バイロン詩集-ヘブライのうた- の商品レビュー

ジョージ・ゴードン・バイロン(著者),あきのな(絵),藤井仁奈

2023/09/28

フリッツ・ライバーの言う「バイロンふうの虚無感」を体感せんとして試しに読んでみたが果たせず。装甲騎兵ボトムズの次回予告に感涙するこころをもっているので詩心は皆無ではないと信じたいが、限りなく乏しいようだ。

あとがきに「セレブのチャラい変な詩人」というバイロン像が描写されていたが、確かにそんなイメージで読んでいた。「封印した俺の右手が疼くッ！」とか言いそうとも思っていた。
世の中にはバイロニックヒーローという言葉があるそうで、いかにも厨二的な存在であろうと察せられる。『海賊』『カイン』『マンフレッド』に登場するらしいので、いずれリトライしたいものだ。