保健室から見える本音が言えない子どもたち の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
2023年56冊目『保健室から見える本音が言えない子どもたち』桑原朱美 読了。 タイトルに惹かれて手にとってみたけれど、ものすごく参考になるし、興味深い内容ばかり。 「和」の意味は、「一人一人の違いの尊重」。そこから新しいものを生み出すことです。 しかし、「同調」は「判断、態度、行動について、同一のあるいは似たような行動をとること。その場の空気が作り出す独特の考え方や価値観に合わせようとすること」です。 和と同調を混同していると、それは人間関係の苦しさを生み出してしまいます。そして、意見の違うとき、どのようにして話し合いをするのか、意見のすり合わせの方 法も、家庭や学校で教えていただきたいと思います。 その具体的な考え方も、のちほどお伝えいたします。 何かを選択するということは、何かを手放すこと。 決断とは「決めて断つ」と書き ます。決めることはできても、それによって何かを断つ(失う、手放す)のだと考えるとどうしても躊躇してしまうのです。 ①自分で決めるという経験の不足 ②大人妖怪「ツクシてあげ騎士(ナイト)」と「障害物スイーパー」の存在 ③決めるときの基準や迷ったときの思考の方法を知らない ④決めた自分自身を信頼できない ⑤決めた後で起きる結果を引き受ける覚悟がない ①脳にはカーナビがあり、カーナビを動かすには決めることが必要 ②脳のカーナビを上手に使うには、言葉の使い方を変える ③脳のカーナビを上手に使うと、現実や能力や行動に違いが起きる 「どうせ私なんか、バカよ。何やってもダメなの」と言っている生徒がいました。 この生徒は、自分がうまくできないことに意識を向けています。何をやってもダメな んてことは、冷静に考えれば絶対にあり得ません。しかし、この口癖によって、脳に「バカな自分」「何やってもダメな自分」を目的地としてインプットしています。 この結果、たった一つの大切な焦点を、できないことやうまくできなかったことだ けに使ってしまっているのです。この言葉を続ければ続けるほど、脳は「自分のダメ な部分を見たいんだ!」と理解して、そこばかりを、まるで拡大レンズで見るように、 大きく大きく見せてしまいます。 自分のことだけではありません。言葉は、他人に対する見方にも影響します。 「あの子は意地悪な子だ!」「うちの子はだらしない子だ」と思っていると、それが脳に入力されるので、その部分だけが拡大して見えてきます。そもそも、100%意 地悪な人も100%ダメな人もいません。そういう一面もあるということなのですが、言葉にすること(=脳への入力)によって、その人のいいところも、優しいところも 見えなくなってしまいます。 このように、脳は、自分が決めたとおりに自分自身や周りの人や状況を見せてしま うのです。 自分のちょっとしたログセが、なんでも脳に入力されて、その通りの現実しか見え なくなるとしたら、ちょっと怖くなりませんか? 前述のパターンを持った大人の方も、結構いらっしゃるのではないでしょうか? 自分の口癖や言葉の使い方が、自分の毎日の現実の見え方や感じ方を決めてしまっ ているとしたら、いったいどんな風に言葉を使ったらよいのでしょうか? 答えはシンプルです。 「どんな現実を作りたいのかを決めて言葉にする」 これだけです。ぜひ、子どもたちに伝えてほしいと思います。 #読書記録2023
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2024.12.19 今回もとても為になった。 ・自分がどうしたいのかもわからない、本音がわからないという子が多い。 原因は、成長していく中で「思考する」「チャレンジする」「自分で決める」という体験が極端に少ないから。本年を言っても大人に否定された経験が、本音を言うことの恐怖に...
2024.12.19 今回もとても為になった。 ・自分がどうしたいのかもわからない、本音がわからないという子が多い。 原因は、成長していく中で「思考する」「チャレンジする」「自分で決める」という体験が極端に少ないから。本年を言っても大人に否定された経験が、本音を言うことの恐怖に繋がってしまう。 ・「決める力」が育つことで、同時に思考力、判断力、責任感、チャレンジ力もつく。 ・1対1で話すよりも、間に共有物を挟むことでコミュニケーションがスムーズになる。
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https://www.seishun.co.jp/book/23676/ , https://heart-muscle.com/
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養護教諭を目指すわたしと 高校生小学生を育てるわたしと どちらにも参考になる本でした。 いまどんなに大変な状況にあっても どんな感情にとらわれていても この子は自分でそれを乗り越える力のある存在 この気持ちを大切に 子どもたちと関わること。 子どもから出てくる答えを 純粋に...
養護教諭を目指すわたしと 高校生小学生を育てるわたしと どちらにも参考になる本でした。 いまどんなに大変な状況にあっても どんな感情にとらわれていても この子は自分でそれを乗り越える力のある存在 この気持ちを大切に 子どもたちと関わること。 子どもから出てくる答えを 純粋に楽しむこと。 子育ては おもしろい。
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子どもに限らず、家族に限らず、どんな相手に対しても、その人がどのような思いを持っているのか、話し出すまでゆっくり待てるようにしたいと思っている。 でも、子どもが小さい時は、「この子を"ちゃんと"育てないと!」って必死だった。 結局、世間から認められる自分であ...
子どもに限らず、家族に限らず、どんな相手に対しても、その人がどのような思いを持っているのか、話し出すまでゆっくり待てるようにしたいと思っている。 でも、子どもが小さい時は、「この子を"ちゃんと"育てないと!」って必死だった。 結局、世間から認められる自分でありたかっただけなんだな、と今となってはわかるんだけど、当時はピリピリしてた。 この本の考え方や玩具(すごろくやふくわらい)を使用して、子どもの気持ちを引き出して、よいコミュニケーションを取れていたらなぁ…と思わずにいられない。
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長らく養護教諭のあと、脳科学を取り入れた教育事業に転身。保健室コーチングで活躍している著者です。 決めるハードルを低くする、自分の考えを表現する、感情を視覚化する。実際の子供たちの関わりを脳科学的な視点から、考えさせる、主体性を持たせるにはどうしたら良いのか。本音が言えない子供...
長らく養護教諭のあと、脳科学を取り入れた教育事業に転身。保健室コーチングで活躍している著者です。 決めるハードルを低くする、自分の考えを表現する、感情を視覚化する。実際の子供たちの関わりを脳科学的な視点から、考えさせる、主体性を持たせるにはどうしたら良いのか。本音が言えない子供の背景には、決められない、他人軸の大人がいる。 日々の暮らしに小さな「決める」習慣を持って不確実な未来を受け入れる、そんなアドバイスを伝えています。 子育てだけでなく全ての人に役立ちます。
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自分で決められない子が増えている。その通りだと思った。自分の体のことなのにどうしたいか言えない。先生はあなたの話を聞いてこうだと見立てたけれどもどうしたい?と聞くと、、、で無言。大人も自分はこうしたいと思う。なぜなら〜 がない人が多いのかも。きちんと自分の意見考えを持つこと大事。...
自分で決められない子が増えている。その通りだと思った。自分の体のことなのにどうしたいか言えない。先生はあなたの話を聞いてこうだと見立てたけれどもどうしたい?と聞くと、、、で無言。大人も自分はこうしたいと思う。なぜなら〜 がない人が多いのかも。きちんと自分の意見考えを持つこと大事。あと、話の聞き方のポイントも分かりやすく書かれていたので勉強になりました。
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