シュークリーム の商品レビュー
旧漢字で表記された随筆集 その効果もあってか より不思議というか幻想的な味わい 特に「昇天」というお話 すごく引き込まれる 百閒先生は長生きだったから 多くの人とのお別れを体験していて それぞれの人のことを ふと思いを巡らす事がたびたびあって 死者と生者の間を漂うような作品を ...
旧漢字で表記された随筆集 その効果もあってか より不思議というか幻想的な味わい 特に「昇天」というお話 すごく引き込まれる 百閒先生は長生きだったから 多くの人とのお別れを体験していて それぞれの人のことを ふと思いを巡らす事がたびたびあって 死者と生者の間を漂うような作品を 残せたのかなと思う
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書物を愛する人々へも、これから「読書」をはじめてみようと考えている人々にも、気軽に読んでいただけるよう小品仕立てにし・・・というのが「灯光舎 本のともしび」シリーズ、ということですが・・・ 高めのお値段が、人を選ぶのではないかと。 むしろ、そういう人に選ばれたいというならそれも良...
書物を愛する人々へも、これから「読書」をはじめてみようと考えている人々にも、気軽に読んでいただけるよう小品仕立てにし・・・というのが「灯光舎 本のともしび」シリーズ、ということですが・・・ 高めのお値段が、人を選ぶのではないかと。 むしろ、そういう人に選ばれたいというならそれも良いと思います。 亡き人、懐かしい人を偲ぶ内容の物が多い。 もう遠い思い出なので、記憶も定かでなく、時系列も曖昧で、という記述も多い。 文章の初出年月日を表記して欲しかったと思う。 百閒先生がどれだけ夏目漱石を敬愛していたのか。 震災で失った教え子をみんなで弔ったこと。 むかし愛した女の死。 夭折した息子への哀惜の思い。 そこに、ちょっとユーモラスな就職浪人時代の、頭部の湿疹の話と、すごく短いけれど、可愛がってくれたおばあさんがシュークリームを買ってくれた話。 確かに・・・良い。 漱石先生臨終記/長春香/昇天/掻痒記/乱れ輪舌FOT/寺田寅彦博士/シュークリーム
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(借.新宿区立図書館) 内田百閒入門的な短篇7作を収録。前半3篇は既読。作品自体は過去を振り返る的なものが主体で読みやすい。ハードカバーでかつ手に取りやすい大きさ。ただし2,200円+税とそれなりの値段。旧字はいいのだが新仮名というのは中途半端。このシリーズはこれから読み始める若...
(借.新宿区立図書館) 内田百閒入門的な短篇7作を収録。前半3篇は既読。作品自体は過去を振り返る的なものが主体で読みやすい。ハードカバーでかつ手に取りやすい大きさ。ただし2,200円+税とそれなりの値段。旧字はいいのだが新仮名というのは中途半端。このシリーズはこれから読み始める若い人向けというより、ある程度の年齢で金銭的余裕があり文学書でも読んで見ようという人向けか?
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この人の随筆っていうかエッセイっていうか、興味深い。人柄も興味ある。時代背景違えども、その場に居るような臨場感。他のものも色々読んでみたい。
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「寺田寅彦博士」が良かった。 どこで出会ったか、その人とどんな話をしたか、覚えていなくても 良い人柄だけは覚えている。 そこがいい
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やっぱりいいなあ。何だろなあ。 決して美文とは思われないのだが、文に愛嬌があると言うのだろうか。 装幀もよい。
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