思い出ごはん の商品レビュー

アンソロジー(著者),森絵都(著者),小川糸(著者),あさのあつこ(著者),PHP研究所(編者)

2024/03/26

思い出ごはんはお店のごはんよりも誰かに作ってもらったり自分で作ったりしたご飯が多いんだなと思った。あと、特別な材料を使ったものじゃなくて、自分の舌が慣れている食材で作られたご飯なんだと思った。料理を作るのに、無理に手間をかけなくていいし、思いを込めて作ることが大事だと思った。

2024/03/15

　７５人の名だたる著名人による、思い出深い、食に関するエッセイ…。家族や友人に関するエピソードが多く、しんみりしちゃうものから、クスリと笑えるものまで盛りだくさんの内容になっています。それぞれが２ページから４ページくらいかな…とっても短いながら、好きな作家さんの作品も多かったです。

　ただ、小説ではなくてエッセイであるところが、なんとも…大好きな作家さんだけれど、このエッセイを読むのなら小説を読みたかったかなって…って感じてしまいました。皆さんスゴイ小説を描かれている方ばかり…そんな作家さんの日常を垣間見ることができたのは、この作品だからだと思うけれど、私的にはちょっと物足りない思いもしました。

2024/02/24

いまも心に残る、あの日のあの味――。人気作家など77人が「忘れられない料理」について綴る、じんわり、ほろりとするエッセイ集。

いつものように本屋さんで物色していると、大好きな作家さんの名前が多数書いてある帯が目に飛び込んできました。
・町田そのこさん
・三浦しおんさん
・青山美智子さん
・小川糸さん
直ぐに手に取って裏面を確認すると、
・加納朋子さん
の名前まであるではありませんか！
これは「読まねば！」とレジに向かいました。
帰宅後、真っ先に町田そのこさんの作品を読んだところ、出てきたのは「資（すけ）さんうどん」！
福岡県北九州市を中心に展開しているチェーン店で、私(北九州近郊在住）も贔屓にしており、月に２，３回は食べに行きます。
（うどんは間違いなく美味しいのですが、 丼物やおでんもお薦めです）
福岡県出身で今も在住されている町田さんならではのチョイスだと思いました。その点もあってか、書かれている内容は共感できることばかりで、それこそ”うどん”の様に温かい気持ちになりました。
また、おとうさん、おじいさんとのエピソードも、読んでいてほのぼのとした気持ちになり、頬が緩みましたね。
その後、本書は77人の方のエッセイ集ということもあり、1日に一つか二つのペースで読み進めましたが、どなたの作品にも食を通しての思い出深いエピソードがあり、「思い出ごはん」のタイトルそのままでした！

2024/01/16

75名の著名人による、『思い出のごはん』がテーマのエッセイのアンソロジー。

武田双雲さんのお話が印象に残っている。
どの方のお話もよかった！

2024/01/14

このテの本の中では、読み応えあり。
そして、思い知らされるごはんは、いつでもあると思っていたら大間違い！2度とその味に、出会えないんだってこと。
自分の思い出ごはんの記憶を辿りながら、ふと、子供達にとっての思い出ごはんを私は残せたのかな？と。
私は子供達が記憶のない頃の家族旅行や、日々の生活でたくさんの思い出ごはんの瞬間を貰ってる。
今年最初の青森へのムスメとの卒業旅行のお供

2023/11/14

「思い出のごはん」をテーマに綴った著名人75人のエッセイ集。

今をときめく作家やエッセイストたちがずらり（女性が多いですが）、贅沢な一冊です。
食べ物の話は楽しくて大好き。
それぞれ3ページほどの短い中に大切な思い出が詰まっています。
思い出というテーマだけに、子供の頃の話や家庭の話がほとんど。
ほっこりしたり、切なくなったりする素敵な本でした。

2023/11/01

普段こういうアンソロジー的なものはあまり好んで読まないのだが、貸していただいたので読んでみた。

ひとつひとつの文章は短いので印象に残らないが、意外とこの人の小説を読んでみたい！と思う人にも出会えた。

たまにはいい。

2023/09/03

だれにでも、思いでの味はあるもので、亡き母の味を思い出した。食べられないと思うと、余計に恋しくなる。自分で作るとどうして美味しくないのだろう。料理がうまくなれたら、いいのに。

2023/08/11

忘れられないあの味や、味とともに蘇るあの日の思い出…。作家や料理研究家、デザイナーなど、様々な分野の第一線で活躍する著名人が、「思い出のごはん」をテーマに綴った文庫オリジナルエッセイ集。

私にとって思い出のご飯は何だろう？？？

2023/06/14

心が温まるエピソードから切ないエピソードまで沢山読む事が出来た贅沢な本でした。
生きることは食べること。食べることは生きること。
生きている間は食事が大切になっているからこそ、思い出として残りやすいし、食事ってやっぱり大事だなぁと感じた。
そして作家さんそれぞれ実体験を元にしたエピソードだからリアリティがあった。