君の地球が平らになりますように の商品レビュー
短編集。 恋愛感情があふれていて、大学生には共感できると思う。 ポリコレ→ ポリコレとは、「ポリティカル・コレクトネス(political Correctness)」の略。直訳すると「政治的正しさ」という意味を持ち、特定のグループに対して差別的な意味や誤解を含まぬよう、政治的・...
短編集。 恋愛感情があふれていて、大学生には共感できると思う。 ポリコレ→ ポリコレとは、「ポリティカル・コレクトネス(political Correctness)」の略。直訳すると「政治的正しさ」という意味を持ち、特定のグループに対して差別的な意味や誤解を含まぬよう、政治的・社会的に公正で中立的な表現をすることを指す。 一途な気持ちが勝ちをつかまえた!と思ったけど、実は本心では理解できていなくて破局。 アイドルの苦悩。恋愛禁止だけど愛されたい! トラとの恋愛。 悩ましい。 結婚をしたいから、結婚願望のない大好きな彼氏と別れること。 悩ましい。 姉妹で争うことになった話も壮絶だった。 ホスト界の用語がわからないけどなんとなく理解できて、恐ろしさを感じた。愛なのか?負けず嫌いなのか? 自然食派に変わった壱船くんのきっかけも、愛だったと思う。 結婚したい時期の女性の揺れる感情が上手く書かれていて突き抜けていて面白い。
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斜線堂先生の作品はどれもこれも日常に潜むちょっとした負の感情を暴走させた様な そこまではいかないけど気持ちはわかる、くらいの身近さがあって好き 内容も好きだけれど特にタイトルが妙に突き刺さる
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いろんな方向にいろんな気持ちを拗らせた人たちの恋愛の話、こういうの好きです わたしもすぐ推しのこと、一生推す!!って言っちゃうけど、それを口に出すことで降りた時に推しを裏切ってしまうことになると思うと本当に強い意志を持って推していかなければいけない...って思った
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相変わらず愛のような呪いのような日常の描写が素晴らしすぎる。全部の短編を面白く読ませていただきました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
斜線堂有紀の恋愛小説はやはり斜線堂有紀だなと思うほどに斜線堂有紀だった(何を言ってるのかわからない どれもこれも全然まったくカケラも共感できない恋愛なのに、どうしようもなく心をわしづかみされる。 こんな恋はしたくない、こんな人を好きにはなりたくない、それなのにどうしてこんなに惹かれるのだろう。 誰も彼もが好きになる人気者たち、その人と一緒にいることで自分の価値もあがるような。そんな人との恋愛の、ゆるぎない間違い。外から見たら「おかしいよ」と言いたくなるその関係のなかで、それでも好きでいる自分とのあるいみ戦いのような恋愛たち。 たとえようのない居心地の悪さと、自分はこうならない、という妙な安心感。なのに、どこかうらやましくもある盲目性。 それぞれの章のタイトルもいいね。好きだ、このタイトルたち。 一番好きなお話は「大団円の前に死ぬ」。思わず泣いてしまった。これはずるい。ホストクラブには行ったことがないし、わからない専門用語だらけだけど、この姉妹の関係には泣くでしょう。斜線堂有紀、ずるいねまったく。
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