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地域主権という希望 の商品レビュー

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2025/09/16

杉並区長・岸本聡子による本書は、いま注目を集めている「ミュニシパリズム(地域主権主義)」をめぐって、その理念と実践を市民の目線に立った語り口で紹介。自身の選挙戦のこと、そして区長として目指す「住民参加型の自治」の姿が、専門用語に偏ることなく丁寧に綴られている。 本書で勉強になっ...

杉並区長・岸本聡子による本書は、いま注目を集めている「ミュニシパリズム(地域主権主義)」をめぐって、その理念と実践を市民の目線に立った語り口で紹介。自身の選挙戦のこと、そして区長として目指す「住民参加型の自治」の姿が、専門用語に偏ることなく丁寧に綴られている。 本書で勉強になったのは、単に杉並区の取り組みや理想像を語るだけでなく、ヨーロッパで進んでいるミュニシパリズムの流れと、その背景にあるEUの構造も論じられている点。EUというひとつの市場の中で規制緩和や公営サービスの民営化が進んだ結果、貧富の差が広がり、貧困層や障がい者への支援が困難になっている。自治体が必要だと判断した施策も、EUの市場原理に抵触して動けない。その矛盾に抗して立ち上がったのが、スペインやイタリア、フランスをはじめとした各国の一部自治体のミュニシパリズムだという文脈が見えてくる。 「自治を取り戻す」という言葉はしばしば理念的に響くが、本書を読むと、それが生活インフラ、教育、福祉、働き方などのすべてのレベルにおいて“誰が決めるのか”を問い直すことだと実感できる。グローバル化や新自由主義のうねりに抵抗するためのひとつの光として、ミュニシパリズムの可能性を伝えてくれる一冊。

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2025/10/05

静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓ https://lib-finder.net/aicel21/book_detail_auth?authcode=nptHTKhxwbZbkieOm1C4mQ%3D%3D

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2023/06/19

国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11549775

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2023/06/06

思っていた内容と違った面もあったが逆に欧州の最近の流れが知れ、それが日本と同じだったのにはガッカリもしたが地域主権という新たな希望が見出だせたのは収穫だった

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2023/03/21

杉並区長に当選した著者は、「公共」の役割を取り戻すことを公約している。新自由主義により、貧困と格差が広がっているのは、日本だけでなく、世界も同じで、欧州をはじめとした国では、「ミュニシバリズム」「フェイアレスシティ」として首長や地方議会の選挙で勝利して、地域から変えていっている。...

杉並区長に当選した著者は、「公共」の役割を取り戻すことを公約している。新自由主義により、貧困と格差が広がっているのは、日本だけでなく、世界も同じで、欧州をはじめとした国では、「ミュニシバリズム」「フェイアレスシティ」として首長や地方議会の選挙で勝利して、地域から変えていっている。バルセロナ、ナポリ、グルノーブルなどの自治体が、そのような方向で変わり、国際的な連帯を深め、欧州を中心として世界で、この潮流は広がり、中央政府にも影響をしている。もともと、民主主義の伝統がある欧州だからできる分もあるが、日本での杉並区の朝鮮が、これから日本でも「ミュニシバリズム」が広がっていく資金石となるだろう。世の中は確実に変わっていっていることを確信させてくれる書であった。

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