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ミノタウロスの皿 の商品レビュー

4.5

13件のお客様レビュー

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2023/06/15

前から知ってたけど、これはヤバですね。 子供と一緒に読むには早いわ。 ひっそり書棚に隠してひとりで読みます。

Posted byブクログ

2023/06/14

まさか『ドラえもん』の藤子・F・不二雄がブラックユーモアな作品を描いていたなんて、とビビった。 『カイケツ小池さん』で、『デスノート』にある「名前を書いたら死ぬ」ノートを使っていたことには驚いた。 収録されている短編にハズレがなく、とても素晴らしい作品を読むことができた。 『...

まさか『ドラえもん』の藤子・F・不二雄がブラックユーモアな作品を描いていたなんて、とビビった。 『カイケツ小池さん』で、『デスノート』にある「名前を書いたら死ぬ」ノートを使っていたことには驚いた。 収録されている短編にハズレがなく、とても素晴らしい作品を読むことができた。 『ミノタウロスの皿』の 「ただ死ぬだけなんて・・・・・。 なんのために生まれてきたのかわからないじゃないの。」 と言われたらすぐに私は反論できないので、いま一度生きる意味を考える必要があると感じた。

Posted byブクログ

2023/04/23

『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』1巻。全10巻。 以前大全集のSF・異色短編1を買ったのですが、続きがなかなか見つからなかったので、こちらで読んでしまおうと思います。 FさんとAさんのざっくりした区分けとして、Fさんは「ドラえもん」なのでファンタジー、Aさんは...

『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』1巻。全10巻。 以前大全集のSF・異色短編1を買ったのですが、続きがなかなか見つからなかったので、こちらで読んでしまおうと思います。 FさんとAさんのざっくりした区分けとして、Fさんは「ドラえもん」なのでファンタジー、Aさんは「笑ゥせぇるすまん」なのでブラック、というものでしたが、SF短編を読むとFさんも、だいぶブラックな部分があるのだな、と再確認。人の感情の陰陽が理解、把握できていないと、大ヒット作品は生み出せないんでしょうね。 「ドジ田ドジ郎の逆襲」が一見ハッピーエンドっぽいけども、あの二人以外は海に来なかったということは、本当なら来る予定だった他の人々には何が起きたのか? 不幸という言葉では片付けられない事件が裏では起きているのだろう。それを感ゲルと、恐怖でしかないね、この作品。ドジ郎がラッキーと感じた度合いによって、他人への不幸が決まっていると思うので、憧れの女性とのデートで感じた幸福度と引き換えにした不幸が訪れた人たちはどうなってのかな?なんてね。『HUNTER×HUNTER』のナニカの等価交換ルールに怖さに通じるものがある。こちらの方が先なので、ひょっとしたら、要素の一つなのかもしないね。 「自分会議」の読後感の悪さ。ただ悪いからといって、嫌いとかつまらないとかでないのが、面白いところです。救いはないけども。そこに裏切られたと感じるから、してやられたという読後感があるから、好印象なのだと思います。主役である学生と少年が、未来の自分、人間の汚い部分を見せつけてくる自分に嫌悪して、そうならないようにしようね、という風に終わるのかと思っていたので。嫌悪でなく絶望してしまうとは。嫌な話なんですよ、でも嫌いではないんです。少年のような感覚は持ちあわせていないということが自覚しているからかな。羨ましさなのかなぁ。潔癖と隣り合わせにある絶望、そこに身を任せてしまう向こう見ずさ。失ってしまった特権とでもいうのでしょうかね。あの少年って何歳の設定なんだろうか。大人の汚さに耐えれない感情を持っているとなると幾つだ?中学生ではないと思うんだよな、見た目的に。小学生高学年?10歳とか?繊細な年頃って、幾つなんだろう。 特に印象深かった2作品でした。

Posted byブクログ