇宙ジャンルばかりでした笑 宮本道人先生からのおすすめでもあるグレッグ・イーガンの作品は真っ先に読みます。

Posted byブクログ

2023/04/16

SFのジャンルごとに有名作品をレビューする本。現代技術とSFが描く世界とを比較しており「教養」も提示しています。小説限定のため映画や漫画のレビューが無いのが惜しいところ。とはいえ読みたくなる表現はさすが。面白い本でした。

Posted byブクログ

2023/04/08

どんな本が紹介されているのかな、と。 初心者向け、というのならあの本も掲載してほしいなあ、とか、こんな本があるんだなあ、とか楽しい。

Posted byブクログ

2023/03/26

本を読む時の参考にしている『基本読書』を書く著者の初書籍だから、面白くないわけがない。「地震・火山噴火」のチャプターが一番興味を惹かれた。「つながるリスト」と「SF沼の地図」は楽しい試みだし、全体的に安定の面白さだった。

Posted byブクログ