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たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ の商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2024/08/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読んでて涙が流れてきました。 自分のクラスメイトも電車で自殺したので、その時のことがフラッシュバックしてすごく感情移入してしまいました。 それと別に「死」とはなにか、そして「普通」とはなにかも同時に考えさせられる話でした。 普通の人なんかいない、どんな人にだって悩みがある。 家族や親しい大切な人にだからこそ打ち明けられない苦しみや悩みがある

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2024/06/26

作者さん、曰く、書きたかった小説なのだそうだ 書きたかったところは、わかったつもり 高二女子 なずな クラスメイトの鈴白くんが突然命を絶つ 彼は、成績優秀で人格者で家庭も良し 彼女の彼を助けたい思いてがタイムループを始める 悩みのないそぶりの彼を何回ループしても助けられない 手...

作者さん、曰く、書きたかった小説なのだそうだ 書きたかったところは、わかったつもり 高二女子 なずな クラスメイトの鈴白くんが突然命を絶つ 彼は、成績優秀で人格者で家庭も良し 彼女の彼を助けたい思いてがタイムループを始める 悩みのないそぶりの彼を何回ループしても助けられない 手を尽くしたなずなは、遂に彼の望むままを受け入れる なずなは、彼の死への尊重をみんなに伝えるところが感動的 悩み自体が明確でないんですよね 人の痛みがわかりすぎて辛いみたいな 作者さんが若い人達の気持ちに寄り添っていられるんだろうと思うのだけど 小説としては、死者への尊厳として読むけれど 死を選ばせない方向性を望みたい

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2024/06/25

もう、ほんとこの人の本は大好きすぎる。自殺って本人は止めないで欲しいけどこっちは止めたい。でも本人が生きるのがほんとに辛くて逃げ道がないときってどうすればいいのか分からない…。でも止めたい。このすれ違いの描写がタイムリープを通してすごく繊細に描かれているので号泣してしまいました。

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2024/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ただの青春物語じゃない、もう一度、彼を救うチャンスを。 優等生で人気者のクラスメイトが自殺した。 砂時計を操ると過去に戻れると気づいたなずな。 彼が自殺を止めるまで、何度だって巻き戻す。 自殺者を『かわいそう』と片付けてしまうけど、誰にでも死に引き込まれてしまう瞬間はあること。それを否定する権利はだれにもないことがやるせない。 それでも、生きていてほしいと強く願うなずなの行動と、救えなかった罪悪感、無力感に引き込まれた。

Posted byブクログ

2024/06/05

ともだちにすすめられて。 前半は女子高生のタイムリープもの。(朝のシーンが既視感ありすぎた。) 後半は学校ドラマ(3年A組、私は○○に殺された)だった。な。

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2024/04/04
  • ネタバレ

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ループもので解決しないと繰り返し、 印象的な仲良くなりそうもない人とバディになり 解決を目指すパターン。 設定自体はありがちだが、助けるのを諦める というのが新鮮だった。 そこまでして死にたいのを無理に止めるのが正しいのか という考えに至れるのが良いと思う。

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2024/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なずなさん、友達のために頑張れる。すごくすごいと思う(笑)薊くん、じつは優しい。すごいと思うけど、もうちょっとがんばってもよくない?ていうか、二人とも。 鈴白くんの妹ちゃんに教えてもらった、「泣いているところ」に突撃できたら、なんとかなる…気がしなくもない?なずなちゃんの作文に感動しました。まじでそのとおーり!だと思う。先生、作文コンクールでなずなちゃん選んでくれてありがとう。

Posted byブクログ

2024/01/30

これも設定ありきな感じがしたけど前読んだものよりはしっかりと描かれていたように思う。特徴的な比喩やどんでん返しなど驚くような何かがあるかと言われると特にないので読書体験としてこの作者の作品は単調になりやすいのかもしれない。

Posted byブクログ

2023/12/14
  • ネタバレ

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過去に戻っても、何度やり直しても変えられないことはある。最後は過去を変えられないまま終わるところも良かった。 その人が望まない限りその人の心の内側、核心に触れるのは不可能なのかもしれないと感じました。 自分の心がすり減っていることを自覚することは大事だと思う。どんなに恵まれた人でも、ある日ふと死にたいと思うことは誰にでもあると思う。そこにたまたま自殺できる手段、環境があったかどうかで変わっちゃうのかなと。 鈴白くんがなんで自殺したのか知りたかったけど、あえて明かさないところも良かった。主人公と同じ目線で、なんでなのかわからないまま助けられなかった絶望を一緒に味わいました。

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2023/11/26

どうしても変えられない過去もある 恵まれているように見えても、悩みは人それぞれで勝手に決めつけてはいけないと気付かせられた

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