考える。動く。自由になる。 の商品レビュー
息子の通う小学校の校長が1年間通して言い続けていた言葉「自律」 この本でも「自律」は何度も登場しました。「自律」とは「自分で考え、判断し、決定し、行動すること」 まわりに与えられたものを何も考えずにただ取り組むのではなく、そこに疑問をもったり、自分で考えて取り組むということ。 そ...
息子の通う小学校の校長が1年間通して言い続けていた言葉「自律」 この本でも「自律」は何度も登場しました。「自律」とは「自分で考え、判断し、決定し、行動すること」 まわりに与えられたものを何も考えずにただ取り組むのではなく、そこに疑問をもったり、自分で考えて取り組むということ。 そのためには失敗したり、人と意見をたたかわせたり、様々な経験が伴います。 親である私は子どもが失敗しないように、友達と仲良くできるように、嫌な思いをしないようにと先回りしてアドバイスしていましたが、それは子どもたちが大人になっていく上で一番大切なことを奪ってしまっていたことだと気付かされました。 「失敗しながら行動する」社会で活躍されている人の話には必ず出てくる言葉です。 著者が子どもたちに話しかけている設定で書かれており、読んでいて心に響きました。子どもにも読ませたい、私も読み返したい本です。
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とってもわかりやすいので、ぜひ中学生に、ピンとくる章だけでもいいから読んでみてほしい。特に前半。 自律とか、メタ認知とか、よく聞くようでいて子供にとってイマイチ意味のわからないような言葉もイラストで納得できる。 タイムマシンクエスチョンもいいですね。
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考える。動く。自由になる。 これが、本書で伝えたいこと。 哲学することを本書でも行なっている。 普段当たり前に思っていることを疑うことから始めている。つまり、疑いを持って考えろということ。 また、それを元に行動すること。失敗を恐れない、1人であることを恐れない、マイノリティでも気...
考える。動く。自由になる。 これが、本書で伝えたいこと。 哲学することを本書でも行なっている。 普段当たり前に思っていることを疑うことから始めている。つまり、疑いを持って考えろということ。 また、それを元に行動すること。失敗を恐れない、1人であることを恐れない、マイノリティでも気にしない、そういう強い心を持って行動していく。 そして、最終的には自由になる。ここでは、自律することを目標にしている気がする。 OECDの目標は、「個人社会の幸福」でそのためには、自己当事者意識を持ち、人と対話をし、新しいものの創造することだという。 人は、そのために学び続けなければいけない。
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15歳からの、とのタイトルだけど、大人とっても大切な事がたくさん書いてあります。子どもがもう少し大きくなったら勧めたい本。著者は元校長先生。 最初に自律。自分を律する。失敗を重ねて、経験を積んで自分ができあがる。そこには自分で考え、判断し、決定し、行動できる力を養う。そして、社会...
15歳からの、とのタイトルだけど、大人とっても大切な事がたくさん書いてあります。子どもがもう少し大きくなったら勧めたい本。著者は元校長先生。 最初に自律。自分を律する。失敗を重ねて、経験を積んで自分ができあがる。そこには自分で考え、判断し、決定し、行動できる力を養う。そして、社会を生きるために他人との関わりは不可避。そこで、他人と自分は違うことや、その違いを尊重しながら、意見を一致させる。そのためにはみんなが目指す大きな目標(ここは一致するよね、っていう目標)を掲げる。などなど。 いわゆるハウトゥー本とは一線を引いている。学校の先生が生徒を想い、その人の人生を自ら歩んでいけるように背中を押すような内容です。自分も遅ればせながらだが、このような先生に本を介して会えて良かったです。
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◎15歳からの10年後は別人になる →今の自分と向き合って未来の自分を想像して、一秒でもそのためのアクションをかさねる。 ◎自律→大人でも難しい →違う行動パターンを行おうとすると壁ができる →ネガティヴな情報を優先する ネガティヴな目の前ではなく未来の理想に近づけるための行動...
◎15歳からの10年後は別人になる →今の自分と向き合って未来の自分を想像して、一秒でもそのためのアクションをかさねる。 ◎自律→大人でも難しい →違う行動パターンを行おうとすると壁ができる →ネガティヴな情報を優先する ネガティヴな目の前ではなく未来の理想に近づけるための行動を日々重ねていく。 行動のために仕組みを作る。その言葉を毎日紙で見る。など。 ◎ストレスを溜めないためには ①積極的に問題を解決しようとする。 ②人に相談する。 →解決策を持っている人に相談。 相談相手には「あなたはどう考える?」がマスト 本当に解決できるのは自分だけ。 ◎失敗をしない人がやること。 →何もしない →できることしかやらない →言われたことしかやらない ◎悩む人への声かけ ・どうしたの?→あなたはどうしたいの?→何か手伝えることはある? タイムマシンクエスチョン→今のままで行く未来を想像させる 対立した時に重要なこと →◎最重要目標をおく。最優先事項に常に立ち戻って議論する。 情報 ◎ 日本人は対話によって利害関係を調整するのが苦手。→学校でやってきていない。 ◎OECDの教育目標 自立 対話 創造 →自身で問題を対話で解決、創造していくこと 多数決は民主主義ではない。対話で納得できる場所を見つける。 ◎やりたくないことをやらない権利は誰にだってある。集団の目標を強制させるのもおかしい。その目標を決めないといけない。 ◎ 学校しか成り立たない校則は必要ない。意識すればするほどどちらも不幸になる。 学校に行くことは選択肢の一つにしか過ぎない。 ◎異質な人との対話は本を読むことに似ている →学び ◎自分の心なんて分かるわけがない →でも行動は事実、真実。 →内申点を上げるためにボランティアしていたaと 心からいいことをしたいb(いい子ぶりたくなくてできない) aは3年間毎週やった。bは一回もやってない。 どちらがいい? 結局は行動に限る。 ◎これからの時代に必要なもの →コンピテンシー。個人の能力。行動特性。(点数過不可) 経験を通じて身につけた力はこれからも何度も再現が可能。 ニュージーランドのラグビーの学校は週2回の練習。自分らで考えて学ぶ。 人口が増えて発展途上だった時代は「正解者に倣え」ばよかった。作れば売れる。ビジネスモデルを真似る。テストの答えを暗記する力があれば良かった。 →今は変化が多すぎてもう今は正解そのものがない。 →日本は右肩下がり。何かを変えないとこのまま。 人口が増えてどの仕事にも入り込めた。今は減って入り込む余地がない。安くその仕事を引き受けるしかない。 競合のない仕事→人の役に立って、困難で不採算。 人の役に立って、むずかしかったことを簡単にできるようにして、儲からないことを儲かるようにすればいい。
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とても良い教訓に溢れた1冊でした。 主に小中学生向けに向けた本でしたが、私たちがどうやってより良い世界を作っていくというテーマで優れたアンサーを提示している本だと思います。
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工藤先生の思想に最初に触れたときは衝撃的だった。その内容が中学生向けにわかりやすく、例を交えながら書かれている。 先生の意見には共感できる部分がとても多く、こんな先生が自分、もしくは中学生の我が子の学校の校長だったら、もっと言うなら担任だったらいいのに、と何度も思う。しかし、現実...
工藤先生の思想に最初に触れたときは衝撃的だった。その内容が中学生向けにわかりやすく、例を交えながら書かれている。 先生の意見には共感できる部分がとても多く、こんな先生が自分、もしくは中学生の我が子の学校の校長だったら、もっと言うなら担任だったらいいのに、と何度も思う。しかし、現実は程遠く、特に我が子の学校と比較なんてしてしまうと、到底このような考え方、学校教育には至らないことを痛感してしまってため息しかでない。 娘に読ませてみようと思う。
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工藤勇一氏の著書やインタビュー記事などを読んでいる方にとっては繰り返しの内容が多かったと思うが、今回の本のコンセプトは子供向けという点である。自分が高校生の時にこんな本を読んでいたら、頭をぶん殴れるような衝撃を得たであろう。上の言うことは絶対、引かれたレールに乗っていれば大丈夫、...
工藤勇一氏の著書やインタビュー記事などを読んでいる方にとっては繰り返しの内容が多かったと思うが、今回の本のコンセプトは子供向けという点である。自分が高校生の時にこんな本を読んでいたら、頭をぶん殴れるような衝撃を得たであろう。上の言うことは絶対、引かれたレールに乗っていれば大丈夫、そんな教育を受けていたからだ。私も教育者としての端くれとして、少しでも工藤氏のマインドを後世に伝えていきたいと思う。
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15歳に向けたメッセージが1冊に凝縮されている。自分に置き換えてみると、深く考えず、楽天的に生活していたように思う。現在は、社会人として当たり前なのかもしれないが、頭を使っていることを実感できている。15歳の頃に工藤先生と出会っていたらどんな生活をおくっていたのか考えてみた。時代...
15歳に向けたメッセージが1冊に凝縮されている。自分に置き換えてみると、深く考えず、楽天的に生活していたように思う。現在は、社会人として当たり前なのかもしれないが、頭を使っていることを実感できている。15歳の頃に工藤先生と出会っていたらどんな生活をおくっていたのか考えてみた。時代も違うだろうけれど、これまでの当たり前に疑問を持ち、柔軟な考え方ができていたかもしれない。では、この本に出会った私にできることはなんだろう?自ずと答えはハッキリしている。明日からの生活に活かしたい。
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『対立』から『対話』へ転換するには。 『対立すると人はイライラするんだ』という認識をもつ。→『感情の対立』→『理性的な対話』←『ファクト・チェック』 ちなみに、私見ですが、『fact(事実) check(確認)』とは、『5W1H(What.Who.When.Where .W...
『対立』から『対話』へ転換するには。 『対立すると人はイライラするんだ』という認識をもつ。→『感情の対立』→『理性的な対話』←『ファクト・チェック』 ちなみに、私見ですが、『fact(事実) check(確認)』とは、『5W1H(What.Who.When.Where .Why.How)を活用し、その情報が流された目的・情報の根拠・情報を流した人』などを検証する作業 、のことを差すようです。「○○が言ってたから…」と鵜呑みにしたり、誰かに流されるのではなく、「これはどういうこと?」などと、「自分自身や他者と対話」を通じて、「自分で考え自分で判断して行動する」 「判断」を「他者」まかせにしない、ということかな。つまり「当事者意識を持つ」ということ。『イライラするのも、腹を立ててるのも、その「感情」を引き起こしているのは、自分』。 工藤勇一さんの著作何冊か読み、影響を受けましたが、「自分の頭で思考し、行動に移せる人を育てたい」という情熱を、 すごーく感じますね。このような教育論を、どうやってここまで構築してきたのか…たぶん、教師の仕事をしながら、あらゆることを貪欲に勉強してきたのでしょう。自分にとっては、「大空小学校」の元校長木村泰子さんと同じくらい『尊敬する大人』ですし、実際の教育現場の職員・生徒・保護者にとっても『尊敬できる存在』だと想像します。『大人が変われば子どもも変わる』『自分が変われば未来も変わる』 毎日教育実践してて、これは実感してますね。このことは、教育分野に限ったことではなく、会社・家庭・近所など、人間関係共通なんじゃないですかね…。「あいつのせいでうまくいかない」って思ってるうちは、感情的に対立し、自分がイライラするだけで、結局、なにも変わらない。「何のために」「どうやって」と、先を見通せる力を身につけるために…大人も子どもも『ともに』学びましょ…って感じがマイルドな『対話』なのかなーと。 workmaの結論→ 『具体的な目的を明確にする。それに焦点を当てて、ともに対話し、ともに学ぼう』
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