お金の賢い減らし方 の商品レビュー
具体的な減らし方が書いてあるのかな、と思っていたが、そもそもお金って何なのかと、減らすにあたってのマインドセットに書かれた本であった。
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https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334046552
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「マインドセットを変えましょう」がテーマで、「減らし方」の具体的な方法や、計画について問うものでは無かった。確かに、「死ぬ時に最もお金を持っている」には違和感があるが、かといって、闇雲に浪費するわけにもいかない。しかし、お金を増やすことが目的ではなく、幸せのためにお金を使うことが...
「マインドセットを変えましょう」がテーマで、「減らし方」の具体的な方法や、計画について問うものでは無かった。確かに、「死ぬ時に最もお金を持っている」には違和感があるが、かといって、闇雲に浪費するわけにもいかない。しかし、お金を増やすことが目的ではなく、幸せのためにお金を使うことが必要だから、ある程度あった方がよいと。 著者が50代くらいが多い講演会で問うと、老後が不安だとの回答が多いが、受け取れる年金額、今の毎月の支出額を知らない人が多いという。当たり前だが、そこから始めて、自分で計画を立てるしかない。 「老後2000万円問題」は、毎月の年金収入よりも支出が5.5万円多いモデルケースが示されていて、老後30年間では支出が2000万円超過するというものだったという。そして、この前提は、貯蓄が2500万円だと。数字の確かさも気になるが、伝え方が酷すぎると感じてしまう。正しく物事を理解したい。 介護に対する不安も、統計から算出すると、本人負担分の平均が約580万円だという。小さい金額ではないが、正体を理解して備えることが大切、過剰に恐れない。 やりたいことを犠牲にして、お金を貯めて、増やし続けるのは健全ではない、確かに。犠牲の中には、仕事優先で、趣味や旅行などを後回しにすることも含まれる。 自分で価値があると思うことを、自分で見つけて、お金を使おう、それが自分のためでもあり、社会のためでもある、が著者のメッセージ。 ヒントとして、次のようなことが述べられる。「体験」「経験」は、自分への投資になる。人間が賢くなる方法は「人」「本」「旅」。「人に投資する」ことが、「世の中にお金(価値)を回す」こと、自分にも社会にもメリットがある。 寄付は自己満足でもいい。寄付した金額の半分くらいは税金控除で戻ってくる。これは、国や自治体が徴収した税金の使いみちを、自分が指定していると考えることもできる。
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お金の増やし方に関する本が多い中、逆張りのタイトルがなんとなく気になって購入。 本作はお金に関しての初学的な本で、どちらかといえば概念的な記述が多かったかなという印象。 おそらく、ほとんどの人が「お金を増やしたい」と考えている。では、どうしてお金を増やしたいのか?と問われれば、...
お金の増やし方に関する本が多い中、逆張りのタイトルがなんとなく気になって購入。 本作はお金に関しての初学的な本で、どちらかといえば概念的な記述が多かったかなという印象。 おそらく、ほとんどの人が「お金を増やしたい」と考えている。では、どうしてお金を増やしたいのか?と問われれば、「お金があった方が幸せになれるから!」と答えるだろう。しかし著者は、お金がいくらあっても決して幸せにはなれない、むしろ上手に使って減らした方が幸せになれるはずだと提唱している。 めちゃくちゃ新鮮な視点か?と問われればノーだけど、お金に関して勉強するなら一度はふれておくべき内容だと思った。というわけで⭐︎3つ。
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要は、年金を月20 万近くもらえるのであれば90歳の時までに資産をほぼ使っていても生活できるよ。ということ。死ぬ前が1番資産を持っているというパターンが多い。生きてる内健康な内に自分が楽しいと思えることにお金を使おう!仕事を道楽に。努力の娯楽化が大事。 人からどう見られているか...
要は、年金を月20 万近くもらえるのであれば90歳の時までに資産をほぼ使っていても生活できるよ。ということ。死ぬ前が1番資産を持っているというパターンが多い。生きてる内健康な内に自分が楽しいと思えることにお金を使おう!仕事を道楽に。努力の娯楽化が大事。 人からどう見られているかにお金を使うよりも、自分がどれぐらい楽しいかにお金を使った方が良いと思う。 篠田桃紅さん「人は用だけを済ませて生きていると真実を見落としてしまう。真実は暇膜の間にあると近松門左衛門が言っていたように求めているところにありません。しかし、どこかにある。雑談や衝動会など無駄なことを無駄だと思わないほうがいいと思っている。」 出口治明さん「人は賢くなる方法は人・本・旅に尽きる」旅は計画、最中、思い出の3つの楽しみがある。 自分が鍛錬して身につけたものは自分の物で決して奪われることがない一生の宝。しかしその宝は分かち与えるほどに輝きが増すものだ。
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物ではなく事にお金を使い死ぬまでに使い切る. お金を増やすことばかりもてはやされる世の中,使うことのメリットを教えてくれる.旅行とか寄付とか投資とかわかるけれど,もう少し具体的に細かく切り込んで,実際の方法を教えて欲しかった.あまりに一般的なお話.
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近年、お金を少しでも増やすことに関心が集まっていますが、今一度立ち止まって、自分自身が有意義と思えることにお金をどんどん使っていったり、人に投資をしていきましょうという著者の主張には、ハッとさせられるものがありました。 なぜなら、自分自身にとって有意義なお金の使い方だな~とは思...
近年、お金を少しでも増やすことに関心が集まっていますが、今一度立ち止まって、自分自身が有意義と思えることにお金をどんどん使っていったり、人に投資をしていきましょうという著者の主張には、ハッとさせられるものがありました。 なぜなら、自分自身にとって有意義なお金の使い方だな~とは思いながらも、資産が減少してしまうとの思いから躊躇し、その一歩を踏み出せていないことがいくらでもあるからです。 また、本書ですごく気づきを得られたのが、「寄付」についての考え方でした。 寄付をした場合には、確定申告をする時に寄付金控除を受けることができ、私もふるさと納税を毎年行っているので、当然、寄付金控除を受けています。 ですが、寄付金控除を受けることにより、「国に税金の使い道を指定できる」との著者の考えは全くなかったので、目から鱗が落ちる思いがしました。 今年の正月に発生した能登半島地震で受けた被害の復興のため、また、被災者の支援のため、妻と二人で話し合い、負担限度額を超えて寄付をすることにしました。 自己満足でもいいじゃないか。そんな著者の声にも押されながら。 令和6年1月1日に著者は闘病の末、お亡くなりになりました。 著者のご冥福をお祈り申し上げます。
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いい年になり 会社人生も先が見えそうで 老後の心配もあって 手に取った本 テクニックでもニュアルでもなく どちらかというと人生論かな? お金はあった方がいいけど お金持ちが目的ではない 分かってるけど難しい 今を満足して楽しむことが 人と比べないことも
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お金の減らし方。そもそも、お金とは?お金は目的ではなく、道具。この思考が難しい。そんな中、もう50で、この役職なら、そんなに会社の顔色見なくてもいー、という言葉、腹落ちした。自分のために生きるため、お金を使っていきたい。
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いつも利用している図書館の新着本リストで目についた本です。 ストレートに “タイトル” に反応して手に取ってみました。 私も「定年」を目の前に控える歳になりました。これからは、僅かな資産を取り崩しながら日々暮らしていく生活に移ります。 そのあたり、著者の大江英樹さんはどう...
いつも利用している図書館の新着本リストで目についた本です。 ストレートに “タイトル” に反応して手に取ってみました。 私も「定年」を目の前に控える歳になりました。これからは、僅かな資産を取り崩しながら日々暮らしていく生活に移ります。 そのあたり、著者の大江英樹さんはどうとらえ、どうアドバイスしているのか。そもそも大江さんは「お金は増やすよりも減らす方が楽しい」と語っています。 なるほど “減らす方が楽しい” という発想は、私にとっては新鮮な気づきでしたね。
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