希望のカケラ の商品レビュー
主人公のヒナコが嫌いと言いつつ、3作目にも手を出してしまった。 しかし、今作はコロナ禍ならではの「雇用調整助成金」の話や、最近義務付けられた「男性の育休制度」など、内容的には読みごたえがあった。 「副業はユーチューバー」など、日本の会社の嫌な部分が的確に描かれていたと思う。 「同...
主人公のヒナコが嫌いと言いつつ、3作目にも手を出してしまった。 しかし、今作はコロナ禍ならではの「雇用調整助成金」の話や、最近義務付けられた「男性の育休制度」など、内容的には読みごたえがあった。 「副業はユーチューバー」など、日本の会社の嫌な部分が的確に描かれていたと思う。 「同一賃金」についても、本来ならば2020年から本格的に導入されるはずが、コロナでなし崩しになって、いつの間にか立ち消えになっている気さえしていたが、ここに来てイオングループが導入すると言うニュースが流れている。そんなニュースさえ、「今更?」と感じるのは自分だけだろうか? コロナもあり、働き方が多様化される時代。 社労士の方々も大変だと思う。その様子を本書は良く捉えていると思うけど、やはりヒナコが好きになれない。 他の方のレビューにもあるが、社労士として問題解決をしているようには見えず、ただの日常の謎解きにしか感じられない。 しかも4年目で独立を考えているヒナコが信じられない。 今回出て来た案件も、一人で解決出来る訳でなく、クライアントの意見を踏まえた提案どころか、自分よがりの提案しかしないヒナコのような社労士だったら、私だったら、確実に喧嘩になるだろうし、権限があれば、取引しないだろう。 やまだ社労士事務所の面々がのんびり過ぎて、せっかく社労士と言う、あまり小説の題材にならない職業をテーマにしている割には現実離れしているようで、個人的にはやっぱり好きになれない。
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お仕事・労務ミステリーと聞いてピンと来ない方も少なくないだろうが、主人公の社労士(社会保険労務士)が総務・人事・労務問題に直面し、悩み考え解決していくお仕事ミステリーの決定版。 2017年に第1作「ひよっこ社労士のヒナコ」、2019年に第2作「きみの正義は 社労士のヒナコ」に...
お仕事・労務ミステリーと聞いてピンと来ない方も少なくないだろうが、主人公の社労士(社会保険労務士)が総務・人事・労務問題に直面し、悩み考え解決していくお仕事ミステリーの決定版。 2017年に第1作「ひよっこ社労士のヒナコ」、2019年に第2作「きみの正義は 社労士のヒナコ」に続く第3作であり、ひよっこヒナコも随分経験値を積み、成長して、所長に信頼される活躍を見せる。 本作は、コロナ禍を背景とした労働問題を中心に、インターネットの普及に伴う課題などに挑戦するヒナコ。コロナの経済危機に乗じて不正受給が社会問題となった中、持続化給付金や、雇用調整助成金、家賃支援給付金は適正に支給されているか。小規模事業所における同一労働同一賃金の問題。個人事業主と労災の課題。ユーチューバーは副業となるか。そして表題の「希望のカケラ」では、小規模事業所での「育児・介護休業法」の取得を希望する男性社員と性別役割分業から脱しきれない経営者の心の揺れと葛藤が描き出される。総務・労務等にかかわる人は必読、かかわらない人も読めば学びにつながる小説として、是非手に取ってお読み頂きたい。
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コロナ禍で生じた労務問題を取り扱っており、初めて知る知識も多かった。作中の話を見ていると、各種法律を実務に落とし込み正しく運用していくのは難しいなと感じてしまう。
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新年一冊目。社労士の仕事には興味があるけど、ぬかなかそれをテーマにした小説はない。 シリーズ一作目から読みたかったけど書店になかったのでこの三作目から。 職場環境をどうするか、法が整備されてもなかなか変わらない体質の会社もある。社労士の役割って関わり方次第で大きいなあと感じる。 ...
新年一冊目。社労士の仕事には興味があるけど、ぬかなかそれをテーマにした小説はない。 シリーズ一作目から読みたかったけど書店になかったのでこの三作目から。 職場環境をどうするか、法が整備されてもなかなか変わらない体質の会社もある。社労士の役割って関わり方次第で大きいなあと感じる。 次は一作目!読んでみよう。
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【社労士のヒナコが活躍。第3弾!】男性社員の育児休暇は認めない? クライアントの労務問題に端を発するミステリー。社労士のヒナコが活躍する、人気シリーズ第3弾!
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