うさぎ玉ほろほろ の商品レビュー
ヨモギ餅食べたくなった。西條さんの江戸モノはいい。ほんわか、ふあふあ。SDGsなんて騒いでるけど、江戸時代を手本にすれば良いという話では。「先のことなど誰にもわからず。良いか悪いは別にして、安穏こそが親が子に望む最たるものだ」
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麹町六丁目の和菓子屋『南星屋(なんぼしや)』は、主人の治兵衛(じへえ)が諸国を旅して作り方を集めたさまざまなお菓子が居ながらにして味わえると評判。 お値段もお財布に優しい。 第三弾の今回は、治兵衛や、職人の雲平(うんぺい)と同じように、旅とお菓子が大好きな若者、鹿蔵(しかぞう)...
麹町六丁目の和菓子屋『南星屋(なんぼしや)』は、主人の治兵衛(じへえ)が諸国を旅して作り方を集めたさまざまなお菓子が居ながらにして味わえると評判。 お値段もお財布に優しい。 第三弾の今回は、治兵衛や、職人の雲平(うんぺい)と同じように、旅とお菓子が大好きな若者、鹿蔵(しかぞう)が登場する。 治兵衛が全国を旅したのは15〜6年以上も昔のこと。だいぶレシピも古くなってきた。 また以前のように旅をしたい気持ちもあるが、そうも気軽に行けない。 すると、中間(ちゅうげん)として武家屋敷に奉公する鹿蔵が、自分がレシピを集めてくる、と協力を申し出てくれた。 お君や、治兵衛の弟の石海(こっかい)は、鹿蔵を胡散臭いやつ、と警戒するが・・・ 9歳で寺に入ったばかりの頃の石海さんのお話が可愛くて、ほっこり切ない。 この人にも、こういう思い出があったのだなあ・・・ そして、大人の恋は埋み火がじわじわ燃えていくようである。 しっかり者の女性がダメ男に入れ込んでしまうというのは、案外よく聞く。 まだ10歳ほどの女の子が、母親を幸せにしてくれる男に父親になってほしいと願う気持ちもいじらしい。 浮気が原因で娘と離縁するに至った男に対して、「掛け値なしにおめえの幸せを祈ってる」と言える治兵衛さんの人柄が素晴らしい。 お永と雲平さんは、どうにかなるのでしょうか? お君のこの先は・・・? みんなに幸せになってほしいなあ。 『饅頭くらべ』 違う土地に、同じ名前の菓子が存在する。 どんな味か比べてみたい。 『母子草』 江戸は火事が多い。 夫亡き後、必死で店を守ってきた母親が火事で全てを失い店をたたむ。 しかし、娘が怒ったのは母の再婚話だった。 『肉桂餅(にっきもち)』 頭脳派の長男と、職人の腕が確かな次男。 両親が後継話で揉めて、仲良しだった二人も気まずくなってしまう。 そんな二人の、幼い頃の思い出と夢は? 『初恋饅頭』 兄・治兵衛の独立を応援する、と寺に入ることを承知した五郎だったが、実家にいた時のように好きなだけ食べられず、お腹を空かせていた。 寺の薬師如来に毎日お参りに来る美緒がお菓子を持って来てくれるようになって・・・ 『うさぎ玉ほろほろ』 10歳くらいの女の子・おかやが、お永に三行半を書いてほしい!と南星屋に乗り込んでくる。 『石衣(いしごろも)』 人は、石の衣の下に本当の己を隠しているものだ。 『願い笹』 また会えますように。
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あー、読み終わってしまった。。 新作を心待ちにしていた、 和菓子が食べたくなる南星屋のシリーズ。 お君ちゃんがあまりに気持ちいい子で、 読んでいて幸せな気持ちになります。 南星屋に関わるみんながとてもいい人たちなんですよね。みんな幸せになってほしいなあ。 いろんなところに伏線が...
あー、読み終わってしまった。。 新作を心待ちにしていた、 和菓子が食べたくなる南星屋のシリーズ。 お君ちゃんがあまりに気持ちいい子で、 読んでいて幸せな気持ちになります。 南星屋に関わるみんながとてもいい人たちなんですよね。みんな幸せになってほしいなあ。 いろんなところに伏線があるので、 ちょっとしたエピソードもよーく覚えていてくださいね。
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南星屋シリーズ第3段! 今回もいろいろな和菓子に絡んで人情話が展開する。大手饅頭・菱餅・肉桂餅・初恋饅頭(抹茶饅頭)・うさぎ玉・石衣・七夕菓子。 お永の元亭主に良い縁があり、お永と雲平も少し進展の兆し?最後には平戸の金吾も登場し、キュンってなっちゃった。次作で何か起こるのかしら。...
南星屋シリーズ第3段! 今回もいろいろな和菓子に絡んで人情話が展開する。大手饅頭・菱餅・肉桂餅・初恋饅頭(抹茶饅頭)・うさぎ玉・石衣・七夕菓子。 お永の元亭主に良い縁があり、お永と雲平も少し進展の兆し?最後には平戸の金吾も登場し、キュンってなっちゃった。次作で何か起こるのかしら。まだまだ続きそう。 それにしても、お君ちゃん、あんまりおっかさんを心配させちゃダメですよ〜。
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親子三代で営む麹町の「南星屋」には、諸国銘菓を 求めて今日もお客が列をなす。麹町を大火が襲った 夜以来、店に来なくなった渡り中間を案ずる一家 だったが、思わぬところから消息が届き…。
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久しぶりの西條奈加です。 最近本がなかなか読めない。 でも読み出すと一気でした。 やはり江戸の世話物は楽しいな。
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