近代部落史 増補 の商品レビュー
時系列で論じられていて初学者にもわかりやすかった 被差別部落を忌避する人は何を根拠に差別しているのかずっと謎だったけど、これを読んで差別の根拠はまさに「あやふやで曖昧」なもの、ということかもしれないと思った 「穢れた職種」を理由に差別されていた時代から解放令を経て法律上の身分...
時系列で論じられていて初学者にもわかりやすかった 被差別部落を忌避する人は何を根拠に差別しているのかずっと謎だったけど、これを読んで差別の根拠はまさに「あやふやで曖昧」なもの、ということかもしれないと思った 「穢れた職種」を理由に差別されていた時代から解放令を経て法律上の身分はなくなったとて、被差別部落の人々を「他者」にし続けたい、一緒になりたくない人たちが「不衛生だから」「人種が違うから」「乱雑な性格だから」などどうにかこうにか理由をつけて区別(という建前の差別)をし続けてきた歴史がわかった おそらく今も続いている差別の差別する側の意識としては「なんとなく一緒になりたくないから」なんだろうな…と思いました でも自分がまだどこか他人事として捉えてる感じがあるから、自分が差別に加担しうる可能性とかについても考えながら勉強していきたい
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明治の頃から現代までの同和問題、部落差別の歴史的事実を、膨大な資料とともに著したもの。 文章の書き方としては論文に近いかと。 浅い感想になるが、改めて部落差別問題の根深さ、それゆえに現代において部落差別問題に対して知り学ぶことがどれだけ重要かが伝わってくる本だった。 様々なマイノ...
明治の頃から現代までの同和問題、部落差別の歴史的事実を、膨大な資料とともに著したもの。 文章の書き方としては論文に近いかと。 浅い感想になるが、改めて部落差別問題の根深さ、それゆえに現代において部落差別問題に対して知り学ぶことがどれだけ重要かが伝わってくる本だった。 様々なマイノリティが人権問題を訴える中で、部落差別問題も決して話題として欠かしてはならない。 問題について知らない方が、周知しない方が良いという声もある中、やはり差別があるからこそ知ることは重要であると改めて思わされた。
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出身者ではあるものの、書物では部落史や政策史を学んだことはなかったので読んでみた。 大筋の流れは同和教育で知っていたし、「なぜ私たちは差別されるのか」「この先、差別されることはあるのか」「同和教育は必要か」は実家にいた頃、母とよく話していた。 貧困や職業差別がなくなっても、今だに...
出身者ではあるものの、書物では部落史や政策史を学んだことはなかったので読んでみた。 大筋の流れは同和教育で知っていたし、「なぜ私たちは差別されるのか」「この先、差別されることはあるのか」「同和教育は必要か」は実家にいた頃、母とよく話していた。 貧困や職業差別がなくなっても、今だに部落差別がなくなっていない理由の変遷が追いかけられている。 そう。行政が貧困や地名を消しても、私が部落を誇りに思っても、誰かへの偏見をあからさまにしその人たちの尊厳を傷つける行為をやめない人がいる限り、部落差別もなくならない。 その認識でよいのだという確認ができた。
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