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誰だって芸術家 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/04/26

これまでの再編集した書籍は生き方を主題にしたものだったが、本書のテーマは「芸術精神・芸術感覚をもって生きる」こと、とあとがきにありました。 まさにそれが伝わり、めもがいっぱいです。 改めて自分の中に落とし込んでいきたい。

Posted byブクログ

2023/12/05

ほんとうにわからないものならば、気にするはずがない。そういう時はまったく無関心で、たとえ目に入っていても認識されない。わからないわからないと言いながら、気になり、ひっかかっている。酒飲みにとっては、灯ともしどころのバーの看板はいやに気になるし、女性は美しい衣装やアクセサリーを売っ...

ほんとうにわからないものならば、気にするはずがない。そういう時はまったく無関心で、たとえ目に入っていても認識されない。わからないわからないと言いながら、気になり、ひっかかっている。酒飲みにとっては、灯ともしどころのバーの看板はいやに気になるし、女性は美しい衣装やアクセサリーを売っている店がパッと目に飛び込んでくるという。近代絵画がわからないわからないと言いながら気になるのは、すでにそこから何かを感じ取ってるから。言い換えれば、ある意味でもうわかっている。関心を持つのは、すでにこちらが共感し、受け入れるものがあらかじめそなわっているということであり、また疑問が成り立つためには、何らかの形でそれを掴んでいる事が前提となる。つまり、わからないと思いこんでいるだけなのだ。 作者が勝手につくった1つの作品から、見る人ごとその数によって、10個、100個、あるいは1万個の作品が、それぞれの心の中に書かれたことになる。その変貌は、見ている人が心のなかで、精神の力で変えている。この、単数でありながら無限の複数であるところに芸術の生命がある。鑑賞するということ、味わうということは、実は価値を創造することそのものだと言える。もととなるものは誰かが作ったとしても、味わうことによって創造に参加している。優れた作品に身も魂もぶつけて、本当に感動したならば、その瞬間からあなたの見る世界は、色、形を変えるだろう。生活が生きがいになり、今まで見ることのなかった、今まで知ることのなかった姿を発見するだろう。

Posted byブクログ

2023/11/05

岡本太郎に興味があって読んでみた。けどまだ自分には難しかった。破天荒な人というのはわかった。縄文時代の土器にそこまで意見を持てることがすごい。

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2023/08/01

 いつも利用している図書館の新着本リストで目に付いた本です。  内容は、岡本さんが “芸術” をテーマに新聞や雑誌等様々な媒体で語った原稿を再録したものとのこと。  若き日の岡本さんにまつわるエピソードや折に触れてのメッセージがとても爽快で、ますますその大らかな人柄に惹かれました...

 いつも利用している図書館の新着本リストで目に付いた本です。  内容は、岡本さんが “芸術” をテーマに新聞や雑誌等様々な媒体で語った原稿を再録したものとのこと。  若き日の岡本さんにまつわるエピソードや折に触れてのメッセージがとても爽快で、ますますその大らかな人柄に惹かれました。本当に魅力的な人物ですね。

Posted byブクログ

2023/04/15

誰だって芸術家。 狩猟や採集で生活をしていた大昔は、情報の記録や伝達のために絵が使われた。 食物を保存するために縄文土器が作られた。 神に祈るために仏像が作られたり、彫られたりした。 いつの間にか、画家だ彫刻家だなんだと名乗り始めたから、芸術は分からんという人たちと区別されてきた...

誰だって芸術家。 狩猟や採集で生活をしていた大昔は、情報の記録や伝達のために絵が使われた。 食物を保存するために縄文土器が作られた。 神に祈るために仏像が作られたり、彫られたりした。 いつの間にか、画家だ彫刻家だなんだと名乗り始めたから、芸術は分からんという人たちと区別されてきたけれど、昔は生きるために誰しも創造活動をしてきたのだ。 だから、人間誰しも芸術家。 改めてやっぱり岡本太郎は面白い!

Posted byブクログ