四日間家族 の商品レビュー
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集団自殺志願者の4人。 自殺予定現場で捨てられた赤ちゃんを偶然保護してしまう。 そこから4人と赤ちゃんひとりが追われる4日間を描いている。 16歳の陸斗、20代の夏美、60歳の長谷部、70代の千代子。 SNSを使って相手を操る2人と、SNSにやり込められた2人。逃走中、互いのバックグランドを理解するにつれ、チームとして機能し始める。 「クソみたいな」(本文より)人生を送ってきた人間にも得意分野はあり、それでギリギリのところをすり抜けたりする。読み始め、全員嫌な人間だと思ったが、ラストでは最高にまとまった家族のようになり、解散が惜しいと思うほどだった。 でもそこで他人に戻ることを選択するのがスッキリして、いい終わり方だと感じた。 そしてSNSには、注意しなければ!
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2024.5.1 最初は好きになれなかった登場人物たちがだんだん好きになっていて、気づいたら応援していた。 割と最初から最後までハラハラドキドキして面白かったー!設定が面白い!
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皆さんのレビューから面白そうだなぁ…と思い、いつか読もうと思っていた作品がこちらです。赤ちゃんの表紙がインパクトありますよね! ストーリーはネットを介して集まった集団自殺希望の4人が、遺棄されそうになった赤ちゃんを救うために奮起する内容で、その裏の大きな犯罪組織の存在をも明...
皆さんのレビューから面白そうだなぁ…と思い、いつか読もうと思っていた作品がこちらです。赤ちゃんの表紙がインパクトありますよね! ストーリーはネットを介して集まった集団自殺希望の4人が、遺棄されそうになった赤ちゃんを救うために奮起する内容で、その裏の大きな犯罪組織の存在をも明らかにしていくというもの…。死を覚悟して集まった4人が赤ちゃんを守りたいという共通認識のもと、疑似的な家族のような強い絆も生まれていくその過程は読み応えがありました。 この4人の出会いはネットだったけれど、犯罪組織を明らかにするために駆使したのもネット…、今ネットってすごい!そして小さな命を蔑ろにするこの犯罪組織の実態を知ったとき、ザワザワぁ~っとしました。息つく間も持たせないほどの早い展開でした。最強で最悪なパーティーである4人、こんな経験をしたのだから乗り越えらない壁はないはず…この4人のこれからが明るいものでありますように!!
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ネットで集まった4人は集団自殺志願者たち。練炭で決行しようとした矢先、森の奥から赤ん坊の泣き声が聞こえる。組織犯罪の匂いを嗅ぎ取った4人は赤ん坊を救出するものの誘拐犯人としてSNSに晒される。ネット社会の特定班と呼ばれる人たちの情報収集の凄さを感じる。そして現代社会ではこれが大げ...
ネットで集まった4人は集団自殺志願者たち。練炭で決行しようとした矢先、森の奥から赤ん坊の泣き声が聞こえる。組織犯罪の匂いを嗅ぎ取った4人は赤ん坊を救出するものの誘拐犯人としてSNSに晒される。ネット社会の特定班と呼ばれる人たちの情報収集の凄さを感じる。そして現代社会ではこれが大げさではなくリアルだということに恐怖を感じる。SNSにはSNSで対抗し一発逆転にかける4人。乳幼児人身売買や臓器移植、前に日本でも騒がれた事件を彷彿させる。4人の再生物語でもあり面白く読んだ。
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集団自殺しようとした四人が、赤ちゃんに翻弄される…。まるでコメディのような設定なので映像化したら面白いかなと思いました。(いろいろ突っ込みどころはありましたが…) * ネットで個人情報が晒され、自宅まで特定されてしまう怖さ…。我々の個人情報は、もはや、あってないようなものなのでし...
集団自殺しようとした四人が、赤ちゃんに翻弄される…。まるでコメディのような設定なので映像化したら面白いかなと思いました。(いろいろ突っ込みどころはありましたが…) * ネットで個人情報が晒され、自宅まで特定されてしまう怖さ…。我々の個人情報は、もはや、あってないようなものなのでしょうか。 怖いのは○○警察のように悪意がなくても相手を追い詰めてしまうところです。 最近はさすがに減っているようですが、悪意と善意は案外紙一重なのかもしれません。 * ということで、今回の最優秀主演俳優?賞は、赤ちゃんに決定です。
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こうゆう非現実的な展開を疑似体験できるところが読書の醍醐味だと思う。 吊り橋効果っていうのかな、危険な状況に陥った4人に家族のような絆が生まれてくる展開がほほえましくなった。 赤ん坊の人身売買なんて東南アジアとか南米とか遠い異国の話だと思ってるんだけど、まさか日本にもあるのかな。...
こうゆう非現実的な展開を疑似体験できるところが読書の醍醐味だと思う。 吊り橋効果っていうのかな、危険な状況に陥った4人に家族のような絆が生まれてくる展開がほほえましくなった。 赤ん坊の人身売買なんて東南アジアとか南米とか遠い異国の話だと思ってるんだけど、まさか日本にもあるのかな。もしかしたらあるのかもしれないようなリアリティがあってブルっとした。 スリリングでノンストップな展開が面白かったし、死のうとしてた四人だけど、ちゃんと最後は明るい光を感じたし、私的には何かの賞取ってもおかしくない一冊だと思いました。シランケド
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自殺しようと集まった4人、 当たり前ながら、それぞれにワケあり… どうなるのか気になり、どんどん読み進める やはり川瀬さん、ひきつけられます。 でも、怖い…。 ネットの特定班、気持ち悪い。 関係ない人々が、全て敵に思えてしまう… 相手をヤクザと思いこむ感じが疑問だったけれど ...
自殺しようと集まった4人、 当たり前ながら、それぞれにワケあり… どうなるのか気になり、どんどん読み進める やはり川瀬さん、ひきつけられます。 でも、怖い…。 ネットの特定班、気持ち悪い。 関係ない人々が、全て敵に思えてしまう… 相手をヤクザと思いこむ感じが疑問だったけれど 夏美の過去を知って、なるほどと思う。 猪ノ口、執念深くて怖い… ラストはすごい勢いで終わりへと向かう。 みんなが赤ちゃんと出会ったことで 変化して、前を向いたのはとても良かった。 面白かったけど、 読み終えて、疲労感が大きかったです。
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小説っていいなぁ。 先日読んだ「正欲」とは逆に、展開が強引で、 「そんな奴おらんやろ」 登場人物たちがデタラメなキャラクター設定でも、 面白ければそれでいい!! 楽しければそれでいい!! そんなことを無条件に感じさせてくれる。 見ず知らずの自殺志願者4人が1台のバンで山奥へ。 そこに鬼の形相をした女がやってきて赤ん坊を置き捨てて去る。 本のタイトルは「四日間家族」 さあ、どうする? ワクワクしないわけがない。 ※aoi-soraさん、、ムク助さん、引き合わせてくれて、ありがとうございました。
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赤ちゃんを助けたい思いから始まった逃亡劇。 次々と襲いかかる困難な状況。 なかなかのスリリングな展開に、ハラハラしながらページを捲る手が止まらなかった。 長谷部のおっさん、千代子ばあちゃん、夏美姐さん、陸斗。 それぞれ適材適所で持ち味が発揮される中で、お互いの信頼感が増していき、...
赤ちゃんを助けたい思いから始まった逃亡劇。 次々と襲いかかる困難な状況。 なかなかのスリリングな展開に、ハラハラしながらページを捲る手が止まらなかった。 長谷部のおっさん、千代子ばあちゃん、夏美姐さん、陸斗。 それぞれ適材適所で持ち味が発揮される中で、お互いの信頼感が増していき、ウルッとする場面も。 わずか四日間だったけど、“最悪で最強のバーディー”は、最高だった。
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なかなかスピード感のあるお話。 最初の印象だとこの4人が家族と呼べる関係になるなんて想像も付かないけれど、あっという間に仲良くなってた。 ただ、4人共自殺志願者なんだけど、各々過去に酷い事してきているし(特にサークルクラッシャーとかやる意味不明過ぎる)、赤ちゃん救って、新しい人生で良かった、とか手放しで喜べず。なんかもやもやが残る。
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