不死身のつもりの流れ星 の商品レビュー
あ、これがタヒさんなのか、と。 一編だけで読むと、たぶん、「おお」と思うのだけれど、 続けて一冊読むと、何を同じことをくり返しているのだろう?? とよく分からなくなってきて、 まるでナルシストの汁を薄めて薄めて飲みやすくして飲み干させられたような読後感。
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とても鮮やかでポップな表紙。ずっと気になっていた詩人歌人。やっと読むことができて嬉しい。難しい言葉は使っていない。言葉とイメージを楽しむ。
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最果タヒさん、二冊目 変わらない最果タヒさんの世界 もはやハマると中毒になります わかりそうで、わからない世界がここにある でも、相変わらずそれで良いんだと思える 今、一番 会ってみたいと思う人 ろうそくの詩と、夜空の詩が私のお気に入りです
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Twitterで時々見かける名前が、図書館近くの本の読めるカフェで面出しされて飾られていた。 派手でポップな表紙に思わず手が伸びた。 時々詩集を読む。なるべく、家で1人で声に出して読む。 この方が、なのか、この作品が、なのかはわからないけど、改行の無さや句読点の複雑さで、声に出...
Twitterで時々見かける名前が、図書館近くの本の読めるカフェで面出しされて飾られていた。 派手でポップな表紙に思わず手が伸びた。 時々詩集を読む。なるべく、家で1人で声に出して読む。 この方が、なのか、この作品が、なのかはわからないけど、改行の無さや句読点の複雑さで、声に出して読むのは難しかった。 ところどころ心を打つものがあれど、突き刺さって抜けない衝撃はなかった (でもそのことが詩自体の良し悪しと連動しているとは思わない) 明日私は、この中の詩の全部も一部も誦じては言えないだろう だけどそれは、読まなくてもいい作品だった、ということにはならない またいつか、手に取る運命だったら面白いな
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最果タヒ。この人が詩を書いてるなら何度も何度も私は振り返ってしまうでしょう。この詩集では、痛いほどに『彼女』が強調されていた、それは『誰か』であって『"最果タヒではない"』と感じた。そんな空っぽな苦しさの中にビビッドな音楽を思想を言葉にして垂れ流すのを喜んで笑...
最果タヒ。この人が詩を書いてるなら何度も何度も私は振り返ってしまうでしょう。この詩集では、痛いほどに『彼女』が強調されていた、それは『誰か』であって『"最果タヒではない"』と感じた。そんな空っぽな苦しさの中にビビッドな音楽を思想を言葉にして垂れ流すのを喜んで笑って見ている私。「港」という詩と、「指輪に刻まれた詩」という詩の最後のフレーズが耳に焼きつく。あなた、喋ってる?
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きみもぼく以外の、すべての人を好きになって。 それから、ぼくに会いに来て。 エゴだと感じるけど気持ちは分かるな〜 全ページ純文の綺麗な場面を切りとったみたいな感じで読んでて楽しかった
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作者のことは一切知らなかったけどタイトルと表紙が可愛らしかったから購入。すごいなんか理解が難しいというか、共感出来る詩はほぼなかった。一応恋愛的な詩が多いような気はした。全部が全部どういうことなんだろう…って考えてしまってスッと入ってこなかった。「きみ」って言葉が入ってると「私」...
作者のことは一切知らなかったけどタイトルと表紙が可愛らしかったから購入。すごいなんか理解が難しいというか、共感出来る詩はほぼなかった。一応恋愛的な詩が多いような気はした。全部が全部どういうことなんだろう…って考えてしまってスッと入ってこなかった。「きみ」って言葉が入ってると「私」とかいう1人称だけの詩よりなんか孤独感が増す。「あなた」より「きみ」の方が他人行儀感もあるからより一層ひとりぼっち感が際立っていた。理解も共感も全然だったけどあとがきにあった「詩にしかふれられない寂しさがある」ってのはなんとなく分かる。詩の寂しさとか悲しさって物語から感じるものとはまた別物だよね。
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最果タヒさんの詩はいくつか読んでいますが、いつも全部理解するのはむずかしく、ここの一行がとても好きとか、この一文がとてもわかるとかそんな感じ。 でも一冊読み終わった頃には、心の中に眠っていた繊細な感情や想いが揺り起こされて、とても透明になっている自分を発見する。 今回、「三宮駅の...
最果タヒさんの詩はいくつか読んでいますが、いつも全部理解するのはむずかしく、ここの一行がとても好きとか、この一文がとてもわかるとかそんな感じ。 でも一冊読み終わった頃には、心の中に眠っていた繊細な感情や想いが揺り起こされて、とても透明になっている自分を発見する。 今回、「三宮駅の詩」がとても好きになった。私も桃色の海をみてみたい。
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孤独の辛さを知ったうえで寄り添ってくれるような、愛だの恋だのに狂うのが当たり前としてあることへの息苦しさを理解してくれているような。今作における最果タヒさんの詩は、そんな優しさを感じさせてくれました。 中でも「他人にとって無価値だとしても、誰か一人でも気づいてくれるのならそれで...
孤独の辛さを知ったうえで寄り添ってくれるような、愛だの恋だのに狂うのが当たり前としてあることへの息苦しさを理解してくれているような。今作における最果タヒさんの詩は、そんな優しさを感じさせてくれました。 中でも「他人にとって無価値だとしても、誰か一人でも気づいてくれるのならそれでいい。そのために喜んで命を削ろう」というメッセージを天体観測に例えながら表現した「恒星の詩」が素晴らしく、心を掴まれました。これ、10代の頃に出会っていたら確実に拗らせていたと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
装丁が可愛く手に取りやすいサイズ感。持ち歩くことを想定しているかなと思います。 p34,35「春ののどけき」 学生の頃授業で、前の週の学習内容を質問されたとき答えを忘れてしまった子が先生に「あなたは忘れられる幸せな人ですね」と言われ、次に当てられて正答した私が「あなたは忘れられない不幸な人ですね」と言われて理不尽を感じたことを思い出しました。 でも忘れるということは本来生きていく上でとても大切なことだと私は思います。忘れられて消えてしまうことにぞっとするのかほっとするのか。この詩は「大丈夫どちらも愛と言える」と答えを著してくれている。私はその言葉にこそ愛を感じました。 p18,19 どこからはじまりどこでおわるのか、読む人に委ねているような円形の詩。こんな表現あるんだな、と驚き。 p50「真夏日の詩」 両親が何故か二人とも真夏の時期に亡くなったことを思いました。 「夏は、失われたものばかり、消えた人ばかり思い出しますね。」私のことかと思いました。 p86,87「流れ星」染み入るような孤独を感じます そしてあとがき。「自分のことなんて愛してないけど消去法でそうなってしまうんです、と叫び出したくなる『自己愛』が苦しくて仕方なかったのです。」繊細過ぎて痛かった。 今読んでも心がぎゅっとするのに、これを10代で読んでいたらもう信者(?)になってたと思う。 最果さんの感性の繊細さにいつも驚かされ震える思いです。
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