自己正当化という病 の商品レビュー
⭐️4個は多い。 読んでいる最中は同じような話の繰り返し。全体としても余り練られているとは言えない文章。 しかし…読みやすい。同じ概念が繰り返し繰り返し登場するので頭に入りやすい。 症例のようなものも実話か創作か判断がつきかねるが、実例としてはわかりやすいもの。 『例外者』、『ゲ...
⭐️4個は多い。 読んでいる最中は同じような話の繰り返し。全体としても余り練られているとは言えない文章。 しかし…読みやすい。同じ概念が繰り返し繰り返し登場するので頭に入りやすい。 症例のようなものも実話か創作か判断がつきかねるが、実例としてはわかりやすいもの。 『例外者』、『ゲミュートローゼ』といった初めて接する概念もすんなりと頭に入った。 著者の意図とは異なるだろうが… 自分自身が自己正当化したり他責的傾向を持たないよう。自己の正しさを信じ込んでいないか、失敗を責任転嫁していないか、他者の中にそれを見つけるよりも、自分を見つめ直したい。
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心理学的に個に焦点を当てて描かれているのかと思いきや、まさかの社会派本。 個人的にはそっちの方を期待して読んでいなく、心理学を期待して読んだため少しガッカリ感の残る本となった。
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自分にとって見たくないことや都合の悪いことは見えなくなっていることがある… 他人とのやりとりで『え?』と感じるとき、双方のどちらかに『暗点化』というものがあるのかも 『例外者』『ゲミュートローゼ』『歪んだ特権意識』なるほどと思いつつ自分は大丈夫か?
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自己正当化という言葉 の意味するところは、 そうとは言い難い状況 で自己を正しいとする ことですよね。 誰もが、あの人が悪い よね、と思ってるのに、 当人だけ、いやあれは 仕方なかったでしょう と思い込んでる。 端から見て痛々しいし まわりから人が離れて いきます。 じ...
自己正当化という言葉 の意味するところは、 そうとは言い難い状況 で自己を正しいとする ことですよね。 誰もが、あの人が悪い よね、と思ってるのに、 当人だけ、いやあれは 仕方なかったでしょう と思い込んでる。 端から見て痛々しいし まわりから人が離れて いきます。 じゃあ、どうすれば? 答えは客観的な視点を 持つことだと思います が、 はたして百パーセント 自己愛を排した視点を 持てる人がいるのか。 私を含め多くの人たち が自己愛を多分に含む、 それはちょっと客観的 な視点とは言い難いん じゃないの? という客観的な視点? でときどき己の言動を 振り返り、 そして微かに、ほんの 微かに自分の落ち度を 感じ取り、 まあ私にも反省すべき 点はあるかな、と思う。 というのが、現実かと。 誰しも多かれ少なかれ 自己正当化という病質 を抱えてますよね。 だからなに?とも思い ますが、 そんなことも自覚して ときどき自己点検する ようにしようかなと。
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「自己正当化」という病はもはや「現代病」と言えるだろう。 要因は①強い特権意識②過去の成功体験③想像力の欠如④甘い現状意識 対処法。①気づく②孤立しない③観察眼と分析力を養う④距離を置く⑤戦うのを避ける⑥面倒臭い奴と思わせる⑦好かれる必要なし
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誰にでも正当化したくなる時はあるけれど、例に出てくる人たちはちょっとレベルが違うと言うか、世の中にはかなり拗らせている人がいるんだなと思うのと同時に、幸い身近にはここまでひどい人はいないことを有り難く思う。 本書で一番納得したのは第5章の社会的背景。著者が指摘しているように、現...
誰にでも正当化したくなる時はあるけれど、例に出てくる人たちはちょっとレベルが違うと言うか、世の中にはかなり拗らせている人がいるんだなと思うのと同時に、幸い身近にはここまでひどい人はいないことを有り難く思う。 本書で一番納得したのは第5章の社会的背景。著者が指摘しているように、現在の日本においては、「自分は不利益を被っている」という被害者意識・不満を多かれ少なかれ抱いている人がほとんどではないだろうか。だからこそ、近年特にやたら人を叩きたがったり、怒りっぽい人が増えているのだと思う。正直自分も例外ではない。 怒ってもどうにもならないし、スッキリするのは一瞬だけで、怒れば怒るほどイライラは増えるだけであるから、イラッとした時こそ冷静にならなければと改めて思った。また、もしこういう人に出会ったら、とにかく関わらないのが一番。残念だけれど、人を変えるなんてできない。
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具体的な事例を示されて、自分を正当化する人の分析をしており、よく理解ができました。 過去を振り返って、最近の傾向として、このような人が増えているのかどうか、そういった分析もあればなお良かったかと思います。
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〖本から〗 自己正当化 三つの動機 ①利得 ➁自己愛 ③否認 こじらせる四つの要因 ①強い特権意識 ➁過去の成功体験 ③想像力の欠如 ④甘い現状認識 自分にとって不都合な事実や思い出したくない出来事が意識からすっぽり抜け落ちる現象を、フランスの神経学者k、シャルコーは「暗点化...
〖本から〗 自己正当化 三つの動機 ①利得 ➁自己愛 ③否認 こじらせる四つの要因 ①強い特権意識 ➁過去の成功体験 ③想像力の欠如 ④甘い現状認識 自分にとって不都合な事実や思い出したくない出来事が意識からすっぽり抜け落ちる現象を、フランスの神経学者k、シャルコーは「暗点化(scotomiwqtion」と呼んだ。 「無自覚型のナルシスト(Oblivious Narcissist) 1 他人の反応に気づかない 2 傲慢で攻撃的 3 自己陶酔 4 注目の的でいたい 5 ”送信器”はあるが、”受信器”がない 6 他人の気持ちを傷つけることに鈍感 ヒトラーもプーチン氏も「ゲミュートローゼ」 「ゲミュート」とは、思いやりや同情心、羞恥心や良心を意味するドイツ語であり、そういう高等感情が欠如している人が「ゲミュートローゼ」 自分を悪いと思わない人を変えるのは困難 他責的傾向と表裏一体 「物盗られ妄想」 常識が通じない人は一定の割合で存在 うまくいったのは幸運のおかげという自覚がない 痛い目に合わないと変わらない 戦うのは極力避けるべき 面倒くさいやつだと思わせる 好かれる必要はない
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社会が悪い、国が悪い、政府が悪い、誰でも自己正当化する部分はあると思うが、本書はそういう自己を変えるのではなく、自己正当化する人への対処法を述べている。少々、自己責任論的とも言えなくもないし、産業医の立場で書いているという点にも留意する必要がある。 自己正当化する人を批判している...
社会が悪い、国が悪い、政府が悪い、誰でも自己正当化する部分はあると思うが、本書はそういう自己を変えるのではなく、自己正当化する人への対処法を述べている。少々、自己責任論的とも言えなくもないし、産業医の立場で書いているという点にも留意する必要がある。 自己正当化する人を批判している自分は自己正当化していないだろうか、という客観的・相対的な視点が必要なのではないのかと気づかされる。 なんでも、環境や他人のせいにするのもどうかと思うが、時には納得のイカナイ事に対して声を上げることも必要だろう。もちろん、合法的な手段で行う事は言うまでもないが。
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タイトルに惹かれて読んだが、とても参考になった。個人の問題から社会、政治的な事例を挙げて分析していて、対応策まで書かれている良書である。
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