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最後の晩ごはん 兄弟とプリンアラモード の商品レビュー

3.6

21件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/09/12

図書館で見つけて、一気に19巻まで読みました。20巻はリクエストしてありますが、しばらく来ないかな。 海里の兄、一憲と奈津夫婦が、養子縁組をしようと色々学んでいる。母も一緒に話しを聞きに行って、週末里親をすることになったらしい。 そんな中で、一憲に、海里と涼彦が呼び出され、相...

図書館で見つけて、一気に19巻まで読みました。20巻はリクエストしてありますが、しばらく来ないかな。 海里の兄、一憲と奈津夫婦が、養子縁組をしようと色々学んでいる。母も一緒に話しを聞きに行って、週末里親をすることになったらしい。 そんな中で、一憲に、海里と涼彦が呼び出され、相談を受けた。里親講習に行き、子どもを育てる事を考えていくと、海里が小さい頃、締め殺そうとしてしまったことがあり、自分が父親になれるか自信がなく怖い。施設で育った奈津が、子どもを引き取って、幸せな家族を作りたい気持ちは、叶えてたいが、どーしても怖い。 まずは、奈津さんに相談すべきと。実際、相談して色々みんなで考えていく。 淡海先生に、カウンセラーも紹介してもらい、辛い思い出を無かったものとするのではなく、包み込むようにする。 一憲が自分の父との楽しい思い出を、思い出せれば、何か解決の糸口が見つかるのでは?と… 一憲自身は、父が航海士だったので、あまり思い出の記憶が無い。家にいる時間がほとんど無かったので。 奈津は、海里に、お母さんに聞いてもらえないか依頼する。 海里が、お母さんに、父の事を尋ねる。母は、写真や遺物の入って箱を出してくれるが、辛くて見たく無い。何か遺品を持ち帰ってとも言う。 ロイドに促され、方位磁針を持ち帰った海里は、夢で、兄と父が楽しそうに、喫茶店でプリンアラモードを食べているのを見た。 そのプリンアラモードを、夏神に作ってもらい、兄と海里で食べると、兄は、父とのことを思い出す。また、方位磁針は、兄が父にプレゼントした物だった。 ロイドによると、方位磁針に何かを感じたらしい。 兄も、少し父親になるのも悪くないと思い始めた。

Posted byブクログ

2024/08/29

最後の晩ごはん19巻目。 海里の兄の一憲と奈津夫婦が養子縁組で子供を迎えるにあたり、忘れていた過去の記憶が呼び起され、本当に自分は父親になれるのだろうかという不安と罪の意識に苦しむ一憲。兄弟と家族の絆の巻。 今まで海里視点で一憲を見てきたからか、堅苦しくてめんどくさい人って思っ...

最後の晩ごはん19巻目。 海里の兄の一憲と奈津夫婦が養子縁組で子供を迎えるにあたり、忘れていた過去の記憶が呼び起され、本当に自分は父親になれるのだろうかという不安と罪の意識に苦しむ一憲。兄弟と家族の絆の巻。 今まで海里視点で一憲を見てきたからか、堅苦しくてめんどくさい人って思ってた。父親が亡くなり高校生で突然一家の大黒柱として生きなくてはならなかった一憲の苦労は並大抵ではなく、元々の生真面目な性格も相まってそうならざるを得なかったんだろう。そして正反対にノー天気で自由人な海里。幼子特有のフリーダムさが可愛いけど、一憲がカッとしてしまったのもわかるし責められないと思った。 奈津さんが加わり今はほのぼのな五十嵐家にこんな重い過去があったとは。大人になってお互い憎み合っていた兄弟が腹を割って話せるようになってよかった。父と兄弟の最初で最後のお茶会にほろりとさせられました。 今回は五十嵐兄弟がメインだったので夏神さんとばんめし屋はあんまり出てこないんだけど、残り物タコパのシーンが美味しそうで楽しそうで、たこ焼き食べたくなった…。

Posted byブクログ

2024/05/23

ロイドさんと同じく先に泣いてしまう 互いに思い合う心の揺れが切なくて温かくて鼻の奥がツンとなってしまった。

Posted byブクログ

2024/04/16

シリーズ第19弾 今回は主人公・海里の兄、一憲が抱える大きな心の傷に、家族が向き合う大切なストーリー ただ、李英も倉持悠子も登場しなくて少し寂しいし、“最後の晩ごはん”の幽霊場面も控え目 控え目なんだけど、それがまた涙涙… 今回もまた感激屋さんのロイドが号泣だ 一憲と奈津...

シリーズ第19弾 今回は主人公・海里の兄、一憲が抱える大きな心の傷に、家族が向き合う大切なストーリー ただ、李英も倉持悠子も登場しなくて少し寂しいし、“最後の晩ごはん”の幽霊場面も控え目 控え目なんだけど、それがまた涙涙… 今回もまた感激屋さんのロイドが号泣だ 一憲と奈津の夫婦は、特別養子縁組の制度を利用し、子供を迎え入れることを考えている。 二人で充分に考え、準備をしてきたが、今になって一憲は「不安」と「恐怖」に押し潰されそうになっている。 不安は当然として、その恐怖の原因とは──? 一憲が高校生の時、父親が突然亡くなった。 母親も心身共に不安定な状態で、弟はまだ幼い。 一憲が家族を支えるしかなかった。 バイトをしながら年の離れた弟の「子育て」もしてきたのだ。 どれ程苦労してきたのか… 想像するだけで胸が苦しい。 このシリーズの登場人物は皆それぞれの苦しみを抱えているが、それを周りの人に打ち明ける事で乗り越えている。 人間はひとりで生きているのではない。 自分に関わる大切な人が苦しんでいたら、寄り添える人になりたいと強く思った。 でも心の内をさらけ出すのって、勇気が必要だよね。

Posted byブクログ

2024/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

終盤で海里が一憲に夢の記憶を話す場面。 「チビだったから。『海里はまだ小さいから、こんな大きなプリンは無理だよ』だろ」 「!」 思わずページを閉じてしまった。声を上げて泣いてしまいそうで。 今回の仕掛けは人が悪すぎる。。心震えてしまった。

Posted byブクログ

2024/02/11

元から家族なんだけど どんどん家族として深まっていくあたりが胸熱。 親友・仁木の言葉にも刺さりまくりました。

Posted byブクログ

2024/01/06

随分和解したとはいえ、まだまだぎこちなかった海里と一憲との関係。そこにもう一歩踏み込む巻になっている。

Posted byブクログ

2023/12/07

兄貴…生真面目にすぎるぜ。 いい友人と伴侶にめぐり会えといて 本当に良かったね。 弟の海里も大人になって ようやく腹を割って話せるところまで 関係が修復された感がある。 今回は、そんな家族が中心の回。 はじめの方で夏神さんが 師匠の形見の食器類の中から プリンアラモードとかに使...

兄貴…生真面目にすぎるぜ。 いい友人と伴侶にめぐり会えといて 本当に良かったね。 弟の海里も大人になって ようやく腹を割って話せるところまで 関係が修復された感がある。 今回は、そんな家族が中心の回。 はじめの方で夏神さんが 師匠の形見の食器類の中から プリンアラモードとかに使ったりする ガラス器を発見するのですが それがこの話の思い出メニューにつながって 見事に出番を与えられたのが嬉しかった。

Posted byブクログ

2023/11/09

シリーズ第19作。 長いシリーズとなったので、初期の設定を忘れていた。海里が芸能界を追放された件は覚えていたが、海里と兄・一憲との当時不仲だった理由は海里の芸能界入りと追放だと思っていた。 今はおおらかな母も過去には辛い時期があり、そこに父の早すぎる死があったことも新鮮な気持ちで...

シリーズ第19作。 長いシリーズとなったので、初期の設定を忘れていた。海里が芸能界を追放された件は覚えていたが、海里と兄・一憲との当時不仲だった理由は海里の芸能界入りと追放だと思っていた。 今はおおらかな母も過去には辛い時期があり、そこに父の早すぎる死があったことも新鮮な気持ちで読んだ。 これまで海里目線で見ていた五十嵐家だが、一憲目線で見れば全く違ってくる。 一憲ですらまだ親に支えて守ってもらいたい時期に大きすぎる責任を背負ってきたことに苦しくなる。 内容紹介にある『海里が幼い頃に起きた衝撃の出来事』も、一憲の当時の状況を思えば仕方ないし理解できる。 だがそこは一憲自身が乗り切るしかないし、それを海里がどう手助けするのかを見守った。 タイトルである「最後の晩ごはん」らしい展開はどこに出てくるのか、今回も無しか…と思ったが、最後にチラッとだけ近い内容となった。 以前に出ていた一憲・奈津夫婦が養子を迎える話が現実的になってくる前に、海里の母が動いていたのが五十嵐家らしいというか、海里の母らしいと思った。 そして毎度海里を支えてくれる夏神とロイドも良かった。 心配なのは後輩の李英。何とか元気になって欲しい。 次回がさらに楽しみになった。

Posted byブクログ

2023/10/19

文庫本の裏表紙の説明に『家族の絆に涙が溢れる第19弾!』と書いてあって、え~、泣けるって書いてあるとかえって構えて泣くもんかと思っちゃうなあと感じつつ読んだ。結果、一番じーんとする場面でロイドの奇妙な泣き声にコケッとなった。もう~。 印象に残ったのは、夏神さんの師匠船倉さんが話し...

文庫本の裏表紙の説明に『家族の絆に涙が溢れる第19弾!』と書いてあって、え~、泣けるって書いてあるとかえって構えて泣くもんかと思っちゃうなあと感じつつ読んだ。結果、一番じーんとする場面でロイドの奇妙な泣き声にコケッとなった。もう~。 印象に残ったのは、夏神さんの師匠船倉さんが話したという「罪も恩も天下の周り物」という話。自分が辛く悲しい経験をし、罪の意識を感じている時には、償いや恩返しを世間様に返すように、誠実に一生懸命に生きることがいつかは回り回って伝えたい人に伝わるということ。昔はこういう話をおじいちゃんやおばあちゃんが良くしてくれたなあと思う。 海里兄弟の絆を深めることになった方位磁石とプリンアラモード。亡くなったお父さんの愛情が感じられるいいお話でした。

Posted byブクログ