ウォーレン・バフェット の商品レビュー

桑原晃弥(著者)

2024/05/04

　ウォーレン・バフェットの半生の名言が記されており、ウォーレン・バフェットの人柄に触れられる内容となっているが、特段心に響く言葉は見当たらなかったので、評価は⭐️２つとした。

2023/04/12

昨日、アメリカの著名な投資家ウォーレン・バフェットが来日して、日本の5大商社株の保有比率がそろって7.4%になったことなどが話題になった。

92歳になっても現役投資家として活動するバフェット。

気になり読んでみたのが今回の本だ。

「いつ起こるかではなく、何が起こるかに主眼を置くのです」と、バフェットはメディアが行うような予測はしない。

しかし、2007年にアメリカで起こったサブプライムローン危機に関して「大変動は突如起こる」と、警告を発していた。

バフェットにも失敗はある。

「願えば夢がかなうのはディズニー映画の中だけで、ビジネスにおいては毒になります」と、バークシャー・ハサウェイの繊維部門の経営立て直しできず、売却した結果を踏まえて振り返った本人の感想。

バフェットが得意なのは資本の配分であって、倒産寸前の企業を再生させるという夢はかなわなかったと著者は評している。

誰にでも得意不得意はあるものだ。

失敗しても、どうしてそうなったのか説明できるようにしておきたいと述べている。

失敗のままだと、取り戻すチャンスすらないからなあ。

山あり谷ありの株式市場を生き抜いてきた強者だけに参考になる言葉が多い。