街に躍ねる の商品レビュー
達の言葉がひとつひとつに色んな想いが込められていて言葉選びも素敵だな、と思いました。晶の家族想いなところもすごく感動しました!!
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好きな登場人物 シンジュ 小学生の頃は、親の価値観の影響を受けているのに、シンジュは異色でかっこいい。 2章が、お母さんが主人公の話というのもよかったです。 登場人物の誰に共感しているのかわからないけれど、「めっちゃわかる」…と呟いていました。 偶然ブクログで知った作家さん...
好きな登場人物 シンジュ 小学生の頃は、親の価値観の影響を受けているのに、シンジュは異色でかっこいい。 2章が、お母さんが主人公の話というのもよかったです。 登場人物の誰に共感しているのかわからないけれど、「めっちゃわかる」…と呟いていました。 偶然ブクログで知った作家さんでした。川上佐都さんの2冊を読めただけで、もう、ブクログやってよかった~気分です。
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とてもよかった。「人と違うことの苦しさ、素晴らしさを描いた物語」と帯にはあるけれど、そういう視点よりも、ただ家族でいたいという願い、それ故の悩みや寂しさ、傷つけてしまう・理解しきれない怖さ、通じていると感じるときの安堵など、感情の機微がとても丁寧に書かれている優しい物語でした。第...
とてもよかった。「人と違うことの苦しさ、素晴らしさを描いた物語」と帯にはあるけれど、そういう視点よりも、ただ家族でいたいという願い、それ故の悩みや寂しさ、傷つけてしまう・理解しきれない怖さ、通じていると感じるときの安堵など、感情の機微がとても丁寧に書かれている優しい物語でした。第一章の小学5年生の弟目線で進むのがまたよく、揺らいだり嬉しかったりする気持ちが素直で、自分の気持ちを素直に、焦って決めつけないで感じることって大事だなと思った。
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面白かったし、刺さる言葉の数々に共感しまくったけど、朝子篇を読んで訳のわからない話になってしまった。 発達障害の許容って難しい。コミュニケーションを取れない相手との関係ってすごくストレス。弟の晶は兄の達とコミュニケーションできてるから感情移入できるけど、達がなんでも突っかかってく...
面白かったし、刺さる言葉の数々に共感しまくったけど、朝子篇を読んで訳のわからない話になってしまった。 発達障害の許容って難しい。コミュニケーションを取れない相手との関係ってすごくストレス。弟の晶は兄の達とコミュニケーションできてるから感情移入できるけど、達がなんでも突っかかってくるタイプだったら晶も兄と関わろうと思わないんじゃないかな。
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「普通」ってなんだろうねぇ。「普通」でなくてもいいと思いつつも「普通」でないことに不安を感じることも多いよね。 すこし変わった兄を大事に思う気持ちはあるのに、第三者から見られると急に兄のこと普通と思えなくなる気持ち。小学生らしい戸惑いと逡巡。 小学生や中学生に、こういう人もいるよ...
「普通」ってなんだろうねぇ。「普通」でなくてもいいと思いつつも「普通」でないことに不安を感じることも多いよね。 すこし変わった兄を大事に思う気持ちはあるのに、第三者から見られると急に兄のこと普通と思えなくなる気持ち。小学生らしい戸惑いと逡巡。 小学生や中学生に、こういう人もいるよ。みんなの身近にいることもあるかもね。兄弟姉妹のこともあるかもね。って身近なこととして考える題材として読みやすいのかなぁと思った。
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人とのかかわりが苦手らしい達は高校に通えなくなり家にいる。絵が得意で時々家の中を走り回ったり指を高速で動かすなどの癖がある。弟で小学生の晶の目線から日常が語られていく。晶は兄のことが大好きで兄の描く絵も好き。だけど、どうやら世間的には兄の立場は褒められたものではないようだし、晶の...
人とのかかわりが苦手らしい達は高校に通えなくなり家にいる。絵が得意で時々家の中を走り回ったり指を高速で動かすなどの癖がある。弟で小学生の晶の目線から日常が語られていく。晶は兄のことが大好きで兄の描く絵も好き。だけど、どうやら世間的には兄の立場は褒められたものではないようだし、晶の家族構成も不思議らしい...。 とりたてて大きな事件が起こるわけではなく少しだけ変わっている兄弟と家族が小学生の目線から(晶の目線も独特)語られ、最後だけ語り手が変わる。悪くなかったものの終わりが中途半端だし、最後の語り手にあまり共感しない。大人向けならいいけど、児童書でこの終わり方は納得いかないなぁと思って星を3つにしました。
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絵を描く才能に恵まれた青年と多感で素直な小学生の弟。いかにも常識的で神経質な母親と事なかれ主義の温厚だけど影が薄い父親。 素直な弟目線の話がいきいきとしていてよかった。
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異父兄弟である小学生の晶と高校生の達。 ちょっと変わっているけど、絵が上手くて優しいお兄ちゃんと思っていたのに、他人の目が入ったときに急に「変」で困ったお兄ちゃんに見えてしまう。 こういうことってよくあるよなと思った。 コミュ障や動き回ることなどが原因で不登校となってしまうのだけ...
異父兄弟である小学生の晶と高校生の達。 ちょっと変わっているけど、絵が上手くて優しいお兄ちゃんと思っていたのに、他人の目が入ったときに急に「変」で困ったお兄ちゃんに見えてしまう。 こういうことってよくあるよなと思った。 コミュ障や動き回ることなどが原因で不登校となってしまうのだけど、その後に元夫のいる秋田に達と母で引っ越してしまう。 この辺りから、話がわかったようなわからないような感じになってきた。 ちょっと尻すぼみな印象。
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第1章は小学生五年生の晶(あき)の視点から綴られる。 大好きな兄・達(とおる)は大学生。 でも、学校は休んでいる。 なにか理由があるらしい。 晶の視点からは詳しいことは書かれていない。 達は衝動的に、必要以上に動く。 それは「普通」ではないという。 学校へ行けないのはそれが理由だ...
第1章は小学生五年生の晶(あき)の視点から綴られる。 大好きな兄・達(とおる)は大学生。 でも、学校は休んでいる。 なにか理由があるらしい。 晶の視点からは詳しいことは書かれていない。 達は衝動的に、必要以上に動く。 それは「普通」ではないという。 学校へ行けないのはそれが理由だろうか。 第2章は母・朝子の視点で描かれる。 息子たちを思う親心が痛いほど伝わってくる。 なぜ、達は不登校になったのか。 ルールに縛られているのは大人達も同じ。 コミュニケーションをうまく取れないひとを 晶の同級生は「かわいそう」と言う。 私自身はどうだろう。 知らず知らずの間に誰かを傷付けてはいないだろうか。 優しい物語の中にいくつものメッセージが散りばめられていた。 川上佐都さんの次回作が待ち遠しい。
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読み始めは、抽象的な作品でわかりにくいのかな? とかいじめなどが絡む少し気が重くなるような予感がして、何となくスローペースで読み進めていました。 でも、いつの間にかすっかり入り込んでいたようで、中盤あたりでは主人公の兄弟のやりとりに涙していました。わかりやすいハッピーエンドではあ...
読み始めは、抽象的な作品でわかりにくいのかな? とかいじめなどが絡む少し気が重くなるような予感がして、何となくスローペースで読み進めていました。 でも、いつの間にかすっかり入り込んでいたようで、中盤あたりでは主人公の兄弟のやりとりに涙していました。わかりやすいハッピーエンドではありませんが、ずっと誰かの愛が溢れていて温かく、希望が湧いてくるとても素敵な作品だと思います。
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