あなたはここにいなくとも の商品レビュー
しょうもないパートナーとダラダラ関係を続けてる主人公たちにげんなりする物語ばかりだった。すっきりするわけでもないし小さいストレスが溜まってしまった。 別れて良かったあの時の辛い気持ちに打ち勝ちながら別れを決断できた私で良かった…こんなふうになりたくないから。
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1話目から泣かされて 2話目で男にムカつき 3話目で理解できず 4話目で男の身勝手さに呆れ 5話目で悲しく切なくでもどこか微笑ましくなり 個人的に1話目と5話目が好きでした。
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人間関係の上手くいかなさ、こんなに下手で惨めなのは私だけ?という気持ちが軽くなりました。 定期的にリセットしたくなる気持ちがよく分かりました。(入道雲が生まれるころ)恋人の物分りの良さがスゴすぎる。私もいつか、私なりの家を築くことができるのかな。
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家族や恋人との関係に悩みを抱える北九州で暮らす女性たちの物語。 1話目の「おつやのよる」は1番インパクトがあった。 家族関係のイザコザがお通夜の夜に爆発する。 この鬱憤は誰にも止められない。 4話目の「黒い穴」が1番好きだった。 主人公の恋人は既婚者。それを知っても尚好きとい...
家族や恋人との関係に悩みを抱える北九州で暮らす女性たちの物語。 1話目の「おつやのよる」は1番インパクトがあった。 家族関係のイザコザがお通夜の夜に爆発する。 この鬱憤は誰にも止められない。 4話目の「黒い穴」が1番好きだった。 主人公の恋人は既婚者。それを知っても尚好きという気持ちを諦められずにいる。 しかし、ある出来事をキッカケにその不倫関係に終止符が打たれる。 渦中にいる時は必死でも、後から思い返せば笑いで吹き飛ばせるようなお話だった。
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色んなしがらみと女性たち。 今まで読んだ町田そのこさんの他作品は読了後も胸のあたりがずしーんと重たい感じがしたけど、今回はスッと切り替えられる感じでした。 澪さんはとてもうつくしい人ですね。こんな慈しむ人になりたいなぁ。物語の終わりどころもよかったです。
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ままならない状況がキツくって。 一件の事件が明らかになるまでに、どれだけの人たちが泣き寝入りを強いられてきたんだろう、みたいな事を考えてしまった。 読んでいる間は抵抗なく入ってきた物語が、読み終わったら心にほとんど残っていない事に驚いている。
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今ここにいない人を想う優しい短編集 昔見たドラマの台詞で「いなくなるってことは、"いない"のがずっと続くってことなんだよ」というのがあって、使われていた文脈もあり、それは悲しいことのような気がしていたけど "いない"を物理的な不在と捉えるな...
今ここにいない人を想う優しい短編集 昔見たドラマの台詞で「いなくなるってことは、"いない"のがずっと続くってことなんだよ」というのがあって、使われていた文脈もあり、それは悲しいことのような気がしていたけど "いない"を物理的な不在と捉えるなら、ふと思い出せるような記憶の中には圧倒的に"いる"人は、本当の意味でいない人ではないのかもしれない 思い出せば思い出すだけ、その不在が寂しさとして際立ってしまうこともあるけど 忘れないでいることを肯定してもらえたような一冊だった
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生きるのが辛くなった人や、辛い人生を歩んできた人たちの物語5編。 「ばばあのマーチ」は、ちょうど年末に職場の理不尽さになんとも言えない気持ちで過ごしていた頃だったので響いてしまった。もう無理するのはやめよう、と心を決めた。 最後の「先を生くひと」は澪さんの人生にも加代の気持ちにも...
生きるのが辛くなった人や、辛い人生を歩んできた人たちの物語5編。 「ばばあのマーチ」は、ちょうど年末に職場の理不尽さになんとも言えない気持ちで過ごしていた頃だったので響いてしまった。もう無理するのはやめよう、と心を決めた。 最後の「先を生くひと」は澪さんの人生にも加代の気持ちにも共感しすぎて、涙と鼻水が止まらなくなった。 特に考えずに手に取った本だけれど…読書の良さとゆうか、必要なタイミングで必要な本と巡り会うものなのかもしれないなぁとしみじみ。
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どのお話も読み終えると、前向きな気持ちが残りました。 最後のお話は、澪さんの言葉がココロに刺さり… 人生折り返し中の自分だけど、まだまだ未来も希望もあるーと思うとワクワク! 大丈夫。と言う澪さんの言葉が私の力になったので、これからも私らしく過ごしていきます。 同時に人生の終...
どのお話も読み終えると、前向きな気持ちが残りました。 最後のお話は、澪さんの言葉がココロに刺さり… 人生折り返し中の自分だけど、まだまだ未来も希望もあるーと思うとワクワク! 大丈夫。と言う澪さんの言葉が私の力になったので、これからも私らしく過ごしていきます。 同時に人生の終い方も、そろそろ興味と共感できるお年頃なので、とても参考になりました。 潔く、悔いなく、限りある時間を生きようと思えるお話でした。
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町田そのこさんらしい、優しいお話だった。 「おつやのよる」と「先を生くひと」の話が好きだった。 「もしかしたら形としては、いつか捨てる日も来るかもしれん。でも、ほんとうに捨てるってことはできん。ずっと大事にしたい、抱えて生きたいものってどうやっても捨てられんのよ。心の中でかたち...
町田そのこさんらしい、優しいお話だった。 「おつやのよる」と「先を生くひと」の話が好きだった。 「もしかしたら形としては、いつか捨てる日も来るかもしれん。でも、ほんとうに捨てるってことはできん。ずっと大事にしたい、抱えて生きたいものってどうやっても捨てられんのよ。心の中でかたちを変えて、自分と折り合いをつけて存在していくだけ。」
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