恋とそれとあと全部 の商品レビュー

住野よる(著者)

2023/08/14

だったらやっぱり親切や気遣い、思いやりの理由は、受け取る側に伝えるべきじゃないのかもしれない。

私も2人から違う見方、価値観を教えてもらった。
内容から題名とどんな繋がりがあるのだろう…と思ったが納得。

2023/08/11

「君の膵臓を食べたい」がとても好きで何作か読んでいるが、だんだんとまどろっこしいストーリーが耐え難くなってきている。まず、めえめえとサブレというのが自分の中に入ってこなくて物語が上滑り。だけど、ふたりの関係性は見守っていてとても心地よかった。おじいさんとの絡みもほのぼのとしていて、そして死と向き合う描写も自然に構えることなくスーッと入ってきてさすがだなぁと。

2023/07/31

あるきっかけより好きな女の子から誘われた旅行。
旅をしながら、恋と友情の間にいる二人の距離感が絶妙で良かった。
思ったこと、感じたことを話せるって仲は素敵だ。
ただの青春恋物語だけでなく、人間っぽさを感じるのが住野よるさんらしい。

2023/08/03

この小説、ただの”キュンキュン”だけでは終わらない。

主人公のめえめえは下宿仲間でクラスメイトの女の子サブレに恋をしている。
そんな二人は夏休みに4日間だけの特別な旅に出かけることに…。

高校生の頃を思い出すと、夏休みに好きな女の子と旅行に行けるなんて幸せ以外の何物でもないです。
が、、ちょっと今回はワケあり。
ヒロインのサブレはちょっと面倒な性格に描かれていて、それでいて主人公のめえめえは臆病者。
二人の掛け合いはもどかしく、なんだか読んでいるこっちもドキドキさせられます。

そもそもなぜ二人は旅行に出かけたのか？
それは二人が共通して興味のある”アレ”のためでした。

二人が大人の階段を駆け上がっていく姿をその目で体感してください。

2023/07/24

住野よるさんの最新刊。ちょうど季節が夏の時に読めてよかった！

高校生が主人公の恋愛小説。だけど中身はかなり哲学チック。住野よるさんの作品は結構尖ってるなあと思ってて、でも哲学的な考え好きだからのめり込んでしまう。登場人物も、一見風変わりな性格をしているようで、でもよく考えたらどこにでも居るような人間じゃん、ってキャラが多くてそこも好き。

食べ物残しても別の人が食べられる訳じゃないってのはずっと考えてた。笑

2023/07/19

サブレの面倒くさい性格とそれをわかってくれるめえめえ。サブレのこだわりはなんとなくわかるような気がします。大人に成りきってない高校生が他人に自分のことをどう表現すればいのかわからなくて歯がゆい感情、とっても青春だなぁと思いました。
そして死に対する考えて方も素直な表現だったと思います。
全体的に楽しめました。

2023/07/19

君の膵臓をたべたいから拝読をさせてもらっているが、今回の作品は何故か刺さらなかった。歳を重ねるにつれて青春小説を受け入れ難いようになってしまったのかなあ。

2023/07/18

サブレは面倒くさい子かもしれないが、真剣さの裏返しであることに気づき、サブレに好意を抱いていくメエメエの気持ちがよく表現されていると思った。まさに青春って感じでした。

2023/07/12

高校で下宿生活している仲良しグループがあり、みんな一癖ある。そのうちのめえめえ(瀬戸洋平)とサブレ(鳩代司)が夏休み、とある目的でサブレの祖父の家に一緒に行くお話。めえめえは、かなり面倒くさい性格の可愛いサブレが好き。一緒に行く？とサブレに言われてうん、と即答し、４日の旅行が始まる。
サブレの拗れたような面倒くさい性格と、主人公の普通にチキンな態度で恋は進みません。ずーっと平板な展開で、最後に少しパタパタと「イベント」がいくつかあって終わり。ドキドキハラハラ展開が好きな人には向かない。片想いのドキドキをまったり味わいたい人、「死」というものを考えてみたい人などにオススメ。内容的には中学校以上かなぁ。自殺とか不倫とか、キーワードとしては出てきますが、深い描写はなし。

2023/07/10

いいところも悪いところもひっくるめて人物の魅力として書ききっているところが良かったのと、そんな人物達が作り出す不思議な世界観が面白かった。