騒がしい楽園 の商品レビュー
『騒がしい楽園』 結末そうきたか!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ おどろおどろしさ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 事件動機 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ ------------ 1.舞台、主人公 舞台は23区の保育園です。主人公は20代の女性保育士です。 埼玉の保育園から転園してきました。 ※『...
『騒がしい楽園』 結末そうきたか!⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ おどろおどろしさ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ 事件動機 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ ------------ 1.舞台、主人公 舞台は23区の保育園です。主人公は20代の女性保育士です。 埼玉の保育園から転園してきました。 ※『闘う君の唄を』の続編です。つながりが少ないため、順序関係なく読んで楽しめる小説です。 ------------ 2.物語の始まり 事件は園内で起こります。小動物の死骸が放置される事件です。 予算不足の保育園では、監視カメラが少なく犯行は連続して発生します。 そして、残虐性がエスカレートします。 おどろおどろしさが⭐️5個の理由です。 ------------ 3.読み終えて 二つの事件が起こります。 それぞれ動機があります。その背景には、ありえるのかも、、、という日常との接点を感じました。 動機が⭐️6個の理由です。 物語を振り返ると、下記の描写を認識できます。 ①公務員の人事評価。 ②勤務時間外手当の公平性有無。 ③警察との連携、警備強化。出来ること、やりづらいこと。 ④待機児童の問題。 ④。厚労省調べは2013年度2万人超えでした。2021年度は6千人弱、8割の自治体で解消済みとあります。この裏には、経済的理由で申請できない世帯があるはずです。潜在的な待機児童。 中山七里さんの小説。改めて、舞台が様々ですから、物語だけでなく、社会を改めて眺める機会として有難いです。
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デジタルウーマン/悪の進化論/権利と義務と責任と/ ガーディナー/エピローグ 評価されやすい授業を目指す舞子だと思っていたのに、人情味のあることもわかって何だか嬉しかった。 ただ 最後の事件はこの物語にどうしても必要だったのかなぁとモヤモヤしてる。
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前作「闘う君の唄を」のサブキャラクターであった舞子と池波が主人公となり東京の幼稚園に異動してからの物語 前作は幼稚園での生活を通して先生、保護者や園児などの人間模様に焦点が当てられていたが今作はどちらかと言うと事件に重きを置かれている そのような事情で前作より内容はダーク 合...
前作「闘う君の唄を」のサブキャラクターであった舞子と池波が主人公となり東京の幼稚園に異動してからの物語 前作は幼稚園での生活を通して先生、保護者や園児などの人間模様に焦点が当てられていたが今作はどちらかと言うと事件に重きを置かれている そのような事情で前作より内容はダーク 合理主義者で鉄面皮のような舞子でもやはり人の子 あーいう人間臭さが垣間見れたのも良かった 推理パートはそこまで難しくないかも そんなことよりもラストの園児たちの行動が素晴らしい 大人が思っている以上に子供は成長しているのだなぁと ずーっと暗めの展開が続いていただけに、このラストの反動は良かった
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Amazonの紹介より 都内の幼稚園へ赴任してきた神尾舞子。騒音や待機児童など様々な問題への対応を迫られる中、園の生き物が何者かに惨殺される事件が立て続けに起き、やがて事態は最悪の方向へ──。『闘う君の唄を』に連なる、シリーズ第2弾。 待機児童や周囲の騒音問題、児童における教育問題など幼稚園での様々な問題に取り組む先生方には本当にお疲れ様ですと言いたくなりました。 子供の教育ならまだしも、その他のケアもしなければいけない現状に先生達の心情を交えて、大変だということを学ばされました。 住民や保護者からの「圧力」には、色々イラッとするばかりでした。双方の言い分には理解できるところもありますが、 いかんせん自分勝手で理不尽な部分もあって、もう少し頭を柔らかくしてほしいなと思いました。 そんな人たちに理路整然と言う主人公の姿には、清々しさを感じさせてくれました。 ただ前半では、そういった描写があるのですが、中盤からは迫力が萎んでいくので、最後だけでもスカッと論破して、終わらせて欲しかったなと思いました。 幼稚園における社会問題だけでなく、小動物などが襲われる事件も加わり、ミステリーとしての面白さも出てきますが、意外とあっさりしていた印象でした。 というのも、頻発に事件が発生し、ある一つの事件をきっかけに主人公たちは疎外され、独自に捜査していくのですが、 怒涛のように解決するので、警察は今まで何をしていたんだと思うばかりでした。 また、事件だけが解決し、根本的な幼稚園での社会問題はうやむやでしたので、読後感もモヤモヤでした。 小説の題名である「騒がしい楽園」。もちろん幼稚園を指しているのですが、文字から想像すると、ネガティブに取られるかもしれません。 しかし、園児にとっては「楽園」であり、唯一みんなで遊べて学べる所でもあります。 一部の大人にとっては批判的でも、みんな子供を経験しています。色んな矛盾が存在しますが、双方の条件を加味して、 良い意味での「楽園」になることを願いたいです。 幼稚園の裏側では、色んな問題が存在していたことにただただ驚くばかりでした。
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年末に同著者の旧作を読んだばかりですが、新年も中山七里を読まないことには明けた気がしません。 車通勤の私は、通勤ラッシュ時の女性専用車両がそんなことになっているとは知らず、まず目からウロコ。敵は多かろう舞子先生、誰にも媚びない姿勢が私は好き。 しかし被害者が次は霊長類と聞いて、まさか子どもは殺さないだろうと思っていたのに、七里センセ、鬼(泣)。その描写はなかったのが救い。 騒音と待機児童という社会問題を扱っているのは著者らしくて面白いものの、期待値が高いせいか、犯人もその動機もショボく感じてしまいます。 12ヶ月連続刊行企画第1弾だった本作は微妙。連続刊行作品中に大当たりがあればいいな~。 ま、犯人がわかったときにはイマイチだと思ったけれど、エピローグには泣きました。終わりよければすべてよし。これだから中山七里はやめられない!?
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中山さんの作品好きなんですが、これはちょっと…登場人物の誰にも感情移入出来ませんでした。 ストーリー云々以前の話として、幼女が殺害される、ということを話途中で持ち出さないで欲しかった、です。 教え子が殺されてこの万能はあり得ない、と思いますが
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現代の幼稚園や保育園が抱える社会問題が題材のシリーズ第二弾。第一弾はモンペが問題でしたが今作では都会の幼稚園ということもあり待機児童と騒音問題に。でもきっと実際はこれにモンペ問題もあるんだろうなと思う。 おやすみラフマニノフやこちらの前作にも登場する神尾舞子が主役。夢だったであろ...
現代の幼稚園や保育園が抱える社会問題が題材のシリーズ第二弾。第一弾はモンペが問題でしたが今作では都会の幼稚園ということもあり待機児童と騒音問題に。でもきっと実際はこれにモンペ問題もあるんだろうなと思う。 おやすみラフマニノフやこちらの前作にも登場する神尾舞子が主役。夢だったであろうオーボエ奏者としてではなく幼稚園の教諭となり新たな困難と成長が描かれている。 中山先生の作品はミステリーが強めなものと社会派問題の渦中で生きる人が全面に出ているものがあるけど今回は後者。どちらも好きなので本当に面白かった!
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魚、アヒル、猫、人間の殺害と殺しのスケールが大きくなっていく展開。比較的面白く読めたが、以外性が無く、あっけなく終わった感じがする。
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