裏世界ピクニック(8) の商品レビュー
「ムジナ・アタックス」 感情の答えはどれか。 問いかけられて答えが簡単に出ないだろうが、悩んでも関係の進展を望まないなら保留ではないか。 「オモイシレ」 誰に尋ねても同じで。 ずっと考えているのもあるだろうが、ここまで裏が干渉してきてしまったらトラウマになりそうだ。 「共犯者...
「ムジナ・アタックス」 感情の答えはどれか。 問いかけられて答えが簡単に出ないだろうが、悩んでも関係の進展を望まないなら保留ではないか。 「オモイシレ」 誰に尋ねても同じで。 ずっと考えているのもあるだろうが、ここまで裏が干渉してきてしまったらトラウマになりそうだ。 「共犯者の終り」 二人の感情の行く末。 執着はあるけれども拘りがないからこそ、一線を超えるのが怖くて躊躇してしまっていたのかもな。
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怪異展開よりも百合要素が強めの巻だった。「裏世界ピクニック」に何を求めているかで評価が分かれそう。百合SFを求めて読んでいる人には高評価だろうが、私は怪異SFとして楽しんでいるため、この巻を読み切るのが正直苦しかった。 登場人物の関係性について重要な部分が描かれているものの、濃厚な百合描写が続くため読み進めるのが非常に苦しい。しかし、シリーズも9巻目となり、関係性の深掘りが必要なタイミングだったのだろうとも感じた。
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SF。ホラー。連作短編集。 今作は完全に百合恋愛小説。 空魚と鳥子の関係が大きく進展。 怪しい新キャラも登場。魔術師? そろそろSF的な新展開が欲しい。
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裏世界についての辻の考察が吹き飛ぶくらいには空魚と鳥子の急な関係の深化に驚いた。恋人より共犯者の二人が見たかったというかもう何巻かは悩む空魚を眺めていたかったというか。空魚を理解しようとする鳥子は空回りだったのかも知れないけれど良い子だ。表世界が少しずつ裏世界に侵食されていないか...
裏世界についての辻の考察が吹き飛ぶくらいには空魚と鳥子の急な関係の深化に驚いた。恋人より共犯者の二人が見たかったというかもう何巻かは悩む空魚を眺めていたかったというか。空魚を理解しようとする鳥子は空回りだったのかも知れないけれど良い子だ。表世界が少しずつ裏世界に侵食されていないかと小桜と霞の会話に思ったりもした。小桜の良い大人であろうとする姿勢がとても好き。
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空魚と鳥子の『共犯者』という関係性がやはり裏世界を介して恋人と呼べなくもない関係に変わる8巻。 拍手! でももっと裏世界を知りたいんだよ〜!!って途中まで読んで放置してたら9巻出ちゃったので慌てて読了。 これ、裏世界ともう少し空魚ちゃんの背景を知りたくてそこにフィーチャーしてくれ...
空魚と鳥子の『共犯者』という関係性がやはり裏世界を介して恋人と呼べなくもない関係に変わる8巻。 拍手! でももっと裏世界を知りたいんだよ〜!!って途中まで読んで放置してたら9巻出ちゃったので慌てて読了。 これ、裏世界ともう少し空魚ちゃんの背景を知りたくてそこにフィーチャーしてくれないとつまんないです、ワタシは。 さて、9巻読むかな。 今回の怪異、むじなは毛穴だけの顔ってのが宇治拾遺物語の鬼かよってどうしても思っちゃうんだよね。 怪異は盛りだくさんがいい! でもやはり、『裏世界ピクニック』大好きなので★は常に5つ!!
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第8巻。過去の出来事や感情までを含めた最大の転機となる葬送作戦を終えたこともあり、今回は空魚と鳥子の2人の関係について描かれていた。今まで空魚はなぜ鳥子に対して踏み込めないのだろうと思いながら読んでいた部分もあった。ただ淡白なだけなのか?興味を持っているのに関心があまりないとか有...
第8巻。過去の出来事や感情までを含めた最大の転機となる葬送作戦を終えたこともあり、今回は空魚と鳥子の2人の関係について描かれていた。今まで空魚はなぜ鳥子に対して踏み込めないのだろうと思いながら読んでいた部分もあった。ただ淡白なだけなのか?興味を持っているのに関心があまりないとか有り得るのか?ただどうしていいか分からないだけなのか?とか。今回、お互いの求めることが明らかになり、改めていい関係だなと思えた。「知ってる?共犯者って、この世で最も親密な関係なんだって」鳥子が空魚に出会ったばかりのころに言ったこの言葉が、非常に重要だったんだな。 「ムジナ・アタックス」 鳥子の誕生日を祝う席で、空魚は鳥子から「好きだ」告白される。すぐに応えられない空魚は一週間後に答えを求められる。他人に相談をするうちに、鳥子の姿をしたむじなに出会いある感情に気づく。 「オモイシレ」 むじなに出会ってからも答えは出ず、夏妃や小桜にも相談する。小桜邸からの帰り道にひとり裏世界に迷い込んでしまい、気づくとるなの部屋にいた。 「共犯者の終わり」 むじなに翻弄される空魚は、現実の鳥子のことが不安になり家に向かう。無事を確認した空魚は鳥子と話し合う。 結果として、お互いが考える関係性は、価値観の違いのようなものはあったが本質的には同じであって安心した。お互いに育ってきた環境が違えば、そこで培われる感情や感覚も違う。それぞれに影響し合って変化してきてはいるが、まず知ることから始めないと深いところまで進めない。しかし、空魚の性欲のスイッチはなかなかにクセありだな。まさかそうくるとは思わなかった。その後の体験で狂気を操られながら翻弄されるなんてめちゃくちゃ魅惑的だと感じてしまうのは、ちょっと変態だろうか?2人の存在と裏世界がこの先どうなるのかますます楽しみだ。
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空魚と鳥子の百合小説。少し怪異は発生するもののメインは恋愛。色々な人に相談してという過程も皆独自の世界観があり面白い。 沙月の件は片付いてるので、この後の展開はどうするんだろう。
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うーん、こういう話が読みたいわけではないので。 なんか引いてたんだが、確かに、最後の方まで行けば本編の重要なテーマが含まれていることはあるのかとは思ったけど。 次に期待。 だから長めのシリーズものはやなんだよなあ。
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今巻は、空魚と鳥子の関係が一歩先に進む話といった印象を受けました。副題の「共犯者の終わり」という言葉が示す通り、空魚と鳥子の〝共犯者〟という関係から脱却する話でした。 空魚は自分の事も関心が無く、鳥子への想いや感情も散々悩んで迷わないと結論が出せないのですが、それでもきちんと鳥子への答えを出そうと真剣に向き合っていて好感がもてました。最終的に2人の関係が恋人でも共犯者でもない、2人だけの特別な関係へと落ち着いて良かったです。 また、今巻に新たに登場したDS研所属の辻さんによって裏世界について別の視点が与えられた巻でもあると思います。裏世界が異界的な場所というだけではなく、向こう側の存在との接触の境界では無いかという視点や、UBアーティファクトがミニサイズの裏世界じゃないかという話が出て、その視点に驚かされました。 小桜さんが霞に影響されたり、空魚と鳥子がセックスの最中に裏世界にいたりしたのも、第4種接触者自身がインターフェースになっているという事なのかもしれないと思います。 空魚の目や鳥子の手がインターフェースになると分かった事で、次巻から更に冒険の幅が広がる事を期待してます。
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裏世界における脅威だった閏間冴月とも決着がついたということで、次に決着をつけなければならないのは2人の関係。恋人と共犯者、お互いに考える関係性の解釈が一致したことは良かったが、まさか行き着くところまで行き着くとは。
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