世界金玉考 の商品レビュー
金玉のことを真面目に考える本である。 生物学、言語学、医学、文学、歴史、芸術、 その全てにアプローチを試みている。 キンタマの定義 体内から袋に落ちるキンタマ キンタマの諸説 裏の縫い目 悶絶中に起きている事 江戸時代にキンタマを蹴られて殺された囚人 犬にキンタマを食われた勝...
金玉のことを真面目に考える本である。 生物学、言語学、医学、文学、歴史、芸術、 その全てにアプローチを試みている。 キンタマの定義 体内から袋に落ちるキンタマ キンタマの諸説 裏の縫い目 悶絶中に起きている事 江戸時代にキンタマを蹴られて殺された囚人 犬にキンタマを食われた勝海舟 西郷隆盛のキンタマはデカかった ヒトラー片玉説 正岡子規のキンタマの句 加藤清正が送った「金玉」姓 宦官 一番、興味深かったのが、 生命のデフォルトは女であるという事。 その基本仕様から男性が生まれる時に、 裏の縫い目が形成される。 あと、文学的アプローチの章。 かなり、ぶっ飛んでいて面白かった。 筒井康隆「陰悩録」は、ちょっと気になる。 お風呂の排水口にキンタマが吸い込まれて 抜けなくなった男の子の話。 他に興味深いものも多かったが、 コラム的に、ちょっと読む分にはいいが、 ここまで、ずっと金玉だと痛苦しくなる。 もう、しばらく金玉はいい、、、 と、つぶやきたい気分になってしまう。
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図書館で借りた。 「キンタマ」に関する本だが、お硬そうな表紙とタイトルなのは、いたって真面目な本だからである。決して子供向けのフザけた内容でもなければ、一発屋芸人が突発的に出したような本でもない。 だからといって医学用語が飛び交うわけでもない。教養としてのキンタマだ。それも著者が...
図書館で借りた。 「キンタマ」に関する本だが、お硬そうな表紙とタイトルなのは、いたって真面目な本だからである。決して子供向けのフザけた内容でもなければ、一発屋芸人が突発的に出したような本でもない。 だからといって医学用語が飛び交うわけでもない。教養としてのキンタマだ。それも著者がフィールドワークで調べ上げた感じが素晴らしい。 特に私のお気に入りは第2章の「キンタマ言語学」だ。辞書を調べても載っていないようなスラングがあったりする。丁度外国語の本やYoutubeをたくさん見てたタイミングだったので余計インスパイアされたかもしれない。 著者が外国料理屋に行って「おたくの言葉でキンタマはどう言うのか?」と聞く様子は想像しただけで面白い。せめてマッサージ屋とかの方が良かったのではないか、なんてお節介にも感じてしまった。 買うとしたらハードルが高い気もするが、図書館で読む分には傑作な本だ。
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金玉についてこんなに真剣に考え、調べ、論じる本は他にないのでは。 女の身からすれば不思議の塊なのですが、男性からしてみても不思議の塊なんだな……と少し可笑しくなりました。 アボカドやテストの話は初耳過ぎて。ほんとですか。笑
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