ケダモノ社長のお気に入り の商品レビュー
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父の頼みで復讐を果たすため、男装してライバル会社に潜入することになった侑美。 社長・穂高の秘書として働き始めるものの、想像していた“悪人”とは違い、彼は気さくで包容力のある魅力的な男性でした。 復讐のはずが、次第に惹かれていく気持ちを隠しきれなくなる侑美。一方で穂高もまた、どこか飄々としながら彼女を観察し、真実を知っていそうな素振りを見せます。 男装秘書×社長という突飛な設定ながら、会話のテンポがよく、重さと軽さのバランスが絶妙。 ヒロインの斜め上をいく言動に思わず笑ってしまう場面も多く、 コメディタッチで進みつつも、家族の因縁や企業の裏側といったダークな要素が物語に深みを与えていました。 裏で糸を引く人物、男装を知っていそうで知らないふりをする穂高、そしてヒロインを縛り続ける父の存在。 それぞれの思惑が絡み合い、ただのTLに留まらない展開がとても面白かったです。 特に、根明でポジティブなヒーローが、過去に縛られがちなヒロインを丸ごと囲い込んでいく流れには、分かっていてもキュンとさせられました。 ツッコミどころは確かにありますが、細かいことを気にせず“ありえない世界観を楽しむ”のが正解な一冊。 最終的にはしっかりハッピーエンドで、読後感も良く、後日談を読みたくなりました。 桐生さんの立ち位置もいいアクセントで、第二の父的存在として印象に残ります。 設定・テンポ・キャラの魅力が噛み合った、読んでいてとにかく楽しい作品でした。
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穂高社長、面倒くさいタイプだ。 一人で何でもしちゃうし、甘えるのが下手。 要は人を信用できないという。 それを男装状態ながら変えてしまった侑美の有能さよ。 「復讐」というややこしい要素さえなければ、お互いもっと素直になれただろうに。 そういう意味では侑美も面倒くさいタイプかも。 お互いが呪縛から解き放たれる話かなと受け止めた。 侑美も穂高社長も父や周囲に振り回され、価値観が凝り固まっていた人だ。 それをお互いに打開し合って、前へ進む話だったなと。 それにしても、侑美の無自覚の人たらしっぷりが凄かった。 脱いでも凄いんだよね、劇中でも言ってたけど。 本当に、あれでよく男装できてたな……(高身長、中性顔の成せる技)
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