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ほどなく、お別れです それぞれの灯火 の商品レビュー

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20件のお客様レビュー

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2024/10/26

シリーズ第二弾。 今回も悲しく切ないだけど優しいお話でした。 『さまざまな「お別れ」に涙が止まらない』 と、帯に書いてあります。止まらなくはないけれど涙無しでもいられませんでした。 私は前作よりこちらの方が好き。

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2024/10/10

葬儀場『坂東会館』で働く清水美空の物語、第二弾。交通事故にあつた男子高校生、自死した90歳のおばあちゃん、妻と二人の幼い子供を残した40代の男性、念願の職場で働きだした若い女性、4人の葬儀が描かれている。海で消息を絶ち数年以上が経過した美空の友人の兄の話もあり。若い人の死は辛い。...

葬儀場『坂東会館』で働く清水美空の物語、第二弾。交通事故にあつた男子高校生、自死した90歳のおばあちゃん、妻と二人の幼い子供を残した40代の男性、念願の職場で働きだした若い女性、4人の葬儀が描かれている。海で消息を絶ち数年以上が経過した美空の友人の兄の話もあり。若い人の死は辛い。思わず涙。今回は主人公の霊感、見えるんです、が強調されていなくてよかった。

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2024/09/30

続編なのでもちろん悲しい話ではあるんだけど、誰もがいつかは迎える場所を仕事場とする人の物語。今回はお姉さんは登場せず、正社員としてひとり立ち。人ひとりが生きた、そして迎えた最期に事情がないわけもない。心情がよく描かれていた1冊です。

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2024/09/22

亡くなった方のために葬儀はあると思っていたけどそれだけではなくて 遺された人たちが向き合うことができるように気持ちを整理する場でもあることを教えてくれました 正直すごく苦手だった 受け入れたくもないのに写真を選び、事務的な手続きを1つずつ進めるあの空間が でも自分たちにとって...

亡くなった方のために葬儀はあると思っていたけどそれだけではなくて 遺された人たちが向き合うことができるように気持ちを整理する場でもあることを教えてくれました 正直すごく苦手だった 受け入れたくもないのに写真を選び、事務的な手続きを1つずつ進めるあの空間が でも自分たちにとっても前に進むための必要な時間であること、気がつけてよかったです

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2024/08/17

なんでですかねー、他の方のようには楽しめなかった。なぜこの主人公は自分の指導員である漆原にこうまで上から目線なのか?ずっと心の中では呼び捨てですし。主人公に魅力を感じないからどうしても楽しめない。この巻を先に買ってしまったから一巻も読みましたが、もうこのシリーズは読まないな。とい...

なんでですかねー、他の方のようには楽しめなかった。なぜこの主人公は自分の指導員である漆原にこうまで上から目線なのか?ずっと心の中では呼び捨てですし。主人公に魅力を感じないからどうしても楽しめない。この巻を先に買ってしまったから一巻も読みましたが、もうこのシリーズは読まないな。というかこの作者が多分合わないので続巻が出ているようですが買わないな。

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2024/07/26

続編。事故や自死、理由は様々な故人との別れの場面は読むと非日常だけどいつ自分に降り掛かってくるかわからない。切り替えや受け入れといったことが自分にできるかというのも考えさせられる。漫画版もいずれ読んでみたいと思う。

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2024/06/25

ある冬の夜に事故で亡くなった少年の話。 加害者も若い青年だった。 息子の死に錯乱し、悲しみ、その先に芽生えた感情は加害者家族に対しての憎しみだった。 葬儀まで、憎しみに捕われ、 少年が大好きだった優しいお母さんは 憎しみに覆い被されたお母さんになってしまっていた。 葬儀とは、残さ...

ある冬の夜に事故で亡くなった少年の話。 加害者も若い青年だった。 息子の死に錯乱し、悲しみ、その先に芽生えた感情は加害者家族に対しての憎しみだった。 葬儀まで、憎しみに捕われ、 少年が大好きだった優しいお母さんは 憎しみに覆い被されたお母さんになってしまっていた。 葬儀とは、残された人が死を受け入れ、 前を向いて歩いていくための、切り替えの 儀式なのだという。葬儀屋さんは 信頼する僧侶に、息子の思いを聞いてもらった。 帰って夕ご飯食べるはずだったのに 食べれなくてごめん。 自分はすごく幸せだった。 だから、大好きなお母さんが怖い顔、辛い顔をしていることをすごく心配していると そのことを伝えることから 受け入れが始まっていく。 最後は、 列車事故で亡くなった20代の女性 自殺なのか、事故なのか。。。 残された家族は、救えなかったことの後悔に苦しむ。 葬儀では、娘のためにたくさんの 参列者がきてくれるが、 なぜ、同じ年頃のあの中に 娘だけいないのか。 と思ってしまい、動けないでいた。 そんなとき、葬儀屋さんが 声をかける。 娘さんはあそこにいますよ。 みんなの中に娘さんが います。親が知らない娘さん。 親が知っている娘さん色んな娘さんが みんなの中にいると思います。 どうか、娘さんのことを聞いてみてください。と。 葬儀の最後には 事故だろうと自殺だろうと 今は苦しみから開放されて楽になったことに安堵し、努力家で相談せず1人で抱え込む 頑張り屋さんの娘を誇りに思う両親。 私達の娘に生まれてきてくれて ありがとうと伝える。 こどもを持つ親としては 嗚咽なしでは読めないが。 葬儀屋さんという仕事に 初めて触れその仕事の重みを知る。

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2024/06/20

前作『ほどなく、お別れです』 のシリーズ化された続編 『ほどなく、お別れです ー それぞれの灯火』 今回は葬祭ディレクター漆原のもとで、一人前になるべく奮闘する美空の成長ぶりが微笑ましい。 ただ、キャラクター設定だから仕方ないが、正社員になったからか、何でも遠慮せずグイグイと...

前作『ほどなく、お別れです』 のシリーズ化された続編 『ほどなく、お別れです ー それぞれの灯火』 今回は葬祭ディレクター漆原のもとで、一人前になるべく奮闘する美空の成長ぶりが微笑ましい。 ただ、キャラクター設定だから仕方ないが、正社員になったからか、何でも遠慮せずグイグイと相手を振り回す彼女の言動は、ちょっと苦手に感じた。同じ伝えるにも、言い方って大事だと思う。 更に、美空目線で進む物語だが、上司の漆原のことだけは、常に呼び捨てで進行するのが引っ掛かる。他の先輩方にはきちんと「さん」付けなのに・・・ 何故なんだ・・・ 他とは違う関係性の演出か? 肯定的に考えようとしたが理解に苦しむ。 何度も涙が溢れて心温まるとってもいい作品なんだけど、この2点が終始引っ掛かり、集中力が削がれた気がする。そこだけ少し残念に感じた。 前作ほどは、特殊な霊能力について触れるシーンが少なかったので、リアルなお葬式小説といった色合いが濃い作品だった。身近な大切な人を失った経験のある方には、特に心に響く作品だと思う。 私も年を重ねるにつれ、家族や親戚のみならず、友人や知人を見送ることが、これから益々増えてくるだろう。 出来れば、そういう機会が無いことが望ましいのだが、生きている以上は、誰もが必ず訪れるのが死だ。 いつかそんな時が来たら、故人に対する自分の感情に浸るのではなく、ご遺族に気持ちを寄り添わせ、故人に思いを馳せ、心を込めて最後までしっかりと見送ろうと、気持ちを新たに思わせてくれる作品だった。 以下、印象的だったフレーズ 「死が絶対的な別れであることに変わりは無い。それを受けて前を向ける人と、嘆き続ける人とは、一体何が違うのか(中略)受け入れることができる人は、別れた人を心の中で生かし続けているのだと思う。当然のように、その先の世界があると信じられる人もいる。結局は、その人の心の問題だ」 「大切な人を失えば、どんな別れ方であれ、もっとこうすればよかったっていう後悔の思いは何かしら残るものだと思う。それでも、その人の笑顔や、一緒に過ごした日々を思い出して、慰められることもある。まるで万華鏡みたいに、その時々で違った気持ちになるんだ。それを繰り返しながら、失った人を心に抱えて、生きていくしかないのかもしれないよね」

Posted byブクログ

2024/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

パート1を読むときに こちらも予約していたので一気に読みました。 主人公が司会を務めるまでに成長。 これを読むと、お葬式にもこんなに物語が あるのかと思う。

Posted byブクログ

2024/05/05

お葬式小説、第二弾。 どんな状況で亡くなったにしろ、亡くなった方への敬意と愛に溢れていて、読後感がよい。 バイトではなく葬祭ディレクターとして1年目、真摯に仕事と向き合っていく。見守る周りの先輩方がとても暖かい。

Posted byブクログ