五月 その他の短篇 の商品レビュー
楽しい。短編集って、何か夢をみているような感覚になることがある。 時間をおいて、またその時の気持ちでゆったり読み返したいような本。
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毎月1話ずつの短篇で1年をめぐる。 それぞれとても独特の世界で、こちらもついていけない時もある。 でも忘れちゃって、「すべては移ろいながら元どおりめぐっていく」のかもしれない。
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自分はどうも「両方になる」と四季シリーズが苦手で、元々は「ホテルワールド」と短編のファンだったのでここ数年もどかしい気持ちであった。やっぱ岸本佐知子さんが決めてなんですかなー。多分女性はきれいなおべべ着て、自分の言うことなんでも聞いてくれて、いわゆるお姫様扱いをされたいと誰もが思...
自分はどうも「両方になる」と四季シリーズが苦手で、元々は「ホテルワールド」と短編のファンだったのでここ数年もどかしい気持ちであった。やっぱ岸本佐知子さんが決めてなんですかなー。多分女性はきれいなおべべ着て、自分の言うことなんでも聞いてくれて、いわゆるお姫様扱いをされたいと誰もが思っているのである。実際は色々な条件で無理なのである。現実的に生産性の問題というよりも、スタイルというか、生き様が庇護関係を許さないというか。そのあたりのセンシテブな問題を岸本さんは扱うのがうまい。というわけで今回の短編は非常に良かった
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本の紹介記事で面白そうだなぁと思い図書館で借りてみた。 が、読みきれなかった。難しいのか、好みでないのか。 またいつか。
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12か月12編の短編集。表紙はヒグチユウコさんです。 表題の『五月』は、白い花を咲かせた近所の庭の木に恋してしまった女性と、そのパートナーのお話。具体的に何の木なのかは書かれていないのですが、桜っぽい花びらだと思われます。「重なり合うような、燃え上がるような白を透かしてすべてを...
12か月12編の短編集。表紙はヒグチユウコさんです。 表題の『五月』は、白い花を咲かせた近所の庭の木に恋してしまった女性と、そのパートナーのお話。具体的に何の木なのかは書かれていないのですが、桜っぽい花びらだと思われます。「重なり合うような、燃え上がるような白を透かしてすべてを見ていた」からはじまり、花の白の美しさが様々な表現で描かれいて、「アンミカさん、負けたな」と関西人の私は思ってしまいました。 どうしようもならない偏愛ぶりがなぜか許せてしまうのが不思議です。パートナーの愛情が静かに熱く伝わってくるのが微笑ましいです。 ブッククラブに関する本が読みたかったので、図書館で借りて読んでみたのですが、語りの視点がガラッと変わる上に、女性が主人公でパートナーも女性(?)なので、今、誰が話をしてるのかがわかりにくいです。でも、なぜか気になる読み心地です。 206ページを5時間かけて読みましたが、もっとしっかりと読み解かないといけないのかな、と思います。私には少し難しい本でした。
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文学ラジオ第123回https://open.spotify.com/episode/7xPyahIARFT4PaxyyM2jvA?si=2dc4d0e7201547f1 すごい短編集だった。本当にあたり。 驚愕の展開に、着地点としての感情のバランスが良すぎる。 短編だからゆえ...
文学ラジオ第123回https://open.spotify.com/episode/7xPyahIARFT4PaxyyM2jvA?si=2dc4d0e7201547f1 すごい短編集だった。本当にあたり。 驚愕の展開に、着地点としての感情のバランスが良すぎる。 短編だからゆえなのかを確かめたいので、積んでいる四季四部作に手を出そうと思った。 人生はうまくいくことはないし、思った通りにもならない。でも思ってもみない何かが起きる。そんなことが感じられる。 落ち込んだときやうまくいかないときに、寄り添ってくれるような短編集。
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岸本佐知子翻訳と表紙の画風に惹かれて気になっていた本。なるほど、この美しいけれど妖しくて少し怖い絵はヒグチユウコさんでしたか! 著者紹介には「現代英語圏を代表する作家のひとり」とあるが、私にとっては初めましてのアリ・スミス。「普遍的」な物語の最初っから読者は振り回され、どこに連れ...
岸本佐知子翻訳と表紙の画風に惹かれて気になっていた本。なるほど、この美しいけれど妖しくて少し怖い絵はヒグチユウコさんでしたか! 著者紹介には「現代英語圏を代表する作家のひとり」とあるが、私にとっては初めましてのアリ・スミス。「普遍的」な物語の最初っから読者は振り回され、どこに連れてこられちゃったんだろう?とだんだん不安になった頃に物語は「始まりにもどる」。わからないままおもしろがって結果オーライだったのかな。装丁もすばらしい!
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どの話も込み入った構造になっているので、ぼんやりしていると何を読んでいるのかわからなくなる。まだ読み終えることができていない気がする。また読もう。
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読み終わってもふわふわしている……自分の夢のメモを読み返しているような感覚 読んだあとに内容を忘れてしまう本というのは往々にして良い本なのである
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1年を一巡りするらしい、12の短篇。 場所も時間も、視点(「わたし」と「あなた」)もどんどん移り変わる境目のない物語。 浮遊感。
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