絶縁 の商品レビュー
「絶縁」がテーマだからどの作品も薄暗い雰囲気だった。けどほのかに温かみも感じる作品が多かった。(特に、『穴の中には雪蓮花が咲いている』という話が最もそれ) 全然読んだことないような国の作家さんたちの作品が読めてよかった。国が違うだけで雰囲気が全然変わる! そもそも村田沙耶香さん...
「絶縁」がテーマだからどの作品も薄暗い雰囲気だった。けどほのかに温かみも感じる作品が多かった。(特に、『穴の中には雪蓮花が咲いている』という話が最もそれ) 全然読んだことないような国の作家さんたちの作品が読めてよかった。国が違うだけで雰囲気が全然変わる! そもそも村田沙耶香さん目当てだったからだけれども、やっぱ村田沙耶香さんは圧倒的だ〜… 読者をピシャリと閉め出す感覚がくせになるよね
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「絶縁」という同じテーマでアジアの9都市9作家がそれぞれ物語を描いたら…面白いなぁ~と、しかも村田沙耶香さんだぁ…と思い手にしました。村田沙耶香さんの作品「無」は、楽しめました!「無」になりたい…とは思ってもなかなか難しいもんですね…。「無」が崇め奉られる…スゴい世界っ!!しかも...
「絶縁」という同じテーマでアジアの9都市9作家がそれぞれ物語を描いたら…面白いなぁ~と、しかも村田沙耶香さんだぁ…と思い手にしました。村田沙耶香さんの作品「無」は、楽しめました!「無」になりたい…とは思ってもなかなか難しいもんですね…。「無」が崇め奉られる…スゴい世界っ!!しかも「無街」が各地にできるって…ちょっと怖い世界っ…でも村田沙耶香さんらしい作品でした。 他の作家さんが描く作品も読み応えありました。ただ、やっぱり日本とは全く違うなぁ…って思うと、なかなか深く読み込めなくって…私には難しい作品を選んでしまったのかもしれません…。
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村田沙耶香さんは凄まじく村田沙耶香さんだった。各国の背景や歴史を知っていたらもっとたのしめたんだろうなぁという作品もいくつかあって残念だった。ほろ苦い後味。
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村田沙耶香 著「無」を目的に手に取った本。 著者の“近未来SF”チックな作風が全開でした。 フィクションだけど、どこか現実と繋がっている様な…
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アジアの作家の豪華ラインナップ。村田は相変わらずで、たまに読むとそのヘンさが心地よい。ハオ・ジンファンの作品は、彼女らしい寓話だがやや月並み。チョン・セランはさすが。こういう、ストレートに苦いテイストの作品も書くんだと思った。あとよいと思ったのは、ベトナムのグエン・ゴック・トゥと...
アジアの作家の豪華ラインナップ。村田は相変わらずで、たまに読むとそのヘンさが心地よい。ハオ・ジンファンの作品は、彼女らしい寓話だがやや月並み。チョン・セランはさすが。こういう、ストレートに苦いテイストの作品も書くんだと思った。あとよいと思ったのは、ベトナムのグエン・ゴック・トゥと台湾のリエン・ミンウェイの作品。こうしてみると結局、日本と距離的に近い国々の作家に共感しやすいのかもしれない。
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村田沙耶香さんの作品が読みたくて手に取ったが、このようなアンソロジーじゃないと決して読まなかったであろう海外の著者の作品を読むことができて良かった。
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9人のアジアの作家による短編集 村田沙耶香の「無」や郝景芳の「ポジティブレンガ」は社会の薄気味悪さを感じ、チョンセランの「絶縁」はやり切れない男社会の蛮行に傷つきながらも少し光がさしているように思った。どの作品も(そうで無いような作品もあるが)暗い現実の先に、何らかの希望が垣間見...
9人のアジアの作家による短編集 村田沙耶香の「無」や郝景芳の「ポジティブレンガ」は社会の薄気味悪さを感じ、チョンセランの「絶縁」はやり切れない男社会の蛮行に傷つきながらも少し光がさしているように思った。どの作品も(そうで無いような作品もあるが)暗い現実の先に、何らかの希望が垣間見えるのが救いだ。
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絶縁がテーマの短編集。 期待していた村田沙耶香さんの短編も良かったが、意外に他の作家さんの短編が気に入った。 幼なじみの少女と結構良い仲だったのに、結局その少女とは結ばれることなく、小さい頃の少女との会話を思い出す主人公の話(「穴の中には雪蓮花が咲いている」)は、自分の思う通り...
絶縁がテーマの短編集。 期待していた村田沙耶香さんの短編も良かったが、意外に他の作家さんの短編が気に入った。 幼なじみの少女と結構良い仲だったのに、結局その少女とは結ばれることなく、小さい頃の少女との会話を思い出す主人公の話(「穴の中には雪蓮花が咲いている」)は、自分の思う通りには世の中は進まないということ、あともう一歩踏み出せていたらという後悔などの主人公の気持ちが押し寄せてくる。ただただ切ない。 「絶縁」では、仲の良かった先輩夫婦と主人公が、ある出来事をきっかけに疎遠になるという話。そんなことで人は袂を分けてしまうものなんだな…と思うが、譲れない思想は皆それぞれ持っている。それがたまたま主人公は「遊び人ユンチャンを許すまじ」だったんだろうな。私はどちらかというと先輩夫婦の考え方に近い。芸能人の不倫等のスキャンダルって誰が面白がっているのだろうと思う。まあ、女性に恨まれるような人とはあまり近づきたくないけれど。
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村田沙耶香さんの作品が読みたくて手に取ったのですがこの本を手に取らなければ一生縁がなかったなと思う素敵な作家さんがたくさんいて、そのお国柄が出ててとても面白かったです
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日本の作家と共作しませんかと問われた韓国の作家チョン・セラン氏が「アジアの若手世代の作家が同じテーマのもと短編を書くアンソロジーはどうか?」と編集部に逆提案。それで編まれたのが本書だとか。 今回のテーマは“絶縁”。人によって、国や地域によって、こんなにもいろんな“絶縁”があり、そ...
日本の作家と共作しませんかと問われた韓国の作家チョン・セラン氏が「アジアの若手世代の作家が同じテーマのもと短編を書くアンソロジーはどうか?」と編集部に逆提案。それで編まれたのが本書だとか。 今回のテーマは“絶縁”。人によって、国や地域によって、こんなにもいろんな“絶縁”があり、それぞれが自分だけの「生」に翻弄されながらそれでも生きていくしかないのだな…。誰かに代わってもらうわけにはいかないものね。 作品ごとに作者紹介に加えて訳者解説やあとがきがあるのがうれしい。世界が広がるような一冊でした。テーマを変えたり執筆者の顔ぶれを入れ替えたバージョンも読んでみたい!
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