おばあちゃんは猫でテーブルを拭きながら言った の商品レビュー
この本、何気なく読んでみたけどとても面白い! 世界のことわざと、その国ごとの歴史や文化をサクッと読ませてくれる。「虎に翼」は韓国のことわざで、「鬼に金棒」の意味なのね。イラストもいい感じのユルさで、私もこんなイラスト描きたい。 外国の話を書いてくれる女性作家がわりと好きなことに気...
この本、何気なく読んでみたけどとても面白い! 世界のことわざと、その国ごとの歴史や文化をサクッと読ませてくれる。「虎に翼」は韓国のことわざで、「鬼に金棒」の意味なのね。イラストもいい感じのユルさで、私もこんなイラスト描きたい。 外国の話を書いてくれる女性作家がわりと好きなことに気づいた。ヤマザキマリさんやブレイディ三香子さんみたいな。金井真紀さんの他の本も読んでみたいな。
Posted by
いろんな国のことわざが楽しめる本。ことわざはその土地の慣習や文化を背景に生まれていることがよく分かる。その土地ではそんな発想になるのかーと、なかなかおもしろい。原語の文字と挿絵もあって絵本感覚で読めた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
世界のあらゆる神話は共通の概念が云々かんぬん、という話があるけれど、ことわざもそういうところあるな、と思った。 文化的な特徴があるね、と紹介されていたことわざもあれば、古今東西みんなそう思うのね、とちょっとニヤニヤしてしまうようなことわざも。 それぞれの言語や文化的な背景の話も一緒に書かれていたので、なおさら面白かった。 見出しになっていなかったけど文中でだけ紹介されていたフィンランド語の「カルサリカンニ」、私も好きだな。積極的に使っていきたい(めちゃくちゃニッチな場面しか思い浮かばない気もするが……)。
Posted by
◼️読んだきっかけ もっと自分の気持ちを言い表した言葉がないかと思って。 ◼️面白かったことわざ ◼️鼻が邪魔だと思う像はいない 他人から見たら大変そうでも、本人は苦にならない ◼️きのこと名乗ったからにはカゴに入れ 言い出したこおは最後までやり遂げろ ◼️チャペラを被...
◼️読んだきっかけ もっと自分の気持ちを言い表した言葉がないかと思って。 ◼️面白かったことわざ ◼️鼻が邪魔だと思う像はいない 他人から見たら大変そうでも、本人は苦にならない ◼️きのこと名乗ったからにはカゴに入れ 言い出したこおは最後までやり遂げろ ◼️チャペラを被って世界を歩こう 自分のルーツを大事に世界に出て行こう ◼️ヴィルコラの後に飛ぶ 前任者がいい仕事をした後、後任は大変だ ◼️貝を食べたい人は、殻を開かなければならない 楽しみを得るためには、労を惜しんではならない ◼️良いことをしたら水に流せ 善行の見返りを求めるな ◼️水牛の前でビーンを奏でる 馬の耳に念仏 ◼️卵は石とは相撲をとらない 強いものと喧嘩をするな ◼️鴨、米びつに落下 不運と幸運は予測不能。不運の後には幸運がある。 ◼️絨毯の寸法に合わせて足を伸ばせ 身の丈にあった暮らしをしなさい
Posted by
頭に「?」が浮かぶタイトル、世界のことわざとあらば読まずにいられない。 小学生の頃は、漫画つきの“ことわざ辞典”を愛読してました。 あとがき含め79ページ。 世界のことわざを、日本と比較することでより楽しめた。 例えば「猿も木から落ちる」。似た意味のことわざが、その国ならではの...
頭に「?」が浮かぶタイトル、世界のことわざとあらば読まずにいられない。 小学生の頃は、漫画つきの“ことわざ辞典”を愛読してました。 あとがき含め79ページ。 世界のことわざを、日本と比較することでより楽しめた。 例えば「猿も木から落ちる」。似た意味のことわざが、その国ならではのアイテムで表現されているのがおもしろい。 日本にない表現も、どういう国民性で、どういう暮らしをしていると生まれるのか、考えるのが楽しいし興味深い。 表紙からも分かるように、ことわざをイラスト化するとコミカルで好奇心をくすぐられる。 可笑しくて、何だか可愛い。 ことばや解釈上から、知らなかったその国の歴史・文化的背景やどういう環境で暮らしているのかが滲み出ていて、著者の体験を交えた解説もおもしろかった。 金井さんの、お人柄まで感じるような温もりのあるイラストも大好き。 もっと読みたかったので頁数が少なくて残念。
Posted by
世界の言語から面白い言い回しを見つける本はいくつかあるけれど、本書もなかなか面白い。 全部初めてきいた! まず言っておくべきは、朝鮮語の「虎に翼」。 元々は中国の思想書『韓非子』のフレーズらしい。 NHKの朝ドラのタイトルじゃないか!!(残念ながら忙しくて見られていない) 日本...
世界の言語から面白い言い回しを見つける本はいくつかあるけれど、本書もなかなか面白い。 全部初めてきいた! まず言っておくべきは、朝鮮語の「虎に翼」。 元々は中国の思想書『韓非子』のフレーズらしい。 NHKの朝ドラのタイトルじゃないか!!(残念ながら忙しくて見られていない) 日本の諺なら、鬼に金棒、ということらしい。 本書タイトルとなっている諺はフィンランド。 「意外なところに道がある、解決策は一つではない」の意味。 壁を乗り越えられないなら穴を掘るなり迂回するなり、人生にはやり方が色々あるものね。 まあ、でも猫でテーブル拭いたら毛だらけになりそう。 それはいいのか? アルメニア語の「良いことをしたら水に流せ」は、善行に見返りを求めるな、の意味。 その通り! でも…人間ができていないから、時々、褒めて欲しかったりー、ボーナスに反映させてほしかったりー…。 最後にカタルーニャ語の、「よく食べ、しっかり糞をすれば、死は恐るるに足らず」。 いつもクソッタレ、って文句ばかり言ってないで、おいしいものでも食べてうんこしてれば良い。 それくらいの気持ちでいた方が幸せかもね。
Posted by
表面に振りかけたパクチー(タイ語) ヒョウのしっぽをつかむな…(アムハラ語) 最高の料理人でも豆を焦がす(スペイン語) 「やり方はいくらでもある」と…(フィンランド語) 月の明るいあいだに糸を紡げ(ビルマ語) あなたが風でも、必ず嵐に遭うだろう(アラビア語) 鼻が邪魔だと思う象は...
表面に振りかけたパクチー(タイ語) ヒョウのしっぽをつかむな…(アムハラ語) 最高の料理人でも豆を焦がす(スペイン語) 「やり方はいくらでもある」と…(フィンランド語) 月の明るいあいだに糸を紡げ(ビルマ語) あなたが風でも、必ず嵐に遭うだろう(アラビア語) 鼻が邪魔だと思う象はいない(ズールー語) きのこと名乗ったからには、籠に入れ(ロシア語) チャペラをかぶって、世界を歩こう(バスク語) 虎に翼(朝鮮語)〔ほか〕
Posted by
世界の素敵なことわざが載っている本。個人的には鼻が邪魔だと思う象はいない(他人から見たら大変そうたでも、本人は苦にならない )がお気に入り。世界の素敵な言葉が知りたい時に。
Posted by
ヤバイヤバイ、今月も10冊読めるかどうかの瀬戸際よ♪と思っていたら、「これどう?」と職場の先輩が貸してくれる。勤務先が博物館ゆえ、こんな本を目にすることがままあるのです。 おおっ、すぐ読めるとときめきつつ開くと、ことわざのアタマの言葉とカラフルなイラストから成る目次からして楽し...
ヤバイヤバイ、今月も10冊読めるかどうかの瀬戸際よ♪と思っていたら、「これどう?」と職場の先輩が貸してくれる。勤務先が博物館ゆえ、こんな本を目にすることがままあるのです。 おおっ、すぐ読めるとときめきつつ開くと、ことわざのアタマの言葉とカラフルなイラストから成る目次からして楽しすぎる。 どの国にもほかにいくらでもことわざがありましょうが、ここで取り上げられていることわざはホンマかいなと言いたくなる楽しげなもの。トップバッターが「表面に振りかけたパクチー」ですからね(笑)。どういう意味を想像されますか。 冊数を取り繕うにも最適な絵本(笑)だけど、覚えておきたいことわざ多数。大きくうなずく。
Posted by
様々な言語のことわざを集めた本。 その国の風土や文化に即して、独自の感覚で比喩・表現されているそれぞれの言葉についうっとりとする。 その国ならではの、その国でしか生まれることがなかったであろうその言葉には、日本語訳をする以上に、そして訳しきれないよう違った味があるのではないかと思...
様々な言語のことわざを集めた本。 その国の風土や文化に即して、独自の感覚で比喩・表現されているそれぞれの言葉についうっとりとする。 その国ならではの、その国でしか生まれることがなかったであろうその言葉には、日本語訳をする以上に、そして訳しきれないよう違った味があるのではないかと思う。
Posted by