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殺したい子 の商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2026/02/06

さらりと読める。ミステリーと言うよりも、ヤング・アダルト向けかな。若い。夏休みの課題図書にいいのでは?もう、こういうのにとらわれる年齢ではないのがさみしいねぇ笑

Posted byブクログ

2026/01/31

貧しいなら子どもを生むな。 平気でそんなことを言う人がいるけれど、 それは簡単に言ってはいけない言葉だった。(P74)   『殺したい子』イ・コンニム あぁ……胸が痛い。しんどい。 韓国小説って、ときどき容赦なく「格差」を突きつけてくる。 そして周りの大人も同級生も、見て見ぬ...

貧しいなら子どもを生むな。 平気でそんなことを言う人がいるけれど、 それは簡単に言ってはいけない言葉だった。(P74)   『殺したい子』イ・コンニム あぁ……胸が痛い。しんどい。 韓国小説って、ときどき容赦なく「格差」を突きつけてくる。 そして周りの大人も同級生も、見て見ぬふり。 立場が変わった瞬間に出てくる「そう思ってた」。 (なんでその時に言わんの!?って毎回つっこみたくなる。笑) 人間って、ほんと聖人じゃない。 虫唾が走る時もあるけど、 それでもこの世界で生きていくしかないんだよね。 ✧ 高校一年生のジュヨンが、親友のソウンを殺した。 ―そう報じられた。 波紋のように広がるニュース、いくつもの証言。 たしかに昨日ケンカはしたけれど、 でも自分が、あの大好きなソウンを殺すはずない。 ただ、事件当日のジュヨンからは記憶が抜け落ちていて、 クラスメイトたちの証言はどこか食い違っている。 「あの日」一体何が起きたのか? ✧ この本の巧さは、 ジュヨンとソウンという二人の人となりが、 周囲の証言によってじわじわと形を変えるところ。 裕福で容姿端麗、完璧に見えるジュヨン。 貧しくて地味だけど、優しいソウン。 ……いや、それより怖いのは、 当事者でもないのにセンセーショナルな事件に 目を輝かせて語り始める同級生・大人たちの方! 嫉妬、羨望、思い込み。 本当のことなんて誰も知らないのに、 人間って、どうしてこうも無責任に語れるんだろう。 しんどいんだけど、好きです。笑 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 貧乏は善で、裕福は悪ですか? 死んだ人は善で、生きている人は悪ですか?(P150) ━━━━━━━━━━━━━━━━━

Posted byブクログ

2024/08/17

国は違えど世論が形成されていく過程は同じだ。 人間は信じたい真実を信じる。 それ以外のものは排除する。 自分はどんな真実を期待して、この本を読み進めただろうか。 またこの著者には、他人の印象を変えることなんて簡単なのだ、と言われているような気がした。 章が変わるたびに登場人物へ...

国は違えど世論が形成されていく過程は同じだ。 人間は信じたい真実を信じる。 それ以外のものは排除する。 自分はどんな真実を期待して、この本を読み進めただろうか。 またこの著者には、他人の印象を変えることなんて簡単なのだ、と言われているような気がした。 章が変わるたびに登場人物への印象が変わる。 これも作者の想定通り、ということだろう。

Posted byブクログ

2024/07/19

いろんな人の意見が沢山出てくる度に、「真実」とは何なのかをすごく考えさせられた。 信じることの意味を深く考えさせる1冊で、非常に読み応えのある作品だった。

Posted byブクログ

2024/07/19

語り手によって、被害者、容疑者の一面がどんどん暴かれていき見方が変わる。手が止まらなくなり一気読みした。

Posted byブクログ

2023/11/03

拘留された被害者の親友・ジュヨンと関係者18人の証言が交互に語られ真実に迫っていきます。証言者それぞれ匿名なせいか身勝手な発言が多く、その度にジュヨンの印象がガラリと変わるスリリングな展開と、「金のスプーン、泥のスプーン」といった貧富の差を例えた表現や被害者なのに責められるところ...

拘留された被害者の親友・ジュヨンと関係者18人の証言が交互に語られ真実に迫っていきます。証言者それぞれ匿名なせいか身勝手な発言が多く、その度にジュヨンの印象がガラリと変わるスリリングな展開と、「金のスプーン、泥のスプーン」といった貧富の差を例えた表現や被害者なのに責められるところなど韓国特有の階級社会の根深さを垣間見た点は興味深いものでした。 しかし、真相は唐突と言いますかどこか取ってつけたようで消化不良でした。

Posted byブクログ

2023/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある日ソウンという女子高校生が殺害された。容疑者は彼女の親友とされるジュヨン。 クラスメイトや、塾の先生など様々な人の証言、ジュヨンと弁護士の対話などを通して物語が進んでいく。 ある人は彼女たちが奴隷と主人のような関係であったといい、ジュヨンがソウンをいじめていたと証言する人もいる。ジュヨンはお金持ちでソウンは貧しい家庭。ジョウンの激情的な面も作中を通して語られ、世間はジュヨンがソウンを殺したのだという意見を強めていく。 しかしジュヨン本人はたしかにソウンを親友だと思っていて、好意を持っていた。ジュヨンは絶対に自分はソウンを殺していないはず。でも殺していないと断言することが出来ない。当時の記憶が曖昧である為だ。だが確かにその日2人の関係を揺るがす決定的な何かがあったことは確かで…。 では何が真実なのか 表面的な情報で物事を判別し語ってしまう私たちへ。 真実とは他人が信じていたいもの。 本質なんて誰にもわからなかった。

Posted byブクログ

2023/08/22

殺したい子/イ・コンニム 裕福な少女と貧しい少女の二人は親友であった。 ある日、学校の敷地内でそのうちの一人が亡くなり被害者に。 もう一人が容疑者になる。 真実は事故なのか事件なのか。 周囲の人々の言葉と本人の言葉、信じられるのはどちらの言葉なのか。

Posted byブクログ

2023/07/02

あらすじに惹かれ、とはいえミステリかなどうかなと思いつつ読了。作者は児童書・YA畑の人だそうで、確かにYAとして読めばほどよい長さと切れ味。大人向けとして読むとちょっと物足りなさはあったかな。視野と情報量を意図的に狭くしてあるっぽいのがYAっぽさなのかもしれないと感じた。

Posted byブクログ

2023/06/10

衝撃を受けた。 思い込みが真実へと姿を変えていく恐ろしさに震えた。 ジュヨンの親友・ソウンが死体となって発見された事に端を発した事件は思いも寄らない方向へ向かう。 凶器と思われた煉瓦からはジュヨンの指紋が見つかり、誰もが彼女を犯人だと決めつける。 クラスメイトや担任、弁護士や...

衝撃を受けた。 思い込みが真実へと姿を変えていく恐ろしさに震えた。 ジュヨンの親友・ソウンが死体となって発見された事に端を発した事件は思いも寄らない方向へ向かう。 凶器と思われた煉瓦からはジュヨンの指紋が見つかり、誰もが彼女を犯人だと決めつける。 クラスメイトや担任、弁護士や両親までもが。 追い詰められていくジュヨンが発した「どうせ信じてくれないくせに」の言葉に涙が込み上げる。 物語は『真実』と『信じるということ』の二つのテーマを掲げ、私達がどうあるべきかを考えさせてくれる。 終盤で明かされる二つの真実には言葉を失う。

Posted byブクログ