もののふの国 の商品レビュー
螺旋プロジェクト戦国編。 壇ノ浦も南北朝も本能寺も夏の陣冬の陣も関が原も大塩平八郎も新選組も戊辰戦争も、全て海族山族の諍いの歴史です!って、そ、そんなことある〜? 短編集なので展開が早く、だんだん各武将が同じに見えてくる。まるで甲冑という空の器がドンと置かれていて、器に顔だけが次...
螺旋プロジェクト戦国編。 壇ノ浦も南北朝も本能寺も夏の陣冬の陣も関が原も大塩平八郎も新選組も戊辰戦争も、全て海族山族の諍いの歴史です!って、そ、そんなことある〜? 短編集なので展開が早く、だんだん各武将が同じに見えてくる。まるで甲冑という空の器がドンと置かれていて、器に顔だけが次々すげ替えられていくような違和感。 でも、だからこそ、人間を海族、山族、どちらでもない者の3種類に分類することの不毛さや乱暴さが伝わる。そりゃないわ〜と言いつつ、私たちも人間を血液型で4種類に分けたりしていた、あれも同じ乱暴さであり「イタさ」だなと思ったり。 血液型占い、最近あまり聞かなくなったのは良い傾向かも…と思わぬ流れで現代を省みるに至ったのが収穫でした。 なお、みんな同じに見えると言いつつ「鎌倉殿の13人」をたのしく履修していたせいで、そこだけ無駄に解像度が高かったです。御家人どころか八重さんまで顔が目に浮かぶのはいいとして「頼朝」という字を見るだけでうっすら可笑しいの何とかしてほしい!笑 歴代大河視聴勢、もしくは戦国ゲームやり込み勢はオールスター感があって面白いかもしれません。
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完読できませんでしたので星0ではなく未評価です。 螺旋プロジェクトの1冊。 私には合いませんでした。 歴史の羅列に螺旋プロジェクトのスパイスを散りばめた印象を受けました。 普段歴史物を読まない私ですが、読まないのではなく読めないのかも。。
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おもしろかった。日本史には疎いので、もう少し知識があればよりおもしろかったのかなと感じた。戦国小説?みたいなものをまた読んでみたい。
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武士の世の起こりから最後を勉強した気分。 一つのコンセプトで色々な作家さんが書いた中の一冊みたい。史実にフィクションを交えて進んでいく。 歴史好きの子供が読んだら虜になりそう。
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螺旋プロで小生初、天野純希さん。歴史小説デビュー2冊目。長い時代を跨いだ海族と山族の戦いで、史実とあわせて勉強になりました。歴史小説を読むには、私には山川の日本史用語集と年表が必要と感じました。
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歴史上の有名な対決を海族と山族の争いになぞらえるという、螺旋プロジェクトのコンセプトをうまく活かした作品。 源平から始まり、鎌倉、室町、三英傑と王道を辿り、江戸時代後期は少し変化球の大塩平八郎を経て新選組と五稜郭、西南戦争。まさに武士の時代のダイジェスト版です。 ある程度歴史の知...
歴史上の有名な対決を海族と山族の争いになぞらえるという、螺旋プロジェクトのコンセプトをうまく活かした作品。 源平から始まり、鎌倉、室町、三英傑と王道を辿り、江戸時代後期は少し変化球の大塩平八郎を経て新選組と五稜郭、西南戦争。まさに武士の時代のダイジェスト版です。 ある程度歴史の知識があれば「これを海族・山族に絡めてくるのか」とニヤリとする場面が幾つもあり、非常に質の高い遊び心を感じました。
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螺旋プロジェクトのうちの1冊。 歴史小説のような舞台設定の小説は普段あまり読まないのだけれど、誰もが知っている歴史上の人物が主人公やライバルになっていることで、すごく読みやすくなっていた。そのうえで、オムニバス形式であることも、飽きずに読めた要因だったように思う。 小学校中学...
螺旋プロジェクトのうちの1冊。 歴史小説のような舞台設定の小説は普段あまり読まないのだけれど、誰もが知っている歴史上の人物が主人公やライバルになっていることで、すごく読みやすくなっていた。そのうえで、オムニバス形式であることも、飽きずに読めた要因だったように思う。 小学校中学校での授業では、とにかく日本史の授業が嫌いだった。理由はごく単純で、暗記が苦手だったのだ。覚えられないからテストの点数が悪い。テストの点数が悪いから日本史そのものにも興味が持てない。興味が持てないからますます暗記ができないの悪循環だった。 そのうえ、出来事の年号を覚えなきゃいけない、というのがすごく腹立たしかった。だって、その年号って本当にあっているかもわからない、ただの推測のはず。それなのに、その年号をテストで覚えて書いて、○×をつけられるって、テストのありかたとしてどうなの、と。 1192で覚えた鎌倉幕府、今では1185が正しいっていうじゃない。1192の時代に、1185って書いて✕もらって、成績落として人生変わった子がいたかもしれない。ただの推測を、義務教育として暗記させ、人の人生を左右させる。そんな日本史への否定的な感情が今でも捨てきれないでいる。 でも、小説に罪はない。歴史小説をもっと楽しむために、日本史を知っておきたい、という気持ちが大人になって芽生えているのもまた事実である。 この本は、そんな私でも楽しめた。ぜひ、歴史小説に興味がない人ほど、読んでみてほしい一冊。
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海族と山族が政権を奪い合う。戦いのシーンはスリルたっぷり。ただ歴史に詳しくないので、このスピード感では人名が覚えられず、つかみ損ねている部分は多かったと思います。勉強し直してから、また読むことにします。
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もののふ=武士の始まりと終わりの話なんだね。 自分ではどうにもならない時代の流れに、乗ったり、抗ったり。そういう切り口で歴史を考えたことはなかったから新鮮だった。 日本史に詳しかったら、もっと楽しめたかな?
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螺旋プロジェクト、中世・近代編 海の一族と山の一族、1,000年にわたる戦国時代の交錯の物語。 平将門の乱から始まり、貴族と公家の時代から武士の時代に移り行く。 平氏はイソベリ、源氏はヤマノべ。 源平合戦を超え、鎌倉幕府、室町、戦国時代、家康と秀吉、そして幕末。 まさに戦...
螺旋プロジェクト、中世・近代編 海の一族と山の一族、1,000年にわたる戦国時代の交錯の物語。 平将門の乱から始まり、貴族と公家の時代から武士の時代に移り行く。 平氏はイソベリ、源氏はヤマノべ。 源平合戦を超え、鎌倉幕府、室町、戦国時代、家康と秀吉、そして幕末。 まさに戦国・幕末オールスター そして本作で重要な役割は「長老」と呼ばれる存在。 シリーズ全書に出てくる両目の色が違う人の存在。 ネタバレになるので書かないが、「こういう考察ね。これは時代小説でよく見る説だな」という印象。 また、真田丸や幕末物の大河ドラマを観ているとすっとイメージが入ってくる。 最後の外伝もまたこれよし。
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