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脳の闇 の商品レビュー

3.5

62件のお客様レビュー

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  3. 3つ

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2024/10/10

私には内容が難しかった.脳の機能については平易な言葉で書かれているが内容が盛りだくさんでそれ以外が話題の切り替わりが早くそこを読み取ることが難しいこと、言葉自体も難しいこともあり何度か読み直してみたが自分なりに噛み砕くことができない. 自分なりに感じたことを書いていこうと思う....

私には内容が難しかった.脳の機能については平易な言葉で書かれているが内容が盛りだくさんでそれ以外が話題の切り替わりが早くそこを読み取ることが難しいこと、言葉自体も難しいこともあり何度か読み直してみたが自分なりに噛み砕くことができない. 自分なりに感じたことを書いていこうと思う. 1承認欲求について ひとならば誰にでもある承認欲求.成長すれば感情ともうまく付き合わなければならなくなる.感情をコントロールしようとすれば自分の理想と本質が乖離してしまい焦りやコンプレックスとなる.コントロールしなければ自身の愚かさを感じることがあるが生きやすい.欲求が満たされない時は不安と戦わないという方法がある.人間は誘惑に弱くよく深く愚かで忘れっぽい.そのほうが生き延びる力が高いから.これは解決される性質のものではない.それならばそれを利用したほうがいい.忘れたり勘違いをしたり、幻想を抱くとか.そう行った幸せに生きることなのかもしれない. 読んでいるうちに涙が出てきた.私は先が不安で仕方がない.この不安を解決するにはどうしたら良いのか.自分が悪いのではないか.いつも自分を責めていた.よく深い自分が情けない.そう感じていた.著者のエピーソードにもあった「私が何か気に触ることをしてしまったのだろうか」罪悪感、期待、見放された感じ、承認欲求が満たされる快感.これらは解決されるものではないのだ.それを変えられないものと捉え、忘れたり、今ある幸せを見つけていくことが大事なのかもしれない. 8言語と時間いついて 言語は人のみが持っている.生物学的にも脆弱であったため集団で生活せざるをえなくなりその時に会話が必要だったからだ.ではコミュニケーション能力とはなんだろう.言語の運用能力ではないか.学校では教えてくれるものではなく、これがなければ相手の意図を理解できなかったり、相手を笑わせたり空気を和ませたりできない.言語は時間軸を移動できる.これも会話の中で過去と未来という概念が必要だったからだ.この過去とみらいのことを考えるタイプは生き残りやすいが未来を想像推し精神的負担が大きくなる傾向がある. ひとは新しいものを選好し一定の刺激がなければ健全に生きられないようになっている.奏して生き残った子孫が私たちだ。 読んでいると良いことも悪いことも全て先祖が生き残るために必要だったし、色々あった中を生き延びてきたおかげで私たちがいるのだ.一見無駄なようにみえること必要だっからなのかもしれない.未来を想像し色々と思い悩むこともある.しかし、それは生存する上で必要だったし、これがなくなることはないのだろう.それを踏まえ時には今という時を生きていくことが幸せだったりするのかもしれない. 好きな章だけ読むなど、一章を読むだけでも十分楽しめる一冊.

Posted byブクログ

2024/01/30

まず最新刊へコピペ) 【before】この本を読む前の私は、これらのことを知りませんでした。 【気づき】この本を読んで、これらについて気づきを得ました。 【TODO】今後、これらを実行していこうと思います。

Posted byブクログ

2023/12/31

人が持つ不合理な性質について、糾弾するのは非常に簡単な話である。しかしながら、現代社会にとって不合理であっても、進化の過程で合理的であったから、今尚人に備わっているのだと理解した。この本では承認欲求について手を変え品を変えかかれており、これほど承認欲求についてくどく語る本も珍しい...

人が持つ不合理な性質について、糾弾するのは非常に簡単な話である。しかしながら、現代社会にとって不合理であっても、進化の過程で合理的であったから、今尚人に備わっているのだと理解した。この本では承認欲求について手を変え品を変えかかれており、これほど承認欲求についてくどく語る本も珍しい。読み終わったとき、自分の不合理な性格や気質も強ち悪くはないなと良い意味で開き直れた。

Posted byブクログ

2023/12/18

脳についてわかりやすく書いてある。 脳を知りたいと思った時の初期段階の内容。 なので、私は面白く読めた。 中野さんの性格が私にも当てはまる所があり、共感できた!

Posted byブクログ

2023/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

テレビで有名な脳科学者の方のエッセイ。 第6章の「やっかいな私」は、著者自身の過去を告白する内容でとても面白かった。ここに、孤独願望を強化する働きをもつホルモンは、男性ホルモンのテストステロンで、この値が高いと他人から干渉されずに一人で過ごす事を好むようになる、とあり自分に当てはまるようであった。 逆に女性は基本的に寂しく、常に誰かがいる事で安心する傾向がある。安心感をもたらすセロトニンの合成能力は男性の3分の2程度らしい。女性が感じる寂しさの肌感は独特で、理由の分からない漠然とした不安や哀情が浮かび、誰か他にやり取りできる人がいさえすれば、一時的に抑えることができるとある。そこで手近な夫などにぶつけてみても、理解されず相手にされないことが多く、それが主婦の目立った不満として集約されるらしい。勉強になった。 ちなみに男性は、銃を手にするだけで唾液中のテストステロン濃度が100倍にも上昇するらしい。他にも筋トレや闘争状態、不倫などのステディでない相手との性行動、高級スポーツカーに乗る事でも分泌が促される。 男女ともホルモンに振り回されている感があるが、それも進化の過程で身に付けた性質の名残が断片化されたものだとあり、諦めるしかない。

Posted byブクログ

2023/11/26

色々チャプターごとで話題が飛ぶなぁというところと、自身の話も絡めた内容が多いのでエッセイぽかった。 衝撃的な内容があるわけではないけど、ところどころへーって内容はあるので、軽く読むのが調度良い気がしました。 あとがきはニヤリと読んでしまいました。

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2023/11/25

私が一方向から物事を見るのに対して、中野さんには360度全方位から物事が見えてしまうのでしょうか。良い悪いではなく、考え方や表現力、分析力の違いが、私の想像を超えていました。中野さんがとても正直に思った事を書いておられ、読んでいて楽しくなる箇所が沢山ありました。文末の本音の一言が...

私が一方向から物事を見るのに対して、中野さんには360度全方位から物事が見えてしまうのでしょうか。良い悪いではなく、考え方や表現力、分析力の違いが、私の想像を超えていました。中野さんがとても正直に思った事を書いておられ、読んでいて楽しくなる箇所が沢山ありました。文末の本音の一言が最高でした。

Posted byブクログ

2023/11/19

子供のころのことが書かれているのが 興味深い。 昔から人と違っていた。 大人が言うことにもハテナだらけだったんだろうなぁ。 はじめに言葉ありきのところに 書いてあった 双子語、個人語というものが気になる。 人と人がコミュニケーションをとり 理解しあうには、言語以外の何か見えな...

子供のころのことが書かれているのが 興味深い。 昔から人と違っていた。 大人が言うことにもハテナだらけだったんだろうなぁ。 はじめに言葉ありきのところに 書いてあった 双子語、個人語というものが気になる。 人と人がコミュニケーションをとり 理解しあうには、言語以外の何か見えないものがある。 言葉をあまり交わさなくてもなぜかわかってしまう、 いくら言葉を連ねてもまったく通じてる感じがしない。 コミュニケーション力って ほんとどうやって測るんだろうなぁ。

Posted byブクログ

2023/10/21

著者の後書きで、「バカには読めない本」とストレートに書かれているのが笑ってしまった。 脳科学者の視点で、現代社会の病理と人間に備わる深い闇について、著者の書きたい事しか書いていないかなり振り切った本。 なかなか個性的な著者で面白いです。

Posted byブクログ

2023/10/19

脳科学分野の観点から様々な社会問題や人の悩みや暮らしに考察を入れてくれる。哲学的な要素も強い。 結構好きなタイプの本でした。

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