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どくとるマンボウ航海記 増補新版 の商品レビュー

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2024/07/16

最近時々昔のベストセラーを読んでます。 今回は昭和35年に書かれた本。 斎藤茂吉の息子、北杜夫が船医としてマグロ漁船に乗って世界を巡った航海記。 外国に行く人なんて滅多にいなかった当時はさぞ新鮮だっただろうなと思いながら読んだ。 が、正直文調が好みでなく、何で終始こんな調子なん...

最近時々昔のベストセラーを読んでます。 今回は昭和35年に書かれた本。 斎藤茂吉の息子、北杜夫が船医としてマグロ漁船に乗って世界を巡った航海記。 外国に行く人なんて滅多にいなかった当時はさぞ新鮮だっただろうなと思いながら読んだ。 が、正直文調が好みでなく、何で終始こんな調子なんだ?と思ったが、途中でユーモラスに書いてるつもりかと思い至った。 65年前のユーモアは私には通じませんでした笑

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2024/03/15

懐かしい本が再刊されていたので久しぶりに読んでみました。 少年時代にイキがって手に取り、そのま夢中になって読み進め、ボロボロになるまで愛読した一冊です。 今で言う厨二病全開だった当時が恥ずかしくも思い出されますが、なぜか本作の内容はまったく覚えておらず、かつて何度も繰り返し読んだ...

懐かしい本が再刊されていたので久しぶりに読んでみました。 少年時代にイキがって手に取り、そのま夢中になって読み進め、ボロボロになるまで愛読した一冊です。 今で言う厨二病全開だった当時が恥ずかしくも思い出されますが、なぜか本作の内容はまったく覚えておらず、かつて何度も繰り返し読んだにもかかわらず初読であるかのように楽しく読めてしまい、うれしいやら情けないやら。 まあ得したと思っておこうかと自身を納得させています。

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2023/07/26

自分が学生だった一昔前には「どくとるマンボウ」シリーズはかなり人気があった記憶があるが、その頃は”ユーモアもの”と聞いただけで手を出さない偏った読み手だったので、中公文庫で新版が出た今回、初めて読むことができた。    1958年の11月から翌年の4月にかけて、水産庁の調査船に船...

自分が学生だった一昔前には「どくとるマンボウ」シリーズはかなり人気があった記憶があるが、その頃は”ユーモアもの”と聞いただけで手を出さない偏った読み手だったので、中公文庫で新版が出た今回、初めて読むことができた。    1958年の11月から翌年の4月にかけて、水産庁の調査船に船医として乗り込んだ著者。当時は留学等でなければまだ海外に行くことが難しい時代だった。行程と著者が立ち寄ったところは、おおむね次のとおり。シンガポール(館山を出て12日目)ーマラッカ海峡からインド洋ー紅海ースエズー地中海ーヴェルデ岬諸島からカナリア諸島(ここが目的のマグロ漁)-リスボンーハンブルクーロッテルダムーアントワープー(ル・アーブル)パリージェノヴァ(ミラノ)ーアレキサンドリアーコロンボーそして帰国。  パリやミラノで友人と会ったりはしたが、大体は航海中の船でのあれこれ、そして入港地での多少の公式日程、飲み屋での酒や遊び。  60年以上前の本で、多少時代が違う違和感はあるものの、全体に伸びやかな文章、闊達さが伺われて気持ちよく読むことができた。

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2023/04/09

水産庁漁業調査船・照洋丸という600トンほどの小さな船の船医として、1958(昭和33)年11月から翌年4月にかけて約半年間乗船した際の航海体験の紀行エッセイ。 日本から、東南アジア、スエズ運河、リスボン、ハンブルグ、パリ、ルアーブル、ジェノバ、コロンボなどなど… 訪れた土地...

水産庁漁業調査船・照洋丸という600トンほどの小さな船の船医として、1958(昭和33)年11月から翌年4月にかけて約半年間乗船した際の航海体験の紀行エッセイ。 日本から、東南アジア、スエズ運河、リスボン、ハンブルグ、パリ、ルアーブル、ジェノバ、コロンボなどなど… 訪れた土地での生活と風景、成功談と失敗談などなど… 題名は知っていたが、今まで読んだことがなかったので、読んでみた。 淡々と進む… 何か盛り上がりにかける… いつおもしろくなるのか、なるのか、と思いながら、読み進める… 結局、最後まで… 何だろう、おもしろさがわからない… 時代背景なのか… 何なんだろう… エッセイとかノンフィクションには向いてないのか。

Posted byブクログ

2023/02/16

アジアから欧州をめぐる船旅を軽妙に綴った、戦後ユーモアエッセイの記念碑的作品。写真、エッセイ「傲慢と韜晦」等を増補した決定版。〈解説〉なだいなだ

Posted byブクログ