名探偵のはらわた の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
【収録作品】記録/神咒寺事件/八重定事件/農薬コーラ事件/津ケ山事件/顚末 日本犯罪史に残る最凶殺人鬼たちが、儀式でよみがえり、また殺戮を繰り返し始める。 名探偵・浦野はよみがえった殺人鬼の一人に殺されるが、明治生まれの名探偵・古城が地獄からよみがえって浦野の体に入り、鬼の正体を暴いて、滅ぼす。 浦野の助手だった「はらわた」こと原田亘と共に。 大量殺戮だが、エログロ描写はほとんどなくて、フラットな語り口なので読みやすい。けれど、よく考えると、乗っ取られた人たちの人生とか、加害者(とされてしまう)遺族とか辛い。そっちがテーマではないのだけれども。
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不可解で猟奇的な事件の謎を探偵が颯爽と解き明かす... のだがミステリーではあっても断じて推理小説ではない。詭弁小説とでも言ったらよいのか、「証拠と矛盾しない範囲でどこまで奇想天外なストーリーを組み立てられるか」勝負になっている。テンポもよいし面白いんだけど。 生きた人間の匂いが...
不可解で猟奇的な事件の謎を探偵が颯爽と解き明かす... のだがミステリーではあっても断じて推理小説ではない。詭弁小説とでも言ったらよいのか、「証拠と矛盾しない範囲でどこまで奇想天外なストーリーを組み立てられるか」勝負になっている。テンポもよいし面白いんだけど。 生きた人間の匂いがしないのは令和の小説だからなのか。
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エレファントヘッドの衝撃が忘れられずこの本を手に取りました。 グロテスクな表現はほとんどありませんが、思ってた通りクセのある作品でまたまた僕の好みでした。 ブラックユーモアというか表現が独特で思わず声を出して笑ってしまうぐらいツボにハマってしまったんですが、人によっては不快に思う...
エレファントヘッドの衝撃が忘れられずこの本を手に取りました。 グロテスクな表現はほとんどありませんが、思ってた通りクセのある作品でまたまた僕の好みでした。 ブラックユーモアというか表現が独特で思わず声を出して笑ってしまうぐらいツボにハマってしまったんですが、人によっては不快に思うかもしれません。 ストーリーもオカルトチックな内容で好き嫌いは分かれそうです。 ちょっと普通のミステリ小説に飽きた人に読んでほしいです。
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実在する事件をフューチャーした 特殊設定探偵小説。 主人公は探偵の助手をしていた男で 最後の最後まで冴えない部分が多く 展開に振り回されがちではありました。 (探偵が奔放な性格ということもありしょうがないといえばそうですが。) 地獄から戻ってきた探偵だけあって 容赦なく犯人を...
実在する事件をフューチャーした 特殊設定探偵小説。 主人公は探偵の助手をしていた男で 最後の最後まで冴えない部分が多く 展開に振り回されがちではありました。 (探偵が奔放な性格ということもありしょうがないといえばそうですが。) 地獄から戻ってきた探偵だけあって 容赦なく犯人を殺す めちゃくちゃ暴力的で 躊躇ない姿に最初は引いちゃいましたが 地獄から来たのを考えると普通なのかなと思いました 割と設定がなんでもアリアリで 同じく地獄からよみがえった凶悪犯罪者達は 人から人へ取り憑いていくような それで推理が成立するのかってくらい とんでも設定でした。 ただ、推理はロジカルで 描写にあまり無駄がなくスッキリした小説という 印象です。 ロジカルに対して、反論 反論から新たなロジカルを打ち返す 説が覆されたなら、それを前提に新たな説を こういったロジックを上塗りしていく 手法が好きであればハマれる作者かも
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「お前の彼女は2階で茹で死に」を先に読んで、この著者は気になると思ったので読みました。 凶悪犯罪者が蘇り、生きてる人間に取り憑いて生前に行ったものと似た凶行に及ぶという設定で思ったよりファンタジーだった。 その死者がいくらでも新しい体に乗り移れるなど、それが出来るならなんでもあり...
「お前の彼女は2階で茹で死に」を先に読んで、この著者は気になると思ったので読みました。 凶悪犯罪者が蘇り、生きてる人間に取り憑いて生前に行ったものと似た凶行に及ぶという設定で思ったよりファンタジーだった。 その死者がいくらでも新しい体に乗り移れるなど、それが出来るならなんでもあり感は否めないけど、推理はしっかりしていて納得できる内容になってるので、なんかこれで良し!となってしまう。 ラスト数ページは不覚にも、ちょっと感動だった。 「お前の彼女は〜」に比べると、かなり読みやすい。グロ要素も(ほぼ)ない。ラノベっぽさを感じてしまう人もいるかも。 「お前の彼女は〜」の刑事もだけど、白井さんはろくでなしな男をかっこよく書くのが上手いね! つい映像で見たくなってしまう。 (若干ネタバレ?) 表紙の女性、誰?と私も最初思ったけれどこれは赤いスカーフとボブの特徴から、チェシャですね
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作中世界という基準での多重解決と、メタ的な次元、現実の事件の新解釈という多重解決が同時になされていく多重・多重解決
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白石氏らしい刺激的な題名だが、序盤早々に「はらわた」ってそういう意味なのね、と納得。猟奇殺人ありきの著者らしく設定の妙には非常に優れ、漫画や映画化、シリーズ化もできそうな雰囲気。ただ、推理や結論、動機がやや強引で粗い。実際の事件がモチーフゆえに、もう少し史実を生かした痺れる推理を...
白石氏らしい刺激的な題名だが、序盤早々に「はらわた」ってそういう意味なのね、と納得。猟奇殺人ありきの著者らしく設定の妙には非常に優れ、漫画や映画化、シリーズ化もできそうな雰囲気。ただ、推理や結論、動機がやや強引で粗い。実際の事件がモチーフゆえに、もう少し史実を生かした痺れる推理を期待していた。
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著者お初。 グロい描写が点在するとの噂が自分の中で一人歩きしていて、手にすることができなかった作家さん、タイトル「はらわた」だしwww 何ともトンデモな設定ではあったが、題材が昭和の有名猟奇事件という好物な設定。微妙に名前などを変えていたのは、実際の遺族の方への配慮なのだろうか...
著者お初。 グロい描写が点在するとの噂が自分の中で一人歩きしていて、手にすることができなかった作家さん、タイトル「はらわた」だしwww 何ともトンデモな設定ではあったが、題材が昭和の有名猟奇事件という好物な設定。微妙に名前などを変えていたのは、実際の遺族の方への配慮なのだろうか? 殺害・暴力描写は噂に違わずグロさ・エグさは感じるも、目を背けたくなる程ではなかった。とはいえ、やはり王道ではなく読み手を選ぶ作品ではあるのだろう。 読みながら、ふと思う、読みの難しい漢字を好んで使う作家さんだなー、と・・・
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現代によみがえった過去の凶悪犯罪の殺人鬼を、これまたよみがえった名探偵が倒していくストーリー。 過去の有名どころの犯罪を題材にした点はおもしろかった。 けれど名探偵の復活は必要だったのか、 鬼に乗り移られた人たちを殺していくのがいいのか、 なんやかんやとすっきりせず、全くはまら...
現代によみがえった過去の凶悪犯罪の殺人鬼を、これまたよみがえった名探偵が倒していくストーリー。 過去の有名どころの犯罪を題材にした点はおもしろかった。 けれど名探偵の復活は必要だったのか、 鬼に乗り移られた人たちを殺していくのがいいのか、 なんやかんやとすっきりせず、全くはまらなかった
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設定面白いなと思ったけど 殺人鬼が甦ったからって意味もなく また殺人をするっていうのがちょっと… ミステリを読むなかで殺人に至った バックグラウンドって重要だと思うけど 殺人をする理由が元々、殺人鬼だからは 読む上で薄くて感情移入できなかった。 登場人物も個人的に魅力的ではな...
設定面白いなと思ったけど 殺人鬼が甦ったからって意味もなく また殺人をするっていうのがちょっと… ミステリを読むなかで殺人に至った バックグラウンドって重要だと思うけど 殺人をする理由が元々、殺人鬼だからは 読む上で薄くて感情移入できなかった。 登場人物も個人的に魅力的ではなかった。 伏線回収は良かったと思います。
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