青いパステル画の男 の商品レビュー
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『ある骨董品コレクターの妄想的おとぎ話?』 以前、TLで見て気になっていた『モレスキンの女』の作者のデビュー作。自分にそっくりな肖像画と出会ったことで、夢のような展開が… どことなくフランスっぽさが漂う雰囲気に酔いながら楽しむ大人のためのおとぎ話…
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映画みたいなシーンの繋ぎ方。 主人公の小難しい話し方といいオタク感といい、ところどころすっきりしないところといい、 なんだか森見登美彦味も感じるような。 私はとても好きだった。 フランス革命あたりの歴史に詳しくなると余計背景がわかりやすいんだろうなぁ… 引用部分は意味はわかるが...
映画みたいなシーンの繋ぎ方。 主人公の小難しい話し方といいオタク感といい、ところどころすっきりしないところといい、 なんだか森見登美彦味も感じるような。 私はとても好きだった。 フランス革命あたりの歴史に詳しくなると余計背景がわかりやすいんだろうなぁ… 引用部分は意味はわかるが深く理解はできなかった気がする。 とてもご都合主義な話ではあるけど、それもそれで好きだし、最後にけじめがついたのは好印象。 同著者の他2冊の翻訳本も評価がいいので気になるところ。
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骨董収集家の弁護士は自分に似た肖像画を落札。夫婦関係は破綻。肖像画の紋章を頼りに伯爵の領地へ向かう。弁護士は不在の男として第二の人生をやり直すが,支払うべき"幸福の代価"は大きい。
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パリの弁護士ショーモンは骨董品蒐集を趣味としている。ある日、オークションハウスで18世紀に描かれた肖像画を見つけ衝撃を受ける。そこに描かれているのは彼自身だったのだ……。 という導入部から紡ぎ出されるストーリーは、かなり強引な展開を遂げる。ぼくはある時点で方向性を見失い、着いてい...
パリの弁護士ショーモンは骨董品蒐集を趣味としている。ある日、オークションハウスで18世紀に描かれた肖像画を見つけ衝撃を受ける。そこに描かれているのは彼自身だったのだ……。 という導入部から紡ぎ出されるストーリーは、かなり強引な展開を遂げる。ぼくはある時点で方向性を見失い、着いていくのがやっとという状態に陥ってしまった。ラストもなにこれ?で終わってしまった。 解説によると、本書がローランの1作目だとか。『赤いモレスキンの女』はよかったが、本書は合わなかった。
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これまでの流れで新作かと思いきや、思いがけずアントワーヌ・ローランさんの初の作品とのことを訳者の方の後書きで知り、読めたことが嬉しかったです。 今までの2作と比べると少し分かりにくい部分が多い気がしたけど、それでも雰囲気はそのまま、ミステリーとファンタジーの間をうろうろという感...
これまでの流れで新作かと思いきや、思いがけずアントワーヌ・ローランさんの初の作品とのことを訳者の方の後書きで知り、読めたことが嬉しかったです。 今までの2作と比べると少し分かりにくい部分が多い気がしたけど、それでも雰囲気はそのまま、ミステリーとファンタジーの間をうろうろという感じでした。 ミッテランの帽子や赤いモレスキンの女に続く素敵な作品を読める日が楽しみです。 できれば今年は原書を読めるようになりたいなあ。
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アントワーヌ・ローランの処女作とのことで、飛びついて読みました。 面白いことは面白かったのですが、前2作(特にミッテランの帽子)があまりにも良かったため、期待値が高すぎて星マイナス1になってしまいました。 最初の作品だから、なのか、強引に感じる展開もあったように思います。逆順でミ...
アントワーヌ・ローランの処女作とのことで、飛びついて読みました。 面白いことは面白かったのですが、前2作(特にミッテランの帽子)があまりにも良かったため、期待値が高すぎて星マイナス1になってしまいました。 最初の作品だから、なのか、強引に感じる展開もあったように思います。逆順でミッテランの帽子→赤いモレスキンの女→本作と読んでいれば、より面白く感じることができたかもしれません。
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『ミッテランの帽子』や『赤いモレスキンの女』のアントワーヌ・ローランによる記憶とそれとの決別を巡る話。 雰囲気がパリ、フランスという感じ。取り扱っている素材が骨董ということもあり、フランスや家族の歴史と記憶を辿る。自分に似た人物が描かれた肖像画との出会いから彼自身の祖先やフランス革命にまで遡り、かつそれが現在の主人公にまでつながる。過去に別れてしまった道を辿り直した末に現在と決別し別の選択肢を選ぶ。 フランス語のタイトルはAilleurs j’y suisで英語にするとelsewhere if I am there。私がいるかもしれないどこか。まさにその通りのタイトル。人はどこにいるのが正解だったのか、あるいはそもそもそんな場所は存在するのか。すべてはフェイクではないのか、といったことを思った。
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期待を裏切らない世界観、面白さだった。大人のためのおとぎ話、とはよく言ったものだなぁ。なんというか、私の好きなフランスがこの人の本の中にはあります。
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