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Jミステリー2023 SPRING の商品レビュー

3.7

25件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    8

  3. 3つ

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2024/02/02

今まで読んだことのない作家さんの作品にふれることもできたし、また、全く異なった雰囲気の作品ばかりでどの作品も楽しめました。 特に白井智之さんの作品が面白かったです~。

Posted byブクログ

2024/01/17

※ 作家それぞれの個性豊かで 特色あるミステリーが楽しめた一冊。 東野圭吾 相続人を宿す女 →最後の種明かしまで含めて、  わくわくしながら楽しめた。  後味よしのミステリが読みたい時には  やっぱり鉄板の作家さん。   結城真一郎 不必要不可欠な殺人 →ミステリ色を多分に含ん...

※ 作家それぞれの個性豊かで 特色あるミステリーが楽しめた一冊。 東野圭吾 相続人を宿す女 →最後の種明かしまで含めて、  わくわくしながら楽しめた。  後味よしのミステリが読みたい時には  やっぱり鉄板の作家さん。   結城真一郎 不必要不可欠な殺人 →ミステリ色を多分に含んだ人間ドラマ。  じんわりいい話。 阿津川辰海 拾った男 →大野探偵と美々香、興味の核心がズレる  絶妙なコンビ。  謎解きを楽しむ大野探偵は鋭くもあるけど、  砕けてるところが味わい深い。 真梨幸子 ロイヤルロマンス(外伝) →時事ネタに衆目要素も加わっている。  随所に皮肉味が籠っているのにコミカル  だからか嫌味に感じさせないところが凄い。  小気味がいいことこの上ない。 白井智之 大きな手の悪魔 →肉体的に痛めつけられる苦痛よりも、  精神的に追い詰められてじわじわと  壊れていく様が残酷。  救われないところが妙にあとを引く。 近藤史恵 老いた犬のように →人は所詮、自分の見たいようにしか見ず、  記憶したいようにしか覚えてない。  傲慢さを感じつつ憐れみも感じさせされる。      

Posted byブクログ

2023/12/08

新作書き下ろしアンソロジー。 東野圭吾、結城真一郎、阿津川辰海、真梨幸子、白井智之、近藤史恵 それぞれ個性的なミステリーで楽しめました。 ・東野圭吾「相続人を宿す女」 安定の読みやすさと面白さ、さすがです! 調べてみたら案の定、まだ読んでいないシリーズでした… 本棚に東野さん...

新作書き下ろしアンソロジー。 東野圭吾、結城真一郎、阿津川辰海、真梨幸子、白井智之、近藤史恵 それぞれ個性的なミステリーで楽しめました。 ・東野圭吾「相続人を宿す女」 安定の読みやすさと面白さ、さすがです! 調べてみたら案の定、まだ読んでいないシリーズでした… 本棚に東野さんが多過ぎるので控えていたのですが、やっぱり読みたくなってきました。 ・結城真一郎「不必要不可欠な殺人」 なかなか良かったです。 不穏な空気に引き込まれていって、終盤に反転するところは東野さんと同じ。 ・阿津川辰海「拾った男」 一番のお気に入り、傑作だと思います! タクシー運転手と客のスリリングな心理戦。 キャラクターも構成もいいし、言葉の駆け引きにドキドキ。最高でした。

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2023/09/26

六人の作家によるアンソロジー。全く趣の異なる六篇で、飽きさせない。含みの多いストーリーで、ただ素直に読んでいては汲みきれない真実がある。

Posted byブクログ

2023/09/08

きらめく日本ミステリーの粋。 今、読みたい執筆人が揃い立つ! 6名の名手によるアンソロジー第3弾。 余談だが、今をきらめく日本ミステリー・・・ だからって、装画があまりに煌めき過ぎて目が痛かった。チカチカする〜 さてさて、期待に胸弾ませながら読み進めた。 個人的オススメは★マ...

きらめく日本ミステリーの粋。 今、読みたい執筆人が揃い立つ! 6名の名手によるアンソロジー第3弾。 余談だが、今をきらめく日本ミステリー・・・ だからって、装画があまりに煌めき過ぎて目が痛かった。チカチカする〜 さてさて、期待に胸弾ませながら読み進めた。 個人的オススメは★マークの2作! ★「相続人を宿す女」・・・東野圭吾 読み始めてすぐ「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を思い出した。って、あれ?もしかして…まさかこの短編で再会できるとは♪ 後半からガラッと物語の毛色が変わる流れが面白かった。 扱うテーマといい生き方まで考えさせる筋書きといい、短編でも流石の東野圭吾さんだった。 「不必要不可欠な殺人」・・・結城真一郎 遺された側の心理について考えさせられた。ただ事実を歪めてまで服役する必要があったのか…いつか事実に辿り着くであろう兄妹の複雑な境地を思うと疑問が残った。 ★「拾った男」・・・阿津川辰海 タクシーの車内という密室で繰り広げられる心理戦が臨場感があって面白い。結末の締め方は予想をいい具合に裏切ってくれた。短編でも双方の目線切替がスムーズに入っており、読み応えがあった。伏線回収もお見事! 「ロイヤルロマンス(外伝)」・・・真梨幸子 読み始めて数行でストーリーが読めてしまった。 まさか素人が考える通りではないだろうと読み進めたが、裏切られる事なく、余りにも予想通り過ぎたので残念… 「大きな手の悪魔」・・・白井智之 イヤミスだった。別世界の洋画を観ているような想定のお話。最初から最後まで悪魔に心を売った様な人間が描かれ、描写が何ともエグい。読み進めるのを躊躇した。全てが貴美子の術中に嵌る過程にも無理がある。締め方も微妙… 「老いた犬のように」・・・近藤史恵 自分を客観的にみられない人って寂しいなぁと感じた。 別れた妻との過去も自分の見方一つで180度変えてしまう愚かさ…なんとも哀れだった。

Posted byブクログ

2023/07/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】「相続人を宿す女」東野圭吾/「不必要不可欠な殺人」結城真一郎/「拾った男」阿津川辰海/「ロイヤルロマンス(外伝)」真梨幸子/「大きな手の悪魔」白井智之/「老いた犬のように」近藤史恵 「相続人を宿す女」「ブラック・ショーマン」もの。亡き息子の別れた妻が、胎児の相続権を主張する理由は。オチに至るまで納得できる話だった。 「不必要不可欠な殺人」叔母が父親を刺し殺した理由は。叔母の気持ちも甥姪の気持ちも不可解。 「拾った男」『録音された誘拐』の大野探偵と美々香もの。乗ったタクシーの運転手の犯罪に美々香が気づく。運転手と大野のとぼけた応酬が面白い。 「ロイヤルロマンス(外伝)」ロイヤルロマンス詐欺。だが、被害者にまったく同情できない。いい気味だとも思わないけれども。 「大きな手の悪魔」宇宙人の地球襲来。言葉で人を操る人はさぞ気持ちいいんだろうな。娘が可哀想だが、最後の行動は見事。そこまで計略のうちだったのかもしれないけれども。さて、こんな人類を救う必要はあるのだろうか。 「老いた犬のように」妻に出て行かれて以来、創作意欲を失った作家は、ファンを名乗る美人と出会う。一方的な見方で綴られていた現実がラストで鮮やかに反転する。よくぞ出て行った。

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2024/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

23/7/8〜7/12、 23/7/8東野圭吾★ 『相続人を宿す女』 現代が舞台なのになんだか古くさい。 平成っぽい 特に諸月沙智と坂上文香が、現代の若い女性の喋り方とは思えなかった。 神尾真世は、冒頭ではお客さんに会う前に笑顔の準備をしていたのに、叔父に向けてとはいえ、お客さんと一緒の席で「まずいじゃん」と丁寧語をやめるのも変な感じ。 なんだか、古くさくて作者が年配なんだろうなぁという感想。 あと、神尾武史が何者なのかよくわからない 続き物なのかなぁ。 23/7/12 結城真一郎★★★★ 『不必要不可欠な殺人』 初めての作者さん。 ちょっと表現がくどいけど、読ませる文章だった。 お母さんの『往路と復路』の話や、そこからの主人公への影響が面白い。 ところどころ映像が浮かぶように感じ、短編ドラマみたいだった。 結末も私好みだったので、評判の『#真相をお話しします』も読んでみようかな。 阿津川辰海 『拾った男』 24/2/22真梨幸子★ 『ロイヤルロマンス』 初めての作家さん えー 気持ち悪い 自慢が抑えられないとか 息子の言いなりなのに仲良しだと思っているのとか 結末で息子も息子で、、とか 終始しんどい話だった 主人公の考え方が大学生の子どもがいる40代くらいの母としては古くさくて、やはりこちらも平成っぽい 1作目の東野圭吾さんといい、年配の作家さんが書く若い世代が主人公の現代の話は、合わないことが多いのかも 作家さんの世代らしい話とか、時代物なら気にならないのかもしれないと思うけど 白井智之 『大きな手の悪魔』 近藤史恵 『老いた犬のように』

Posted byブクログ

2023/07/02

半期に一度のお楽しみ。 2022springから始まってシリーズ3作目。 刊行されるごと面白くなってるなと感じます。 今回のラインナップ、どれも好きだったな。 阿津川先生の「拾った男」にはあの探偵が。シリーズ作品の『録音された誘拐』が未購入だったので購入リスト入り。 『透明人間...

半期に一度のお楽しみ。 2022springから始まってシリーズ3作目。 刊行されるごと面白くなってるなと感じます。 今回のラインナップ、どれも好きだったな。 阿津川先生の「拾った男」にはあの探偵が。シリーズ作品の『録音された誘拐』が未購入だったので購入リスト入り。 『透明人間は密室に潜む』から通して読んでみようか。 そして毎度このシリーズ、売り場で探せなくて店員さんに教えてもらってます…(完全に私の見落としなのだけど、なぜこんな派手なのに見つけられない!?)

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2023/06/19

「大きな手の悪魔」のようなSFを取り入れたよ作品は苦手なんだなと改めて自覚した。 近藤史恵と東野圭吾の作品が好きだったなあ。

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2023/06/18

いずれもグイグイ読ませてラストの余韻がよく、満足度が高い! 個人的なお気に入りは 東野圭吾、白井智之、結城真一郎。他のコミカルさのある作品もおもしろい。 個人的に短編集と文芸誌は(キリがないので)あまり手を出していないのだけど、なぜか手に取ってしまっていた

Posted byブクログ