戦後教育史 の商品レビュー
戦後の教育について、人権保障や障害を通して通史的に学ぶ事が出来た。 個人的には日教組の所が面白かった。 とりあえず、日本の教育は新自由主義によって列に外れた人を一般から疎外してしまう。そうゆことは辞めて寛容に生きようぜ!って事かな? いじめの加害者も社会の被害者。だからそいつら...
戦後の教育について、人権保障や障害を通して通史的に学ぶ事が出来た。 個人的には日教組の所が面白かった。 とりあえず、日本の教育は新自由主義によって列に外れた人を一般から疎外してしまう。そうゆことは辞めて寛容に生きようぜ!って事かな? いじめの加害者も社会の被害者。だからそいつらを一方的に出席停止にするのはおかしい的な論はなんか違うと思った。
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日本の戦後教育史を記述した本。 とても参考にはなるのだが、なんかしっくりこない。。 確かに現場の教員たちや子供たちが疲弊しているのは報道されているとおりなのだが、この本を読むと戦後教育に関して体制側が常に悪い選択をし続けてきたようにしか読めなくて、そんな誤り続けてこの80年弱...
日本の戦後教育史を記述した本。 とても参考にはなるのだが、なんかしっくりこない。。 確かに現場の教員たちや子供たちが疲弊しているのは報道されているとおりなのだが、この本を読むと戦後教育に関して体制側が常に悪い選択をし続けてきたようにしか読めなくて、そんな誤り続けてこの80年弱?やっていけるわけないだろ、、と思ってしまう。随所随所での選択は確かに誤ってる点は多いとは思う(学力テストのくだりとか、特別支援教育のくだりとか)のだが、その選択がどんな意思決定プロセスで、どんなメリットデメリットを勘案したうえで、なぜそう至ったか、という経緯が分からないから、何もかも誤っているように読めてしまう。 曲がりなりにも経験を積んだ有識者などが検討を経ているプロセスなのだから、そんな日本教育を悪い方向に持って行こうとして政策を選択しているわけないのに、その部分の記述がないから、なんかしっくりこない。(教育に関して、門外漢だし、そもそも現場を知らないからこんなこと言えるのかもしれないが、、) 何となくなんだが、この筆者が目指している教育の理想像と、国が進めようとしている教育ビジョンがそもそもずれているから、このしっくりこなさがあるのだろうか。そもそもここの大方針がずれているのだから、随所随所の政策を切り出したら、悪い選択をし続けて来たようにしか見えないのかな。だとしたら、国が一体どんな方針で、どんなビジョンで進めようとしているのか、それと筆者の教育の理想像がなんなのか、というところをまず掴み取らないといけないような気がする。 当然筆者の述べる教育の形は理想ではあるし、素晴らしいと思うんだけど、それを国としてやるとなった場合に、人的リソース、物的リソース、関係者間の調整含め、現実的に可能なのかと思ってしまう。教育は思想信条も関わる上に、関わってくる人も多種多様であり、あまりにもカオスな気がする。そこを学校・政権が全て担うのは、果たして可能なのか…?
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特別支援教育への眼差しが多分に含まれているのが、同種の教育史本と違う特徴ということになると思う。全体として資料が新聞(特に読売)が多いのが気になるが、時代の空気感は伝わる。教育行政だけでなく現場感も分かる。
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不登校、いじめ、特別支援教育の児童は、なぜ激増しているのか。歴史を辿り各時代の問題を描きつつ、今の教育を考える手掛かりとする
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