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成績だけが評価じゃない の商品レビュー

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2025/12/30

SELに関心があり購入して読んだ。本書は、SELの具体的な技法を紹介するものではなく、SELに取り組むために評価をどのように捉え直すべきかを主題としている。テストによる序列化ではなく、子ども一人一人が安心して協働的に学べる環境を整えるために、評価そのものを学びの支援として位置付け...

SELに関心があり購入して読んだ。本書は、SELの具体的な技法を紹介するものではなく、SELに取り組むために評価をどのように捉え直すべきかを主題としている。テストによる序列化ではなく、子ども一人一人が安心して協働的に学べる環境を整えるために、評価そのものを学びの支援として位置付けることの重要性が繰り返し述べられている。 評価とは、点数を付けることではなく、子どもが教室の中に居場所をもっているか、学びに参画できているかを丁寧に見取り、教師がその情報を指導改善に生かす営みであるという考え方に強く共感した。この視点は、私自身が教員生活の中で大切にしてきた姿勢と重なるものであった。 業務改善やタイムパフォーマンスが叫ばれる時代であっても、時間をかけて子ども一人一人を理解し、評価する営みは省略できない。本書を通して、これからの教育においてこそ、感情や社会性を含めて子どもを丸ごと捉える評価が不可欠であり、その価値をすべての教師が改めて共有してほしいと感じた。

Posted byブクログ