現地取材400日で見えた 検証 ウクライナ侵攻10の焦点 の商品レビュー
現地取材を中心にウクライナ戦争の400日を総括する本。 というわけで、ことさらに新しい話しはないわけだが、さまざまな人々のインタビューなどを通じて、やはりこの戦争は(この戦争だけに限定されるものではないが)許されないという思いが強まる。 そして、ここまで来てしまったものが、ど...
現地取材を中心にウクライナ戦争の400日を総括する本。 というわけで、ことさらに新しい話しはないわけだが、さまざまな人々のインタビューなどを通じて、やはりこの戦争は(この戦争だけに限定されるものではないが)許されないという思いが強まる。 そして、ここまで来てしまったものが、どう終結しうるのか、未来への希望はあまりみえない。 やはり、人間は、それぞれのストーリーを生きているのだなと思いつつ、それはプーチンも同じ。どう人のストーリーを変えることができるのか、と考えると、より難しさを感じてしまった。
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市民図書館の新刊。 本書は,ロシアのウクライナ侵攻から約1年を振り返り,ウクライナやロシアの現場で取材をしてきた朝日新聞社の記者たちが書いたドキュメンタリーをまとめたものである。ウクライナの問題は現在(2023年5月)も現在進行形であり,このあと,どういうふうな展開になり,ど...
市民図書館の新刊。 本書は,ロシアのウクライナ侵攻から約1年を振り返り,ウクライナやロシアの現場で取材をしてきた朝日新聞社の記者たちが書いたドキュメンタリーをまとめたものである。ウクライナの問題は現在(2023年5月)も現在進行形であり,このあと,どういうふうな展開になり,どんな結末が待っているのかは,全く分からない。 本書は,ロシア軍が撤退したあとの町に記者が入ったときの様子や,ロシアが侵攻開始にいたった原因の考察,あるいはプーチンの考え方まで,いろんな視点で書かれていて大変勉強になった。プーチンがウクライナことをネオナチと呼ぶ原因もなんとなく理解できた。 よく,「歴史から学ばないから戦争が起きる」なんていうけれども,プーチンは歴史から学んだからこそ戦争を起こしたとも言える。だから,こういう問題はとても微妙なんだよな。プーチンの頭が正常じゃない…と言っていても仕方ない。 今後,この闘いがどのように終止符を打つのかはダレも分からないけれども,この後,ロシアが弱体化していくのは確かだろうな。 ウクライナ戦争を通して,世界各国が軍備増強に力を入れだしたのが怖い。新しい戦前(戦後)がどんな時代になるのか。これだけ少子化といわわれている中で,本当に敵基地攻撃をするような事態を起こすんですか?と思う。その前に,ちゃんと話し合わないとね。なぜ,こうも力を見せつけ合うことしかできないのかね。幼稚な指導者が多すぎますなあ。もう,人類同士殺し合うのはやめようよ。軍隊のない世界を作っていこうよ。
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購読している新聞が朝日新聞なので半分くらいは既読記事だったが、まとめられていることによって戦況の流れを理解できた。そして、新聞で日々目にしていても自身にとっては遠い国の戦争だと受け止めていたことを認識し愕然とするのでもあった。ただ活字を追っていただけだったのだ。 一年も続くとは思...
購読している新聞が朝日新聞なので半分くらいは既読記事だったが、まとめられていることによって戦況の流れを理解できた。そして、新聞で日々目にしていても自身にとっては遠い国の戦争だと受け止めていたことを認識し愕然とするのでもあった。ただ活字を追っていただけだったのだ。 一年も続くとは思わなかった戦争は、今もまだ終わりは見えない。
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