冬の縁談 の商品レビュー
今回は全く独立した4つの話。タイトルになっている話は、前作の後始末的な話だが、とてもいい話だった。後の3話も読んでて楽しい
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【収録作品】年寄同心/冬の縁談/小日向心中/冬芽 シリーズ第6作。 広二郎の反骨精神や筋を通す生きざまと、本質を見失わない融通のきかせかたが好もしい。
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拐かしにあった茜。危害は加えられなかったが噂が出ていた。茜は家から一歩も出されず、裄沢も心配していた。 そんな茜に降って湧いたような縁談は、悪い噂の人物。 裄沢の帰り道に現れたのは吟味型与力の嫡男、甲斐原佑であった。以前より茜をみそめていて、話を聞いてその勇気ある態度に感銘を受...
拐かしにあった茜。危害は加えられなかったが噂が出ていた。茜は家から一歩も出されず、裄沢も心配していた。 そんな茜に降って湧いたような縁談は、悪い噂の人物。 裄沢の帰り道に現れたのは吟味型与力の嫡男、甲斐原佑であった。以前より茜をみそめていて、話を聞いてその勇気ある態度に感銘を受けてのことだった。 とんとん拍子に進む縁談。 あちこちで噂が絶えない裄沢。 年寄り同心部屋に呼び出される。 難癖をつけられるが筆頭内与力、唐家に救われる。 南の与力の三男坊が、茶人の妾との心中騒ぎが起こる。 それに納得がいかない父である中屋。 粘り強い裄沢の調べで、心中ではあるもののその真相が抉り出される。 裄沢を追い落とそうと画策した同心の一人が引退に追い込まれ、後を継いだ若い嫡男が奉行所ないで浮いている。 親友轟次郎も心配している。 裄沢も同じ宿直の時に少し話をする。 若い新人四人が、手札をもらいたい元手先の男から、事件の捜査を依頼され、新人四人は危険にさらされるもどうにか先輩たちの助力で解決。横手新八もそれをきっかけに仲間ができたようだ。
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