少年と犬 の商品レビュー
なんか読み進めるに連れ昔のアメリカのTV番組名犬ロンドンをおもいました。 行く先々で問題を解決していく賢い犬です。 やはり最後の章で持っていかれちゃいました。
Posted by
泥棒と犬、娼婦と犬 が特に好き。老犬の犬篇の説得力のおかげか、初めて本を読んで泣いた。一息ついたあと、真っ黒な毛で覆われてる我が子を犬吸いした。
Posted by
震災で行き場を失った一匹の犬がある居場所を 求めて東北から九州まで五年もの歳月をかけて歩んでいく。しかし一匹では決して生きていけないので、その都度で人に拾われて救われるのだけど、 逆に救う側もそれぞれ問題を抱えていている。 その人々も、理解し難い犬の持つ力に救われ守り神や救世主や...
震災で行き場を失った一匹の犬がある居場所を 求めて東北から九州まで五年もの歳月をかけて歩んでいく。しかし一匹では決して生きていけないので、その都度で人に拾われて救われるのだけど、 逆に救う側もそれぞれ問題を抱えていている。 その人々も、理解し難い犬の持つ力に救われ守り神や救世主やと浄化されていく描写が素晴らしい。 人々と犬の物語の二重構造でより深い絆を描いて 最後は何重もの感動を与えてくれた作品だった。
Posted by
一匹の犬が衰弱した状態でその人の前に姿を見せるところから始まる。単純に犬が助けられたのかと思いきや、同時に人も助けられている。それが巡り巡る短編集。 犬を飼ったことのある人なら感じたことがあると思うが、こちらの言葉を理解しているように思えたり、悲しい気持ちの時は何故かそばに居て...
一匹の犬が衰弱した状態でその人の前に姿を見せるところから始まる。単純に犬が助けられたのかと思いきや、同時に人も助けられている。それが巡り巡る短編集。 犬を飼ったことのある人なら感じたことがあると思うが、こちらの言葉を理解しているように思えたり、悲しい気持ちの時は何故かそばに居てくれたりするあの温もり。 それを改めて思い出し、今すぐに愛犬を抱きしめたくなる一冊。
Posted by
多聞、良かったね。 その感想しかない。 しかし犬って、そんなに愛情深い生き物なのか。多少、擬人化しているのかな?
Posted by
嗚咽でした。 色々な人と一匹の犬が出会って、点と点が最後線で結ばれます。東日本大地震から5年の時間の間に複雑に描かれていく人間関係。出てくる登場人物は色々な事情を抱えているけどこの犬と出会ったことはみな、幸運に思っていました。 最後思い出しても涙が出ます。 全ての犬好きの人、ど...
嗚咽でした。 色々な人と一匹の犬が出会って、点と点が最後線で結ばれます。東日本大地震から5年の時間の間に複雑に描かれていく人間関係。出てくる登場人物は色々な事情を抱えているけどこの犬と出会ったことはみな、幸運に思っていました。 最後思い出しても涙が出ます。 全ての犬好きの人、どうか読んでください。
Posted by
馳星周さん、私のイメージではトゲトゲしたハードボイルドでダークな作品の作家さんだったので随分毛色が違うような…と興味が湧いて読んでみました 多聞は出会った人達に助けられその人達の心に小さな灯りを灯し暖かくして(たとえその人達のラストシーンが哀しいモノであっても)旅を続けて行き探...
馳星周さん、私のイメージではトゲトゲしたハードボイルドでダークな作品の作家さんだったので随分毛色が違うような…と興味が湧いて読んでみました 多聞は出会った人達に助けられその人達の心に小さな灯りを灯し暖かくして(たとえその人達のラストシーンが哀しいモノであっても)旅を続けて行き探し人にたどり着く…そして~
Posted by
読みながら鳥肌がたった。 犬と人間の共生の物語。 様々な人間の人生の中に1匹の犬が存在して、彼らの人生の支えとなる。 犬のパワーに感動した。
Posted by
人は、犬は… 一生でどれだけの出会いと別れがあるのだろう。 読みながら運命というものを考えさせられました。 人にも犬にも一生にはストーリーというものがあるんですね。 そして犬に出会った人達がちょっとずつ苦痛から解放されたり幸せになったりする。 神様がこの世に与えた犬と、それ...
人は、犬は… 一生でどれだけの出会いと別れがあるのだろう。 読みながら運命というものを考えさせられました。 人にも犬にも一生にはストーリーというものがあるんですね。 そして犬に出会った人達がちょっとずつ苦痛から解放されたり幸せになったりする。 神様がこの世に与えた犬と、それに関わった人間の物語です。いいお話でした。
Posted by
久しぶりに文句なしに感動できる小説だった。 犬と人間がこれだけ分かり合えるものなのか?飼ったことがないので自分にはわからないが、いつか自分も犬と暮らしてみたいと思ってしまうくらいいい作品だった。
Posted by