完全ドキュメント 北九州監禁連続殺人事件 の商品レビュー
上手な作家さんが書いたフィクションであって欲しかった。逃げ出した少女は1984年生まれ。私と同じ年。松永のような性格は生まれもったもの?環境が作り出したの?全く理解できない。 松永のような人に出会ってしまったら私も緒方のようになるんじゃないか、そう思ったら怖くて仕方ない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
図書館から借りて読了。もう20年経つんですね。マスコミであまり詳細な報道がなされなかったのは残虐過ぎて報道規制がかかっていたらしい。私もこの本、虐待の記述のところは後半はもう斜め読みな感じで読み進めました(残虐過ぎて) この事件のことしか知らなかったけど、既に、別の事件で別の土地で指名手配中だったんですね。その事件で捕まっていれば良かったのに!うまく逃げおおせたばかりに北九州でこんな大量殺人事件を起こすとは。 私の一番の疑問は、何故に、大の大人達が親族同士で殺し合うほどマインドコントロールされてしまったのか?という点でした。その一端は何となく理解しました。とにかく松永太が芯からの悪人というか詐欺師というか、人の弱みとか心の隙を見つけるのに長けている。そして、あんまりよく知らない他人に迂闊に愚痴とか「なんか、いい儲け話とかないですかねぇ?」とか言うもんじゃないな〜!と思いました。(取り込まれてしまった人達は、本当に些細なことで、知人の知人、みたいな繋がりから標的になってしまっている) そして、こんな残虐な事件を起こしていながら、最後まで無罪を主張というのも「どの口が言う!」って感じだし、収集癖があって写真を沢山残していたというのも訳が分かりません。 事件化されてない人も沢山居て、カラオケ屋の店員さんとか、都合悪くなって飲み会行かなかったから助かったんじゃん!ひぇー!!みたいな人もいて、隙を見せてなくてもそんな接点からしつこく誘われていた人もいたりして、本当に怖い! 実はまぁまぁ地元なので、知っている地名がバンバン出てきて、それも怖かったです。私もどこかですれ違ったのかもと思うと、、、。 生き残った女の子には幸せになって欲しいなぁ。トラウマは一生残るでありましょうが。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
職場の人に「はい!」と渡された本。今回はなかなかきつかったー。 まず,渡された時のビジュね。分厚い!!鈍器かなと思った。年表入れると575ページ。 北九州監禁連続殺人事件って、なんとなくそんな事件あった気がするなーって感じだった。内容はあんまり覚えてなかった。 報道も少なかったのでは?って思ってたんだけど、あまりにも凄惨な事件すぎて報道規制がかかってたとか。 昨今,報道の自由がどうちゃやいうのに、報道規制に甘んじれるってどうよ?って思ったら、これはマジで朝の情報番組や夕方アニメの後にニュースで迂闊に流せられないヤツだった。かろうじて,深夜だな。 17歳の少女が監禁?(この場合軟禁かな?)から逃げ出したことで発覚した、最狂な事件。 松永太と緒方純子が監禁し、凄惨な虐待ののち少なくとも7人を殺した。17歳少女と、もう一人は逃げた(PTSDに現在も苦しんでいる)。そして、おそらく、自殺者も。 逃げた少女の父も、体に通電され、食べ物や排泄を制限、風呂場で寝起き,昼間は立ちっぱなし、ご飯の時間も決められて・・で,衰弱ののち、電気ショックで死亡。その遺体を隠すために解体して煮込んで、排水に流したり、数箇所の公衆トイレにながしたり、フェリーに乗って海に投げたり。 その後、緒方の家族、父,母、妹、妹の夫、妹の子どもたちを互いに殺させ、同じ様に解体,煮込んで遺棄させる。もうそれは凄惨すぎる。 しかも、だんだん減っていく家族。虐待により感覚は麻痺し、正常な精神でなくなり、松永に言われたことをやらなくては通電(体に電流を流される)されるとなると、家族であろうとも殺らねばならなくなるし、遺体を解体しなくてはいけないと洗脳されていく。 生きてる方がしんどい。 10歳と5歳の子どもが亡くなるのはほんとにしんどい。最後が10歳の女の子。小学生3.4年。もう自分達の異常さもわかるし、自分が親や弟を殺した(加担した)ことも分かる。そこで自ら諦めて死んでいくのは地獄すぎる。 最終,松永は死刑、緒方は無期懲役となったのだけど、それが最良だったのかわからない。 死刑宣告され20年経った今も、松永は生きている。 栄養のあるご飯を食べて、お布団で清潔な部屋で,誰にも脅されることなく生きている。 子どもたちは5年、10年しか生きられなかったのに。 最終,死刑が執行されたとしても、おそらくさくっと絞首刑。 彼が殺した7人はそんな簡単じゃなかった。何日も何日もかけて、拷問ともいえる状態で、日中は立たされて、トイレも満足に使えず、まともなご飯も食べられず、お風呂場で数枚の新聞紙だけで寝かされていた。 いつ、体に電流が流されるのかを恐れながら。 文化的な日本でソレはありえないし,ダメなんだろうけど同じ目に合わせたい。そうでなければ遺族は割に合わないんじゃナないんだろうか? それと。緒方が無期懲役なのは、彼女もまた松永の被害者でDVによる洗脳があっての、加害とみなされたから。ソレはわかる。分かるけどーっ!! ただ、彼女は松永と違って、獄中で反省しているのが救いかもしれない。 のほほーんと私らが日々をすごしている今日、いまも、どこかでこんな酷い目に合ってる人がいるのかもしれないと思うと,やるせない気持ちになった。
Posted by
マインド・コントロールではないかもしれないが、職場の無口で口下手な上司から、毎日否定をされ続け、最初は「何だよ口下手のくせに、否定する時だけ饒舌に喋りやがって」と心の中で反発していたが、毎日繰り返されることにより、いつの間にか「自分は成果の残せない、ダメな人間」「この世にいてもい...
マインド・コントロールではないかもしれないが、職場の無口で口下手な上司から、毎日否定をされ続け、最初は「何だよ口下手のくせに、否定する時だけ饒舌に喋りやがって」と心の中で反発していたが、毎日繰り返されることにより、いつの間にか「自分は成果の残せない、ダメな人間」「この世にいてもいなくても変わらない存在」だと思い込むようになり、仕事に行くのが辛くなり、配属を変えてもらうという体験をしたことがある。 この自分に起きた心の中の出来事を、言葉や文章で表すことは難しい。同じようにこの本でも、マインド・コントロールによって操作されていった大人たちの精神の経緯が、文章ではどうしても伝わりにくかった。 誰も反発しようとしなかったのか、脱出しようとしなかったのか、大人5人で力を合わせて松永を押さえつけ、通電の反撃はできなかったのか、などなど、読み進めていくほど妄想が膨らんでいく。 原武さんや末松さんのように、女性の恋心を利用して騙していく流れはなんとなく想像できるのだが、大人、数人、全員がコントロールされていくことは、どうしても想像できない。通電などの暴行を受けて衰弱していき、抵抗できなくなっていく前に、どうにかできなかったのかと、どうしても思ってしまう。 解体も凄まじい。2017年に起きた座間9人殺害事件では、首から上の解体が難しいとの理由で、クーラーボックスに頭部を隠していたというのに、この事件では脳のチェックまでしていて、遺体の一部も残さずに捨てられている。並大抵のことではない、よっぽど支配されていたんだなと思うし、10歳の子が解体に関わっていたというのだから、つらくなる。 その10歳の子の殺害、解体のシーンが読んでいてしんどかった。学校にも行けず、友達とも遊べず、虐待されて、大人の死体の解体を手伝わされて、最終的には自分も殺される‥。通電のときの「ヒックヒック」というしゃっくりのような動きが可哀想で仕方なかった。怖かっただろう。 筆者と松永との面会でも、松永の悪あがきが見て取れる。筆者が自分の思い通りに動いてくれないと判断したら、連絡をスパッと切る態度。「こ、コイツ‥」と声が出そうになったし、性格が出てるなぁと思った。 まだ死刑執行がされていない。糖尿病になって、自分一人では生活できなくなっていると聞くが、寿命でこの世を去るようなことがあれば、報われない人がたくさんいると思う。早く執行されることを望む。
Posted by
漫画『ウシジマくん』の『洗脳くん』という話は、この事件が元ネタだと聞き、読んでみました。 読み終わって、真っ先に思ったのは「なんと胸糞悪い事件か」という事です。 けれど、よくぞこの惨劇を本にしてくださったと、著者の方に感謝しました。事件を世に知らせてくれて良かった。読めて良かった...
漫画『ウシジマくん』の『洗脳くん』という話は、この事件が元ネタだと聞き、読んでみました。 読み終わって、真っ先に思ったのは「なんと胸糞悪い事件か」という事です。 けれど、よくぞこの惨劇を本にしてくださったと、著者の方に感謝しました。事件を世に知らせてくれて良かった。読めて良かった、知って良かった。 そう思える1冊でした。
Posted by
完全ドキュメントと銘打つだけあってとても詳しいのだけれど、その犯行の実態はよくもまあこんなこと考えついて実行したなと読んでいてムカムカした。事件としてはなんとなく知ってはいたけれど、ここまでとは・・・結果死刑囚となった男の弁護士は「本当にこの人は無罪」と思っていたのかな。思ってな...
完全ドキュメントと銘打つだけあってとても詳しいのだけれど、その犯行の実態はよくもまあこんなこと考えついて実行したなと読んでいてムカムカした。事件としてはなんとなく知ってはいたけれど、ここまでとは・・・結果死刑囚となった男の弁護士は「本当にこの人は無罪」と思っていたのかな。思ってなきゃ弁護なんてできないんだろうけれど、そう思うと弁護士ってのも大変だよねぇ・・・
Posted by
ずっと気分悪いまま何とか読み切った。5歳と10歳の子供まで…信じられないけど実際の事件。松永のような人間は近くにいるのだろう。そして緒方のような人間も。
Posted by
過去この事件についての本は数多く見てきたが、何度読んでもむごすぎる。この本で新たに知った事実も多々あり、衝撃的でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
北九州の監禁殺人のノンフィクション とにかく内容がすごい 金のために知り合いをどんどん殺し 死体を室内で処理して ほとんど遺体がでていないとは 驚き こんなことが実際に起こるとは信じられない 通電することで逆らうことを人間はやめていき いわれるがままになるとは空恐ろしい
Posted by
昔読んだ『消された一家』の方が読みやすかった気はするが、裁判の様子や、実際に周辺の人々に取材した内容などボリュームがあった。
Posted by
