だれもみえない教室で の商品レビュー
いじめって本当に色んな種類が系統があるんですね…。人間関係って何でこんなに難しいんだろうって考えさせられる1冊でした。
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“いじめ”がテーマの良書。 分かりやすく読みやすいのに、考えさせられるし心に響いた。 教室内で起こったいじめの過程を、それぞれの立場の心情でリアルに描かれている。 児童書だけど大人にも手に取って欲しい。
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いじめは単純な正義と悪ではない。 自分の劣等感や自信のなさ、不安が、いじめを許してしまう。犯罪者といじめる子を似たものと考えてみると、犯罪者はそうなるまで被害者だったって言われる。この話でいじめをした少年も親から厳しい受験勉強を強いられ、本人の訴えや本人らしさを認めてもらえなかっ...
いじめは単純な正義と悪ではない。 自分の劣等感や自信のなさ、不安が、いじめを許してしまう。犯罪者といじめる子を似たものと考えてみると、犯罪者はそうなるまで被害者だったって言われる。この話でいじめをした少年も親から厳しい受験勉強を強いられ、本人の訴えや本人らしさを認めてもらえなかった。たまったストレスが、自分の友人に向かう。 考えさせられた。
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児童書と侮るなかれ。 分かりやすい言葉でいじめ問題に真正面から向き合った作品。 発端はランドセルに金魚のエサが入れられた事件。 6年生のクラスで何が起きているのか。 加害者、被害者、見て見ぬふりのクラスメイト、穏便に済ませたい担任、謝らせ握手させる事で一件落着とする学年主任、...
児童書と侮るなかれ。 分かりやすい言葉でいじめ問題に真正面から向き合った作品。 発端はランドセルに金魚のエサが入れられた事件。 6年生のクラスで何が起きているのか。 加害者、被害者、見て見ぬふりのクラスメイト、穏便に済ませたい担任、謝らせ握手させる事で一件落着とする学年主任、保護者、それぞれの思惑が入り混じる。 皆の本音から自己保身や想像力の欠如が浮き彫りになり、怒りと悲しみで胸が苦しくなった。 子どもの気持ちに寄り添う事、言葉に出して話し合う事、想像力を働かせる事。 一人一人が意識して行動する事の必要性を強く感じた。
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やったことも、言ったことも、一生ついて回ります。 重いな。 小5の息子が読めるかなと思って借りて読んで、 これはすごい、と感心したけど、 大人目線も多分にあって理解出来るかな。 その大人目線に私は思い切り共感しちゃうけど。 小学生の時にいじめられて辛かったから、 先生になって...
やったことも、言ったことも、一生ついて回ります。 重いな。 小5の息子が読めるかなと思って借りて読んで、 これはすごい、と感心したけど、 大人目線も多分にあって理解出来るかな。 その大人目線に私は思い切り共感しちゃうけど。 小学生の時にいじめられて辛かったから、 先生になって子供たちに寄り添ってあげようとする。 よく理解出来るけれど、 実行するのは容易いことじゃない。 まして、いじめた側に対して、 許せないけど頑張ろうね、 なんて励ます事が自分に出来るとは思えない。 眩し過ぎてクラクラする。 だけど、理想を追いたい、正しくありたいと願う自分も確かにいる。 自分は言い訳をしてるだけじゃないか、 八つ当たりをしているだけじゃないか。 いろんな思いをかき乱された一冊でした。 児童書、侮れない。
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小6のクラスで起きた、ランドセルに金魚のエサが入れられるという事件。被害を受けた子、エサを入れた子たち、いじめが起きている空気を感じつつ声をあげられなかったクラスメート、そして加害者としていじめに荷担した過去を持つ担任の教師。 それぞれの立場から考える。それぞれの立場にある背景。...
小6のクラスで起きた、ランドセルに金魚のエサが入れられるという事件。被害を受けた子、エサを入れた子たち、いじめが起きている空気を感じつつ声をあげられなかったクラスメート、そして加害者としていじめに荷担した過去を持つ担任の教師。 それぞれの立場から考える。それぞれの立場にある背景。それぞれがいろんなものを抱えていても、それは言葉にしないとわからない。やめようって言えばよかったし、どうしたのって聞けばよかったし、聞いてくれって言えばよかったし。いじめは一生抱えて行かなきゃいけないっていう先生の話はガツンとくる。必要なのは本物の言葉。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すごくきれいにまとめられていて上手いなと思った。 児童書だけどこれは全大人が読むべき。 起きたことはなかったことにはならないし、目を逸らしてはいけない、ずるい大人にはなっちゃだめだと強く思った。 子どもは苦手だし、人と積極的に関わりたいと思うタイプでもないけど、それでも周りの人に差し出すべき時にちゃんと手を差し出すことができる人でありたいなと思う。 話の流れと構成として、いじめに至った理由が書かれているのは必要だったと思うけど、その反面、いじめはどんな理由があろうとやった側が100悪いから、理由が描写されていることで、ちょっとでも「そんな理由があったなら...」と思ってしまうようなことがあるとしたら、それは良くないよなとも思う。
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小学6年男子の5人の仲間が、ちょっとしたきっかけで、1人が仲間外れにされ教科書を隠されたり、ノートに落書きされたり…。 それがランドセルに金魚のエサを入れられているのを母親が見つけたことから次第に事が大きくなる。 あやまって、反省文を書かせて、握手させて、はいそれで仲直り…なん...
小学6年男子の5人の仲間が、ちょっとしたきっかけで、1人が仲間外れにされ教科書を隠されたり、ノートに落書きされたり…。 それがランドセルに金魚のエサを入れられているのを母親が見つけたことから次第に事が大きくなる。 あやまって、反省文を書かせて、握手させて、はいそれで仲直り…なんて簡単なものでもない。 未だにそれが通用すると思っている大人がいれば、おかしいだろうと思う。 子どもたちもいじめを知っていて誰も声をかけたりしないことが問題で…。 確かに勇気もいることだし、逆に自分がいじめを受けてしまう、といったことも考えてみて見ぬふりをしているのがほとんど。 担任の先生も過去の自分の過ちを告白したけれど、大人になってもずっと後悔している。 親も初めての子育てのことを誰も教えてくれないし、間違っているなどと思わずに育てている。 正しい子育てなんてあるのだろうか?と思ってしまう。 誰が悪いわけでもなく、誰のせいにもできない。 声に出して自分の気持ちを言うしかない。 大人になる前に子どもたちに読んでもらいたいと思う一冊である。
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表紙とタイトルに惹かれて読んでみた。 仲良しだったはずの5人。 颯斗が他のメンバーをけしかけて、清也のランドセルに金魚のエサを撒いたのはちょっとしたいたずらだったはず...。 でも、本当にただの悪乗り?悪意はなかった? 6年生という微妙な立ち位置は、自意識と自立、親からの干渉な...
表紙とタイトルに惹かれて読んでみた。 仲良しだったはずの5人。 颯斗が他のメンバーをけしかけて、清也のランドセルに金魚のエサを撒いたのはちょっとしたいたずらだったはず...。 でも、本当にただの悪乗り?悪意はなかった? 6年生という微妙な立ち位置は、自意識と自立、親からの干渉などエネルギーとストレスの間に身を置き、ともすればあらぬ方向に走り出してしまう。 颯斗も走り出してしまった自分の行動を抑える術を、まだ知らなかったのだろう。 そんな彼を受け止める誰かがいれば、もう少し早い段階で止めることができたのかもしれない。 けれど、頼りなかった担任も、葛藤しながらも傍観していた連も変わり始める。 颯斗も自分自身に問いかけ、気持ちをぶつけるべき相手が誰なのか向き合うようになる...。 なかなか息苦しいストーリーだが、最後まで一緒に悩み考えることで読み手も大きく成長する、そんな物語だった。
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小6の男子5人、仲良しグループだったが、クラスでも明るくて中心人物の颯斗が清也に嫌がらせをするようになり、ある日、ランドセルの中に金魚のエサを流し入れたところから物語は始まる。14章で、語り手が四人。三人は当事者の小学生で一人は担任。 テーマが重苦しいから、読んでスカッとするお話...
小6の男子5人、仲良しグループだったが、クラスでも明るくて中心人物の颯斗が清也に嫌がらせをするようになり、ある日、ランドセルの中に金魚のエサを流し入れたところから物語は始まる。14章で、語り手が四人。三人は当事者の小学生で一人は担任。 テーマが重苦しいから、読んでスカッとするお話ではないけど、小学校では配架すべき本だと思います。小学~中学のうちは、こういう心がヒリヒリするような本を選書する児童も多いですし。 子どもからみたトラブルの解決に大人がどう手を差しのべるべきなのか、考えさせられました。
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