私たちの金曜日 の商品レビュー
仕事を主軸にしたアンソロジー。 おかきの話とこたつUFOの話、茶色の小瓶が印象に残った。少しほろ苦かったり、怖い内容だったり、ほの甘いお話だったり、色々な話が楽しめて良かった。
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アンソロジー。あまり当たりに出会えないのだけれど気になる。”自分の思い通りに仕事をすることが叶わない社会のなかでも、懸命にしたたかに働く様子を描いた、読むと勇気づけられるアンソロジー”だって。読んでみたいじゃない。 月曜日と同じタイミングで図書館で予約をしたが、借りるまでにしば...
アンソロジー。あまり当たりに出会えないのだけれど気になる。”自分の思い通りに仕事をすることが叶わない社会のなかでも、懸命にしたたかに働く様子を描いた、読むと勇気づけられるアンソロジー”だって。読んでみたいじゃない。 月曜日と同じタイミングで図書館で予約をしたが、借りるまでにしばらくかかった。 なんか、思っていたほど明るいワークライフではないように感じた。月曜日がよかったからハードルが上がっていたかな。おかきの話はよかった。(ちょっと長かったけど。)有川さんの自衛隊女子の話、やっぱり好き。
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女性作家による、主人公が女性で尚且つ"仕事という労働がテーマ"の短編集。 編さん者の思いの吐露が面白かったので、ぜひ解説から読むのをおすすめします。 (それぞれの話の予備知識も知れて一石二鳥)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1社畜 山本文緒 ⇒もろド直球...
女性作家による、主人公が女性で尚且つ"仕事という労働がテーマ"の短編集。 編さん者の思いの吐露が面白かったので、ぜひ解説から読むのをおすすめします。 (それぞれの話の予備知識も知れて一石二鳥)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 1社畜 山本文緒 ⇒もろド直球な仕事話。こういう悪い人じゃないけど、無意識に周りをイライラさせる人いるよなと思った。 2美女山盛 田辺聖子 ⇒社内にいる美人に対する男性を観察する(自称)醜女の話。美人を妬む話ではなく、男性を冷静に観察している感じが面白い。 3こたつのUFO 綿矢りさ ⇒何やらエッセイに近いような、小説家が主人公の話。綿矢さんの独特な文章の言いまわし、共感できて好きだな~。 4茶色の小壜(こびん) 恩田陸 ⇒これはミステリーかな?会社内であまり関わりがなかった人の秘密をたまたま知ってしまい、謎を解いていくようなストーリー。ややホラー感もあるかな。 5神様男 桐野夏生 ⇒アイドルという仕事を通して、若さや見た目などを男たちに搾取されているストーリー。 実際そうだけど、何だかな~。 6おかきの袋のしごと 津村記久子 ⇒煎餅の個包装裏に書いてある商品とは全く関係ない豆知識のようなものを考える仕事。 コンセプトは、10才の孫と90才のおばあちゃんでも会話のネタになるような豆知識。 個人的に実際あったらこの仕事やってみたいなと思ってしまった。 7ファイターパイロットの君 有川ひろ ⇒『空の中』に出てきた主人公の番外編。 ちょっとアニメ感というか、ファンタジーすぎて、あんまり得意ではなかった。
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仕事をテーマにした色々な話。 色々な作家さんが書くアンソロジーは、読んだ事ない作家さんの短編もあり、新しい発見があるので好きです。 社畜や美人社員や、真面目過ぎる社員や、はたまたホラーちっくな話もあり、全体的に読みやすくて、あっという間に読んでしまいました。
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ひとりひとりの小説はおもしろいのに、この本の短編はおもしろくないのが多い。 良かったのは津村記久子と有川浩。
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色々な作家のアンソロジー、働く女性を焦点にして書かれている。 様々な文体で書かれる本なため、合う合わない作家を見つけるのにはいい本だと思う。
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なるほど、アンソロジーってこんなに面白いのか。 いわゆるお仕事小説ではない、女性が主人公の職場小説。
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2024/05/11 どこにでもありそうな女の話の短編集。「茶色の小瓶」と「おかきの袋のしごと」が面白かった。 「茶色の小瓶」はある出来事で同じ会社の女性が気になる女性の話。最後の見開きが怖かった。これはホラー? 「おかきの袋のしごと」は転職しておかきの袋に書かれている雑学な...
2024/05/11 どこにでもありそうな女の話の短編集。「茶色の小瓶」と「おかきの袋のしごと」が面白かった。 「茶色の小瓶」はある出来事で同じ会社の女性が気になる女性の話。最後の見開きが怖かった。これはホラー? 「おかきの袋のしごと」は転職しておかきの袋に書かれている雑学などのスペースを埋める仕事についた女性の話。対人関係が苦手な人なんかな〜って思って読んでたら最後がよくわからんかった。 三宅香帆さんと有川ひろさんが読みたかったから読んだけどやっぱ短編は苦手。なんか全体的に、見た目が良く社交的な人ではなくその人の近くにいそうな人の話が多かったから最後の異色さがあった。なんか最後の話読んだことあるなって思ったらクジラの彼に入ってたらしい。
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2024/04/25 1つの物語かと思っていたら、働く女性についての短編を集めたアンソロジー本だった。 あとがきにも書いてあったけど、女性が働くことを短編で書いた小説が意外と少ないことにびっくりした。 言われてみれば確かに、長編はたくさん読んだことあるけど短編はなかったかも。 色...
2024/04/25 1つの物語かと思っていたら、働く女性についての短編を集めたアンソロジー本だった。 あとがきにも書いてあったけど、女性が働くことを短編で書いた小説が意外と少ないことにびっくりした。 言われてみれば確かに、長編はたくさん読んだことあるけど短編はなかったかも。 色々な作者の短編だけあって、それぞれの物語に作者の作風が出ているのが分かり、アンソロジーで読み比べできるからこその楽しみ方だなと思った。 タイトルに込められた意味にも納得。 家事と仕事をしているだけで女性は「両立」と言われることの不思議、普通に働くことは女性でも男性でも変わらないはずなのにこの違いは何なんだろう、とも思ったり。 この短編に出てくる男性たちは軒並み女性に優しく、理解がある生き方をしていると思うので、自分もそうなれるといいなーと感じた。
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各女性の仕事についてのモチベーションや考え方、人間関係の見方など、当事者でない私も「こんな人いそうだな〜」とか「私には気づけない、もしくはそんな気持ちで働いてることが凄いな〜」と感心されられたりする小説だった。
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