ミノタウロスの皿 の商品レビュー
SFを使った、哲学の話、価値観の話、皮肉の話だった。 めちゃくちゃ好みである。 「気楽に殺ろうよ」は、村田沙耶香さん味を感じた。 それにしても現代においても重要なテーマを扱っている気がして、全然古臭くない。さすが。
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藤子F不二雄先生の短編集。同ミュージアムに行った際に購入。 少し前にNHKドラマで放送されていたのも観て面白いと思ったので、原作へ。 ストーリーのアンチテーゼや、やるせなさを感じ、さらに画力が単純なのに伝わる所を流石と思う。 そして、読んでいる時は楽しいが、読み終わると何も記...
藤子F不二雄先生の短編集。同ミュージアムに行った際に購入。 少し前にNHKドラマで放送されていたのも観て面白いと思ったので、原作へ。 ストーリーのアンチテーゼや、やるせなさを感じ、さらに画力が単純なのに伝わる所を流石と思う。 そして、読んでいる時は楽しいが、読み終わると何も記憶に残っていない。これが少年漫画の素晴らしさ。
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言葉は通じるのに話が通じないという 今新しい遺伝子が生命を受ける所なの 食欲とは何か⁉︎個体を維持する為のものである!個人的閉鎖的独善的欲望と言えますな。性欲とは⁉︎種族の存続を目的とする欲望である!公共的社会的発展的性格を有している訳です。 ちゃんとスペアを作ってから、保健所へ...
言葉は通じるのに話が通じないという 今新しい遺伝子が生命を受ける所なの 食欲とは何か⁉︎個体を維持する為のものである!個人的閉鎖的独善的欲望と言えますな。性欲とは⁉︎種族の存続を目的とする欲望である!公共的社会的発展的性格を有している訳です。 ちゃんとスペアを作ってから、保健所へ電話するのが順序だろ。 出生率は年々増加するのに、自然死は減る一方!となれば、無理の無い形で間引きを考える必要も…。 何よりの証拠が世界中に古くから伝えられてきた神話、民話、伝承です。
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同僚の勧めで読破。 言葉は通じても、意思疎通ができるとは限らない。 無邪気な正義は悪よりも危険。 素朴でダークなメッセージがギュッと詰まった一冊だった。
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面白い。藤子不二夫のあとがきも非常に興味深い。ドラえもんと全く違うように見えて、根は一緒。浮気をしているような感覚。 ボノム=底抜けさん=初めてみたけど面白い。
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全巻購入済み。まだ4巻くらいまでしか読んでないけど、藤子・F・不二雄は世間で思われてる以上にガチSFの人だし、ガチで手塚治虫の後継者たらんとした人だったんだな、と言う感想になりました。 中年男性の社会的役割からの逃避がくり返し描かれたり、あり得たかもしれない人生のifを希求する登...
全巻購入済み。まだ4巻くらいまでしか読んでないけど、藤子・F・不二雄は世間で思われてる以上にガチSFの人だし、ガチで手塚治虫の後継者たらんとした人だったんだな、と言う感想になりました。 中年男性の社会的役割からの逃避がくり返し描かれたり、あり得たかもしれない人生のifを希求する登場人物たちが多く登場したりと、青年向けに書かれた作品ならではの苦い読後感もあって新鮮で面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『カイケツ小池さん』『ボノム=底ぬけさん=』『気楽に殺ろうよ』『ヒョンヒョロ』がよかった。 『カイケツ小池さん』は正義にとりつかれた話の通じないやつの描写がうまかった、こういうやつって結構ザラにいる。 『ボノム=底ぬけさん=』人間の行動はすべて遺伝子・環境に支配されているから、ただすべてを事象として捉える…みたいな考え方は他の作品でもよく見るが、だいたい快楽主義とか虚無主義に落ち着く。いっぽうこの作品の主人公は善人を貫いていたので新鮮だった。またとにかくオチが良い。「今新たな遺伝子が生まれるとこなの」て。 『気楽に殺ろうよ』 変な世界に飛ばされる→知らないうちに元の世界に戻る→変な行動をしてしまう、という構成は『ドラえもん』でもよく見た気がする。 世界観の説明のために医者が火星人の例えを出していたのが、妙にわかりやすくて良かった。 『ヒョンヒョロ』 めちゃくちゃ面白かった。 「生体ノ組織ニ異物ヲ挿入シコレヲ破壊シヨウトイウココロミデハアリマセンカ。」 「ナラバムダデス次元ガチガウ。」 言いたすぎるこれ 宇宙人の設定なんだから、銃が効きません、という描写でもいいのに、「次元が違う」って言うのがすごく良かった。 ヒョンヒョロがずっと不気味だけどギリ親しみが勝つくらいのラインで話を進めていくのが上手いな〜と思った。(誘拐ヲ実行スル!!が際立つ) ドラえもんにも『未知とのそうぐう機』でビー玉で宇宙人を追い返す回があったなと思い出す。
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すごい、藤子F不二雄。 どの短編もレベルが高い。 ふとした日常のなかで奇想天外な事象がぽつりと起こり、それが大なり小なり経て、しまいには取り返しのつかないオチに繋がる、見事な構成。 アイディアの出し方も上手いし、色んな本を読んでる人ゆえの知的な深みもある。 ブラックかつシニカルな...
すごい、藤子F不二雄。 どの短編もレベルが高い。 ふとした日常のなかで奇想天外な事象がぽつりと起こり、それが大なり小なり経て、しまいには取り返しのつかないオチに繋がる、見事な構成。 アイディアの出し方も上手いし、色んな本を読んでる人ゆえの知的な深みもある。 ブラックかつシニカルな物語も超好み。 もっと掘っていきます。
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読み終わった後に「えぇ…」という、困惑というか何とも言い難いザラっとした気持ちになるお話ばかりでした。 幼少期にみたテレビアニメやコロコロコミックくらいでしか作品を知らない自分にとって、藤子不二雄といえば”安心して読めるマンガ・観られるアニメ”のイメージがまずあって、それとは別...
読み終わった後に「えぇ…」という、困惑というか何とも言い難いザラっとした気持ちになるお話ばかりでした。 幼少期にみたテレビアニメやコロコロコミックくらいでしか作品を知らない自分にとって、藤子不二雄といえば”安心して読めるマンガ・観られるアニメ”のイメージがまずあって、それとは別にA先生は「笑ゥせぇるすまん」を描いているけど、F先生は子ども向けのファンタジーを描き続けている。 ずっとそんなイメージを勝手に抱いていたので、たまたま観たNHKのドラマで作品を知って衝撃を受け、その勢いのまま買って読んでさらに衝撃を受けました。 落語っぽいオチが多いのが印象的。 続刊も読みたいです。
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YouTubeで紹介されていて、気になったので購入。 藤子・F・不二雄さんといえば、ドラえもんやキテレツ大百科、パーマンといった子ども向けのファンタジーのイメージが強いですが、この本は違います。 収録作品はどれもハッピーエンドで終わる物語ではなく、最後に心にモヤモヤを残し、そして...
YouTubeで紹介されていて、気になったので購入。 藤子・F・不二雄さんといえば、ドラえもんやキテレツ大百科、パーマンといった子ども向けのファンタジーのイメージが強いですが、この本は違います。 収録作品はどれもハッピーエンドで終わる物語ではなく、最後に心にモヤモヤを残し、そして考えさせられる作品です。 僕の知っている藤子・F・不二雄さんとは違う二面生をみました。
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